今回の旅の第三の目的の場所は秋田駅である。 実は、3月16日のダイヤ改正後の秋田新幹線(奥羽本線)を眺めていたら、とんでもないものを見つけた。
ホームで見つけた懐かしい列車群の写真
こまち16号東京行が秋田を9:12に発車するのだが、驚いたことに奥羽本線の普通湯沢行も秋田を9:12に発車する。
非常に珍しい標準軌用の在来線車両
これだけ聞いても鉄道ファン以外の方は何とも思わないと思うのだが、秋田新幹線区間の秋田-大曲間では、在来線用の狭軌(1067ミリ)と新幹線用の標準軌(1435ミリ)がそれぞれ単線で並ぶ「単線並列」という方式が取られている(一部区間は線路が3本引かれた三線軌条)。
私と同じ考えの鉄道ファン
すなわち、何は起こるのかというと、標準軌を走る「こまち」と狭軌を走る普通列車が並んで走ることになる。 普段利用している山陽新幹線や東海道新幹線では、絶対に見ることができない光景である。
並走(1)
並走(2)
並走(3)
並走(4)
並走(5)
秋田駅で待機していると、幸い、両列車とも定刻に出発し、並走して去っていく姿を確かめることができた。 その後、秋田新幹線を利用して田沢湖まで向かった。
この秋田新幹線の運用も興味深い。 まず、大曲までは座席が後ろ向きのまま走行する。 これまた山陽新幹線等では、経験できないものである。
大曲で進行方向が変わり、通常に戻るのだが、大曲からは単線区間が続く。 すなわち、またまた山陽新幹線等ではあり得ない駅での待ち合わせがある。
逆方向の列車の乗客の姿も確認できる。
From Face Book: Unusual sights of Akita Shinkansen.