最終的かつ不可逆な合意を守ってもらうことが絶対条件ですが、筆者が日韓関係改善を考えていない訳ではありません。
異常に難しいようにも思える日韓関係改善ですが、関係改善のヒントは韓国の歴史にあると思います。韓国の大統領で親日派と言われれば、どちらかと言えば保守派で、その経歴から朴正煕大統領が挙げられることが多いような気がしますが、ここでは取り上げません。大体が娘がああなってタイミングが非常に悪い訳です。娘の1000年恨みます発言もありましたし、それほどは親日派でないようにも見えます。朴槿恵大統領の妹朴槿令は日本人から見ていい人にも見えますし、親子揃って最終的かつ不可逆な合意で納得したのですから、韓国人から見たら親日派なのかもしれませんが、日本人からしたら特に姉は首をひねるところがあります。親も韓国出身の日本評論家である呉善花さんが反日イデオロギーが教育の中で国民に教えられたとしていますね。まぁ実際のところは良く分かりませんが、韓国とはよほど日本に敵対意識がある国のように思えます。韓国にしたら併合を言いたいんでしょうし、理解できるところもありますが、時計を撒き戻せる訳ではありません。
そういう訳で注目するのは左派の金大中(ウィキペディア)大統領です。文在寅大統領は金大中大統領と深い縁があって、>盧武鉉の死後、自身の死去(2009年8月18日)の約2ヶ月前に、文在寅、朴智元、丁世均、安熙正らを呼び、「必ず政権交代を果たしてほしい。私は年老いて病気で先が長くない。あなたたちがしなければならない」と言い遺していた。この金大中の「遺言」を受けて文在寅は政界入りを決意し、8年後の2017年5月9日の大統領選挙に当選して第19代大統領に就任した。・・・ということのようです。>盧武鉉、江沢民のように強固な反日姿勢はとっておらず、二度命を救われている日本に対しても寛容な立場で、潜在的親日派とされているが、国の事情により、親日に踏み込んだ発言まではしなかった。>1998年の来日に先立って、政府として天皇を表す「日王」の呼称を取り止め、「天皇」を使用することを公式に宣言。また、来日前から「過去の清算」に強い意欲を持っていたとされる。皇居での晩餐会での天皇の言葉に対する答辞では、植民地支配など過去の歴史の傷には触れなかった。愛子内親王の誕生に際しては「皇室と国民が待ちこがれた皇孫が誕生した事を、韓国国民とともに心よりお祝いします。皇室がこの度の慶事を機に、一層繁栄することを確信します」との祝電を送った。また、金は日本の常任理事国入りに対する韓国国内の支持を求めていた。>映画や音楽などの日本文化を受容することも表明。・・・ということですから、日本に友好的な部類の大統領だったことは間違いないでしょう。ただし>最も良好な時代でさえ産経新聞の黒田勝弘・ソウル駐在客員論説委員は「教科書問題について小渕総理との間で過去は清算したと述べていたにも関わらず、日本で保守系の教科書(新しい歴史教科書をつくる会)が検定に通ると35項目の修正要求をしてきた」と韓国の動くゴールポストは変わっていないと批判している。・・・ということですから、どうしても歴史は言いたくなるようですね。ユネスコの時の韓国もそうでしたが、日本の「歴史問題」は韓国の勘違いが多いような気はしますが、中々厄介な問題かもしれません。歴史で世論を煽らない大統領が現れてくれればいいのですが、遠い未来のようです。
金大中大統領が日本に対して比較的友好的な態度をとったのは、日米両国に滞在して民主化運動を戦った経歴があるかもしれません。日本ではKCIAの暗殺事件もあって、反発の気持ちが無くもなかったようですが、日本が無かったら自身がどうなっていたか分からない訳で感謝の気持ちはあったのでしょう。韓国はスワップ要請したり、平昌五輪の出席を促したり、時々日本を動かすことを試みますが、不思議なのは日本人から見て一方的に自身に有利な交渉を大っぴらにすることです。ふっかけ交渉術かもしれませんが、そういうのは交渉の場でやるものであって、いきなりどド~ンと自身に有利な交渉をブチ上げられると、日本人はわりとウンザリする生き物だと思います。日本に対しては頭が下げられなく頭を下げさせたい民族のように見えますが、困ったものですね。そういうところだと思うんですが。いずれにせよ、韓国にとっての日本の重要性が理解できればいいんですが、 文在寅大統領も中々難しいのかもしれません。本人が日韓関係改善に積極的なのは、金大中大統領を意識しているのかもしれないとは思いますが、一方的な思い入れのようにも見えます。いずれにせよ、日韓関係改善を意識するならば、こういうことは考えざるを得ません。
ただし、あまり今金大中を連呼するのも勿論どうかです。やはり親北ですからね。一致して北に圧力をかけなければならない時に、親北的行動は困りますね。その他いろいろ粗を探せば結構多い印象もありますが、「両国は戦略的な利益を共有する最も重要な隣国であり、関係を改善していきたいと思っている」(安倍首相)ということですから、何とか改善に向かえばいいだろうと思っています。それもこれもゴールポストを動かす韓国の行動で台無しになっている印象もありますが、何とも困ったものです。いざ有事に邦人救出を米国に頼らなければならないとか、共通の問題(拉致問題は韓国にもあるとされます)で手を携えることができないとかそういう状況を野放しにするべきではないんだろうと思いますが、中々難しいところだと思います。とにかくまずはゴールポストを動かさないことでしょう。幾度と無く問題は指摘していますが、互いにエスカレーションするとマネジメント不能になりますから、ある程度冷却していくことが大事なんでしょうね。北の同族のミサイル発射みたいなもので、準備を怠らず淡々と対応するしかないのかもしれません。さすがに最終的な破局を迎えると日本もタダでは済みません。金持ち喧嘩せず。挑発がイラつくのは十分分かりますが(笑)。
異常に難しいようにも思える日韓関係改善ですが、関係改善のヒントは韓国の歴史にあると思います。韓国の大統領で親日派と言われれば、どちらかと言えば保守派で、その経歴から朴正煕大統領が挙げられることが多いような気がしますが、ここでは取り上げません。大体が娘がああなってタイミングが非常に悪い訳です。娘の1000年恨みます発言もありましたし、それほどは親日派でないようにも見えます。朴槿恵大統領の妹朴槿令は日本人から見ていい人にも見えますし、親子揃って最終的かつ不可逆な合意で納得したのですから、韓国人から見たら親日派なのかもしれませんが、日本人からしたら特に姉は首をひねるところがあります。親も韓国出身の日本評論家である呉善花さんが反日イデオロギーが教育の中で国民に教えられたとしていますね。まぁ実際のところは良く分かりませんが、韓国とはよほど日本に敵対意識がある国のように思えます。韓国にしたら併合を言いたいんでしょうし、理解できるところもありますが、時計を撒き戻せる訳ではありません。
そういう訳で注目するのは左派の金大中(ウィキペディア)大統領です。文在寅大統領は金大中大統領と深い縁があって、>盧武鉉の死後、自身の死去(2009年8月18日)の約2ヶ月前に、文在寅、朴智元、丁世均、安熙正らを呼び、「必ず政権交代を果たしてほしい。私は年老いて病気で先が長くない。あなたたちがしなければならない」と言い遺していた。この金大中の「遺言」を受けて文在寅は政界入りを決意し、8年後の2017年5月9日の大統領選挙に当選して第19代大統領に就任した。・・・ということのようです。>盧武鉉、江沢民のように強固な反日姿勢はとっておらず、二度命を救われている日本に対しても寛容な立場で、潜在的親日派とされているが、国の事情により、親日に踏み込んだ発言まではしなかった。>1998年の来日に先立って、政府として天皇を表す「日王」の呼称を取り止め、「天皇」を使用することを公式に宣言。また、来日前から「過去の清算」に強い意欲を持っていたとされる。皇居での晩餐会での天皇の言葉に対する答辞では、植民地支配など過去の歴史の傷には触れなかった。愛子内親王の誕生に際しては「皇室と国民が待ちこがれた皇孫が誕生した事を、韓国国民とともに心よりお祝いします。皇室がこの度の慶事を機に、一層繁栄することを確信します」との祝電を送った。また、金は日本の常任理事国入りに対する韓国国内の支持を求めていた。>映画や音楽などの日本文化を受容することも表明。・・・ということですから、日本に友好的な部類の大統領だったことは間違いないでしょう。ただし>最も良好な時代でさえ産経新聞の黒田勝弘・ソウル駐在客員論説委員は「教科書問題について小渕総理との間で過去は清算したと述べていたにも関わらず、日本で保守系の教科書(新しい歴史教科書をつくる会)が検定に通ると35項目の修正要求をしてきた」と韓国の動くゴールポストは変わっていないと批判している。・・・ということですから、どうしても歴史は言いたくなるようですね。ユネスコの時の韓国もそうでしたが、日本の「歴史問題」は韓国の勘違いが多いような気はしますが、中々厄介な問題かもしれません。歴史で世論を煽らない大統領が現れてくれればいいのですが、遠い未来のようです。
金大中大統領が日本に対して比較的友好的な態度をとったのは、日米両国に滞在して民主化運動を戦った経歴があるかもしれません。日本ではKCIAの暗殺事件もあって、反発の気持ちが無くもなかったようですが、日本が無かったら自身がどうなっていたか分からない訳で感謝の気持ちはあったのでしょう。韓国はスワップ要請したり、平昌五輪の出席を促したり、時々日本を動かすことを試みますが、不思議なのは日本人から見て一方的に自身に有利な交渉を大っぴらにすることです。ふっかけ交渉術かもしれませんが、そういうのは交渉の場でやるものであって、いきなりどド~ンと自身に有利な交渉をブチ上げられると、日本人はわりとウンザリする生き物だと思います。日本に対しては頭が下げられなく頭を下げさせたい民族のように見えますが、困ったものですね。そういうところだと思うんですが。いずれにせよ、韓国にとっての日本の重要性が理解できればいいんですが、 文在寅大統領も中々難しいのかもしれません。本人が日韓関係改善に積極的なのは、金大中大統領を意識しているのかもしれないとは思いますが、一方的な思い入れのようにも見えます。いずれにせよ、日韓関係改善を意識するならば、こういうことは考えざるを得ません。
ただし、あまり今金大中を連呼するのも勿論どうかです。やはり親北ですからね。一致して北に圧力をかけなければならない時に、親北的行動は困りますね。その他いろいろ粗を探せば結構多い印象もありますが、「両国は戦略的な利益を共有する最も重要な隣国であり、関係を改善していきたいと思っている」(安倍首相)ということですから、何とか改善に向かえばいいだろうと思っています。それもこれもゴールポストを動かす韓国の行動で台無しになっている印象もありますが、何とも困ったものです。いざ有事に邦人救出を米国に頼らなければならないとか、共通の問題(拉致問題は韓国にもあるとされます)で手を携えることができないとかそういう状況を野放しにするべきではないんだろうと思いますが、中々難しいところだと思います。とにかくまずはゴールポストを動かさないことでしょう。幾度と無く問題は指摘していますが、互いにエスカレーションするとマネジメント不能になりますから、ある程度冷却していくことが大事なんでしょうね。北の同族のミサイル発射みたいなもので、準備を怠らず淡々と対応するしかないのかもしれません。さすがに最終的な破局を迎えると日本もタダでは済みません。金持ち喧嘩せず。挑発がイラつくのは十分分かりますが(笑)。