観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

民主党の「現実路線」

2009-07-24 05:32:25 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 7月23日11時49分 民主、「インド洋撤収」を政策集から削除 現実路線
http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY200907230147.html

現実路線とか言ったところで、民主党内左派・連携を組む社民がいるのだから、安全保障分野が脆弱であることには何ら変わりありません。結局のところこれは人の問題です。また、この記事を見る範囲では、補給支援特措法が切れた後に、アフガン問題をどうする気なのかが、全然見えてきません。朝日さんの期待が滲み出ているのは分かりますが、これを見ても評価はさほど変わらないです。

>消費税は税率5%を維持し、税収全額相当分を年金財源にあてる。変える際は、引き上げ幅や使途を明らかにし、国民の審判を受けて具体化する。

少子高齢化を理由にして消費税を上げる地ならしだけしておいて、ギリギリまで引っ張り、国民がもうダメだと思うまで引っ張った上で、安全に審判を受けるつもりと解します。少なくともこの記事から財政政策上の観点は見えてきません。消費税問題なんて私に言わせれば、この国が如何に(強力に反対してきた野党も含め)政治家の力が強いかの証左に他ならず、国民・世論の力の強力さを示すものに他なりません(乗っかれば人気を稼げることも分かっています)。財務省がそんなに強力なら、とっくの昔に消費税はとても高額になっていたでしょう。

>「消えた年金」「消された年金」問題は、国家プロジェクトに位置づけ、2年間集中的に取り組む。

asahi.com 政治 2月17日22時13分 ミスター年金に「先生が問題」 元改ざん調査委員長
http://www.asahi.com/politics/update/0217/TKY200902170330.html
>紙台帳が正しいとは限らず、照合しても全面解決はできない
>無駄な作業にお金を使うなら、被害者救済に回すべきだ
こうした批判を無視して追及を頑張ってきたのが民主党です。結局のところ、国民の税金をどう効率的に使うかということにさしたる関心はなく、国民に政治ショーを見せて人気を取りたいというのが本音でしょう。社保庁が杜撰だとか、管理者(自公政権)責任追及だとかを2年間はやって人気を稼ぎ、残りで年金問題に道筋をつけ、手柄を全て掻っ攫おうということですね。この狡っからさが民主党の「現実路線」です。政策的に何か優れているということはないんですな。優れていたら、あるいはファンになっていたかもしれませんが、そういうところはこれまで感じたことはありません。これで「政治主導」なのだから笑わせます。

>公立高校授業料を無料化、私立高校授業料分も補助(年12万~24万円程度)し、無償化する。

財源、財源。

仰ることはごもっとも

2009-07-24 04:37:06 | みんなでやろうぜ
勝った後の国会戦術もしかり、どう戦う気なのか(これまでの戦いぶりにも)、些か疑問も残っていますが、決意も新たに自民党・公明党で過半数を目指し(細田幹事長)応援していきます。

MSN産経ニュース(麻生ぶら下がり)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090723/plc0907232122006-n1.htm

【業界団体回り】
仰ることはごもっとも。街頭演説に関して言えば、確か高知県連から呼ばれていたのではないかと記憶しますが、支部の意向を大切にしながら、そのうち始めてほしいですね。少しでも支持率が上がれば、いいきっかけになると思うのですが。

>(※民主党の)インデックスはマニフェストではない。
>今、マニフェストを出されているのは国民新党だけだと思います。まだ民主党も出しておられないという段階で、自民党だけが遅れているかのごとき話とは違うと思いますが

こちらもごもっとも。私も自民党のマニフェストの遅れがどうしたこうしたの報道を鵜呑みにしてしまったかもしれません。以後気をつけていきます。どこに地雷(というかインチキ)があるか分かったものではないですね。民主党サイドも本音は「世論の行方を見極めてから」にしたいのでしょう。それでも仕事が速いとの「評価」をつけて、「流れ」を作り出そうと。

>(※民主党の安全保障政策について)僕はただ、その内容を読んでませんから、ほんとにどの程度、どういう表現になっているのか分からん、分からんから、あなたの話だけで聞くと、あれだけ国会で反対して、選挙が近くなったら現実的になった。ブレたっていうのはそういうことじゃないのかね、と言いたくなるけどね

世のなか、複雑怪奇でありますから、実際問題ブレてない人間というのは、自分でものを考えていない人間だけです。麻生がブレたという話も、本質的な批判は少なく、酷いものでした。首相が方針を変えれば、従うものが振り回される(だから慎重であれ)という話だけが本質的ですから、政府与党支持者以外からこの種の批判は出ないはず(やはり報道機関は政党の支持を明らかにした方が特に政局報道のクオリティは上がる)なんですよね。野党が何か調子に乗ってましたが、一泡吹かせたいものです。

ブログタイトル変更いたしました

2009-07-24 03:10:16 | 日記
やる気も出てきましたし、考えもそこそこ纏まりましたので、再開いたします。ブログタイトルも変更いたしました。改めて反政権交代論ブログとして、やれ「政権交代」だの「民主主義ではない」だのぬかしている連中に、物申すブログでありたいと思います。今更変更とかないですよ。

そもそも、どうして「政権交代論」に反対することに拘っているのか、不思議に思っている人もいると思うので、私がブログ開設に至る経緯を書いておきます。

とりあえず、私が政治に興味が有ったのは、それこそ昔からで、おそらく社会科のお勉強が得意だったことに起因します(後は理科・現代文あたりは明らかに得意だった)。基本的に興味が有れば勝手に勉強し、無ければ(本当に)やらないという困った男であります。まあ、何かしら面白いと思ったんでしょう。とはいえ、政治ばかりに狭く興味があったというわけでもないのも当時からです。それでも安倍政権末期までは、多少のゆれはあっても、なんとなく自民支持で、積極的に自分がなにかやろうという意識はありませんでした。

政治に対し積極的に発言できないかと思いはじめたのは、結局のところ、当時入り浸っていたサイトの方々が、(確か)安倍政権末期に急変して、それまでの論調を一変させ、何か民主党政権成立にむけて誘導し始めたことがきっかけでした。どのサイトかは申し上げませんが、あまりにも不可解でありましたので、さすがに納得いかず、私は大概抵抗していたのですが、結局のところ、立ち去って今に至ります。その後、居ついたとあるサイトでも、この急変劇は起こり、そこも結局立ち去るに至りました。どう見ても「政権交代論」が大義名分になっているのだろうなと観察した次第で、このようなインチキを許していては、政治はどんどん悪くなるだろうなと確信するに至ったのが経緯です。

いや本当に酷いんですよ。これまでそんなこともなかったのに、急に自民党を攻撃したりし始めますから。また、前提となる知識がないと分からないような陰険な手口も使いますしね。私も納得しなければ考えを変えない方なので、周囲に同調せず、今に至っています。嫌だからといって変えてより悪い方が来たらどうする、という素朴な疑問は未だに消えないままです。インチキを通すための下準備以外の何ものでもないんですね。

いわゆる「政権交代論」のお粗末さ・実態について、これまでもいろいろ書いてきたので、これ以上改めて述べることはいたしません。まだ、書いていないこともあるので、これからもボチボチ書いていくでしょう。そんなわけで、この期に及んでも「政権交代」に反対し続けます。それが目的なんだから、仕方がない。

衆院選が終わったら(政権交代論に反対することの意味が薄くなれば)どうするのかと言えば、(書くつもりもなかった)ブログも自分なりに軌道に乗ってきましたので、政治マニアとして適当に続けながら、いい加減自分の生活の方を大事にした方がいいなと思っています。