現在、多くの学会やシンポジウムがオンラインとなっている。 基本的には、Zoomが多用されており、個人の講演を聴くことに関しては共有資料も見やすく、特に不便なこともない。 ただ、問題はポスター発表で、昨年の某シンポジウムでは、Zoomが使われたが、ほとんど機能していなかった。 そんなこともあり、先日の「有機π電子系学会」では担当者に、何とかポスター発表に適したソフトを探していただくようにお願いしていた。 実際には、「Slack」というツールが用いられた。 これは「Searchable Log of All Conversation and Knowledge」のことで、所謂、コミュニケーションツールである。 私自身、それまで使ったことがなかったため、随分と事前にトレーニングさせてもらった。 まだまだ初心者だが、一番の利点は、発表者が共有した資料をこちらからの操作で自由に見ることができる点である。 具体的には、パワーポイントファイルのページ移動ができる、さらに質問も、音声と書き込みの両方が使えるので、そんなに不便は感じなかった。 それにしても、凄い時代になったものである。 学会発表と言えば、ブルースライドしかなかった頃から考えると、隔世の感がある。
From Face Book: Slack: Searchable Log of All Conversation and Knowledge.