芋づる式

　　　　　　　

芋づる式とはこのことを言うのだろうか。　理化学研究所の小保方晴子氏の論文に関する不正と思われる事項が、次から次へと指摘されている。　核心部分は、専門外なのでコメントはできないが、博士論文のイントロ部分について米国立保健研究所（ＮＩＨ）が幹細胞の基礎知識を一般向けにネット上に掲載している文章との比較が出ていたが、あれだけの行数の表現がほぼ同じでは、盗用したと言われても仕方がないであろう。　イントロではあるが、研究の背景とともに、何故、この研究を行ったのか？　過去のものとどこが違い、どこが優れているのかを示す導入部分であり、非常に重要なものである。　確かに、ネイティブスピーカーの言い回しを参考にすることも、正直、少なくはないが、複数行にわたって同じになることは有り得ない。　あのように一時的に脚光を浴びた科学者だけに、その反動も大きいだろう。