テレビを見てたら、レスリングが落ちた理由が競技人口だと言っていた。人気や国際性は何処行った?ということであるが、競技人口にしたって、それを言うなら、近代五種を止めればいいだけの話である(クーベルタン男爵云々を言うなら、オリンピックの創始競技の伝統の中核たるレスリングを外さず、それこそ歴史が極めて浅くソウル五輪のためにご祝儀で入れられたテコンドーを外せばいい)。候補を比較せずに既に落ちてしまったものの弱みだけを一方的に垂れ流す行為(間違いなくそういうことである)は見ていられないものがある。
IOCの本部はスイス(仏独語圏)で国際的組織というよりは、フランス・ドイツを中心としたヨーロッパローカルの発想が国際的と勘違いしている抜きがたいヨーロッパ中心主義があるのだろう(オリンピックの第一公用語はフランス語)。外される候補はホッケー(旧大英帝国)やレスリング(アメリカ・ロシア・イランやトルコといった中東)やテコンドー(韓国)など仏独が外しても良い競技といった性格が見え隠れする。オリンピックの種目を眺めるに、フェンシングやトランポリン・飛込競技など、何故やっているのか良く分らない種目が多いのだ。野球が入っていないのも物凄く疑問だが、野球にオリンピックが必要ない(人気)競技だというなら、レスリングにオリンピックは必要だ(人気競技でもある)。ホッケーやテコンドーも別にオリンピックは必要ないはず(放っておいても地域的な人気はある)で、近代5種を守るために理屈(オリンピックが必要)を言うなら、レスリングを残してテコンドーでも落とせばよかったということである。レスリングは人気競技だが、オリンピックこそが権威ある大会なのである(テコンドーは道場で教わるスポーツであり、ボクシングや空手と同じく特にオリンピックが無くともスポーツとして成立することは明らかだ。打撃系格闘技はプロの権威が高くその分アマチュアの頂点オリンピックの必要性が薄いところはあると思う)。つまり基準を公平に適用するなら、レスリングが外されるはずはなく、異常な決定と言える。違うと言うなら、是非オリンピックスポーツ全てに同じ基準を適用したデータを公開し議論を公開してほしい。
そういう訳で、ヨーロッパ(特にフランス)中心の政治力でレスリングが落とされたなら、残念ながら、こちらも政治力で対抗するしかないのだろう。韓国のように無理を押し通すわけでもない(禁止されている政治的発言を不問にした事件を忘れるな)から、これは許される範囲内であり、寧ろ正義の戦いだ。もしも犬猿の仲の米とイランがガッチリ手を組めば、世界平和にも貢献できるというオマケつきだ。米露イラントルコ日本が組む機会など他にまずないと言える。是非何をやってでもレスリングをオリンピックに残して欲しい。残らないなら、レスリング強豪国で組んで、暴走するIOCに商業的ダメージを与えるなど効果ある報復措置を行なうべきだ。レスリングがない東京五輪に何の意味があるだろうか。招致活動にお金を使い過ぎでそれがIOCを肥え太らせているのである。みんなでオリンピックの悪口を言ってイメージを落とせば、CMの話も来なくなる。奴らこそいけすかない偏見の塊なのである。
別にIOCがヨーロッパ中心主義というのは筆者の独自の見解ではなく、普通に言われていることであるし、オリンピック成立の経緯・本部の位置・使用言語からも間違いないところである。韓国がテコンドーを政治力(や金)で無理矢理残したという見解も近代5種こそ正直除外の本命であるという見解も筆者の独自の見解ではない。誤解なきよう。
五輪アマレス除外 東京招致も油断は禁物だ(MSN産経ニュース 2013.2.16 03:22)
>事前には、除外競技の有力候補としてテコンドーと近代五種が挙げられていた。
>テコンドーは韓国が国を挙げて残留を後押しし、近代五種は国際近代五種連合副会長でIOC理事でもあるサマランチ・ジュニア氏が積極的に活動したとされる。絶対権力者だった前IOC会長の息子でもある。
>理事会メンバーは欧州に偏り、レスリング関係者や、強豪国の米露、中東、日本からは皆無だ。欧州中心の「密室の協議」で除外されたという関係者の恨み節も、そう的外れではないだろう。
理事会メンバーは欧州に偏り強豪国の米露中東日本からは皆無というところに注目して欲しい。韓国人理事はいて、最有力候補だったテコンドーは決選投票にも残らなかったというから、公平に外される種目が決められたと思っている人間はいないはずだ(そのようなことを言う人間はよほど何も知らないか、全くの嘘つきだということになる)。
IOCの本部はスイス(仏独語圏)で国際的組織というよりは、フランス・ドイツを中心としたヨーロッパローカルの発想が国際的と勘違いしている抜きがたいヨーロッパ中心主義があるのだろう(オリンピックの第一公用語はフランス語)。外される候補はホッケー(旧大英帝国)やレスリング(アメリカ・ロシア・イランやトルコといった中東)やテコンドー(韓国)など仏独が外しても良い競技といった性格が見え隠れする。オリンピックの種目を眺めるに、フェンシングやトランポリン・飛込競技など、何故やっているのか良く分らない種目が多いのだ。野球が入っていないのも物凄く疑問だが、野球にオリンピックが必要ない(人気)競技だというなら、レスリングにオリンピックは必要だ(人気競技でもある)。ホッケーやテコンドーも別にオリンピックは必要ないはず(放っておいても地域的な人気はある)で、近代5種を守るために理屈(オリンピックが必要)を言うなら、レスリングを残してテコンドーでも落とせばよかったということである。レスリングは人気競技だが、オリンピックこそが権威ある大会なのである(テコンドーは道場で教わるスポーツであり、ボクシングや空手と同じく特にオリンピックが無くともスポーツとして成立することは明らかだ。打撃系格闘技はプロの権威が高くその分アマチュアの頂点オリンピックの必要性が薄いところはあると思う)。つまり基準を公平に適用するなら、レスリングが外されるはずはなく、異常な決定と言える。違うと言うなら、是非オリンピックスポーツ全てに同じ基準を適用したデータを公開し議論を公開してほしい。
そういう訳で、ヨーロッパ(特にフランス)中心の政治力でレスリングが落とされたなら、残念ながら、こちらも政治力で対抗するしかないのだろう。韓国のように無理を押し通すわけでもない(禁止されている政治的発言を不問にした事件を忘れるな)から、これは許される範囲内であり、寧ろ正義の戦いだ。もしも犬猿の仲の米とイランがガッチリ手を組めば、世界平和にも貢献できるというオマケつきだ。米露イラントルコ日本が組む機会など他にまずないと言える。是非何をやってでもレスリングをオリンピックに残して欲しい。残らないなら、レスリング強豪国で組んで、暴走するIOCに商業的ダメージを与えるなど効果ある報復措置を行なうべきだ。レスリングがない東京五輪に何の意味があるだろうか。招致活動にお金を使い過ぎでそれがIOCを肥え太らせているのである。みんなでオリンピックの悪口を言ってイメージを落とせば、CMの話も来なくなる。奴らこそいけすかない偏見の塊なのである。
別にIOCがヨーロッパ中心主義というのは筆者の独自の見解ではなく、普通に言われていることであるし、オリンピック成立の経緯・本部の位置・使用言語からも間違いないところである。韓国がテコンドーを政治力(や金)で無理矢理残したという見解も近代5種こそ正直除外の本命であるという見解も筆者の独自の見解ではない。誤解なきよう。
五輪アマレス除外 東京招致も油断は禁物だ(MSN産経ニュース 2013.2.16 03:22)
>事前には、除外競技の有力候補としてテコンドーと近代五種が挙げられていた。
>テコンドーは韓国が国を挙げて残留を後押しし、近代五種は国際近代五種連合副会長でIOC理事でもあるサマランチ・ジュニア氏が積極的に活動したとされる。絶対権力者だった前IOC会長の息子でもある。
>理事会メンバーは欧州に偏り、レスリング関係者や、強豪国の米露、中東、日本からは皆無だ。欧州中心の「密室の協議」で除外されたという関係者の恨み節も、そう的外れではないだろう。
理事会メンバーは欧州に偏り強豪国の米露中東日本からは皆無というところに注目して欲しい。韓国人理事はいて、最有力候補だったテコンドーは決選投票にも残らなかったというから、公平に外される種目が決められたと思っている人間はいないはずだ(そのようなことを言う人間はよほど何も知らないか、全くの嘘つきだということになる)。