旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

福岡大学での講義スタート

2024-04-17 12:51:23 | 行事(大学関係)

     

昨年度に引き続き、福岡大学での講義「自然界と物質の化学」がスタートした。 基本的には、文系の学生向けの一般教養自然科学の科目である。 

     

     

実は、昨年は講義初日まで、こちらの思い込みで理系の学生を想定していたこともあり、講義資料内容を大幅に作り直すことになった。 今年度は、そんな心配はないが、一方、昨年と講義対象の学年と人数が随分と変わっている。 

     
     地下鉄直結のキャンパスである

     

昨年度は、全員1年生で約70名であったが、今学期は、全学年の学生(3、4年生が約半分)が受講しており、また受講生数も約150名と多い。 よく考えると、こんな大人数を相手に講義をやったことはないような気がする。

     

From Face Book: The new class has just started at Fukuoka University.

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新任教員研修

2024-04-04 21:39:50 | 行事(大学関係)

     

定年退職後ではあるが、もちろん新任教員なので、伊都キャンパスで開催された「新任教員の研修(令和6年度 第1回全学FD)に出席した。 

     

     

まさかこの歳になって、この種の研修に参加するとは考えてもいなかったが、大学も変わり、また何よりも時代が変わってしまったので、最新の情報を得ることにした。 約2時間半、内容の濃い研修であった。 まあ、約40年前にも助手として採用されたのだが、当時はこんな研修などあるはずもなく、まさに隔世の感がある。 

     

新学期もスタートしたばかりで、キャンパスには多くの学生の姿があった。 そこで、ちょっと気になる看板を見つけた。 

     

どうもオリエンテーションに関する注意事項であるが、その禁止事項の最初に、「ヘルメットの着用及び竹竿・金属棒・マイク等の使用を行う行為」とあった。 今の学生がこれを読んで、一体何を想像するのであろうか? 我々の世代であれば、学生運動の象徴のような物品であり、ちょっと懐かしい感じもするが、もう最近ではほとんど見ることもなくなった。 多分、総長をはじめ、もうあの時代を経験した現役の先生方はいないはずである。 どうせなら、「角材」も加えて欲しかったものである。

     

From Face Book: The 1st faculty development for new faculty members.

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吉澤先生最終講義

2024-03-09 09:27:27 | 行事(大学関係)

     

先導物質化学研究所の吉澤一成教授の最終講義に出席した。 約1時間半の講義であったが、吉澤先生はあの福井謙一先生の最後の学生ということで、量子化学に基づく計算と実験化学との融合による研究内容は非常に面白かった。 

     

     

     

よく考えると、学会も含め、この分野の話はほとんど聴く機会はなかったこともあり、理論が先行し、その結果を求めて実験を進めるというような手法も新鮮であった。 ちなみに、吉澤教授は本年度日本化学会賞を受賞されている。 

     

九大はちょうど前期日程の合格発表が行われていたが、こんな近代的なキャンパスで学べる新入生を羨ましく感じる一方、彼らが社会を担う数十年後は、高齢化、人口減の社会が待っている。 そう考えると複雑である。 

     

     

途中、西新で下車して、「しばらく」でラーメンを食べた。 中学の頃から通っているので、もう50年以上のつきあいである。

From Face Book: The last lecture by Prof. Yoshizawa.

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國武先生 米寿祝賀会

2024-02-18 19:43:59 | 行事(大学関係)

     

大学時代の恩師である國武豊喜先生の米寿をお祝いする会が行われた。 

     

     

私が4年次に配属になったのが國武研究室で、修士、博士課程と大変お世話になった。 

     

     

よく考えると、卒業研究で配属された研究室の教授が、私が定年退職後も元気で活躍されていること自体、珍しいことのような気がする。 

     

     

     

     

     

とにかく、御年88歳には全く見えない、日本人の男性の平均寿命をはるかに越えているのだが、今も、研究の第一線で活躍されている。 

     

     
     1982年の國武研究室(20代前半の私がいる)

祝賀会の中では、多くの懐かしい写真も披露され、皆、時間を遡ることができた。 上の写真は私が修士2年生の時のものである。
「合成二分子膜」が全く新しい領域としてスタートし、世界から注目が集まる中、最先端を走るグループとして、全員、
研究に燃えていた頃である。 國武先生の他、O先生、N先生、S先生もおられ、よく考えると、今ではあり得ない
研究室であった。 今思うと、あの時代の國武研究室に所属できたことは、まさに人生の宝となっている。

     
     長崎大学との夏の研修(博士課程の頃の私がいる)

65歳で定年を迎え、年金生活に入りますとは、とても先生の前では言えない。 

     

恩師の元気なお姿を見ると、こちらも、まだまだ頑張らなければと強く思うものである。 また、二次会にも、元気一杯で参加されていた。 まさに、化学界のスーパーマンである。

     
     二次会で懐かしい面々と(平均年齢 70歳!)

From Face Book: The 88th birthday celebration of Prof. Kunitake, my former boss.

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やっぱり対面

2024-02-14 15:09:16 | 行事(大学関係)

     

今年2回目の阪大での打ち合わせ会議が終日行われたが、現在関与している調書作成もほぼ終わりになりそうで、ほっとしている。 

     

統一した修正や加筆には、やはり対面でコピーを片手に行わないと進まないような気がする。 

     

     

夜は、また美味しいビールを楽しめた。

From Face Book: After all the meeting in person.

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期末試験(もう1年)

2024-02-10 11:59:14 | 行事(大学関係)

     

月並みだが、時の流れは早いものである。 ほぼ1年前、大学での講義(期末試験)もこれで最後になるなあ、と思ったものだが、縁あって非常勤講師として同じ科目を今年度担当したのだが、その期末試験を迎えた。 ふと3年前、同講義を遠隔で実施したことを思い出した。 正直、教える内容は十分に伝わったとは思えない、その彼らも卒業研究を行っているのだが、影響はないのだろうか? 

From Face Book: The final exam in school year 2023.

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久しぶりの研究会

2024-02-09 07:31:26 | 行事(大学関係)

     

久しぶりに研究会に出席した。 現在、拠点コーディネーターを務めている「物質・デバイス領域共同研究拠点」活動の一つであるアライアンスの分科会が九大伊都キャンパスで開催された。 

     

     

     

北大、東北大、東京工大、阪大、九大の各研究所から成るネットワーク事業と並行して、アライアンス事業も行われており、専門別に五つの分科会に分かれ、今回はその中の分科会(G3)(生物化学関連)が実施された。 

     

     

参加者ほぼ全員が発表し、グループに別れ共同研究の可能性を探るというもので、研究ポテンシャルの高い先生方ばかりだったので、非常に勉強になった。 

     

     

     

     

その後、懇親会も行われた。

     

From Face Book: Workshop of “Crossover Alliance, G3”

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職場の忘年会

2023-12-20 12:55:27 | 行事(大学関係)

     

10月から勤務している物質機能評価センターの忘年会が行われた。 私の歓迎会も兼ねていたのだが、よく考えると、このように新しい組織に加わっての歓迎会は、32年ぶりとなる。 

     

     

     

現職場が古巣とは言っても、いろいろなことが大きく変わってしまい、また立場も以前とは異なるので、意識的には新人という感覚である。 ただ、日々、科学に触れることができるのは楽しいものである。 今回は、春日市で飲んだのだが、この辺りも、約30年前とは、全く変わっていた。

     

From Face Book: The year-end and welcome party.

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第16回有機π電子系シンポジウム(2)

2023-12-18 19:49:01 | 行事(大学関係)

     

本シンポジウムの特徴は、何と言っても、参加者全員が同じ場所で宿泊するということである。 そんなわけで、夕食後の懇親会では、教員や学生、皆、一同に会して、時間を気にすることなく、さらに気楽な服装で、深夜まで酒を飲むことができる。 

     

最近は、諸般の事情でこのような形式のセミナーは減少傾向にあるようだが、個人的には非常に大事な場だと思っている。 

     

また、和室に布団を並べ時間を気にせず、先生方といろいろな話で盛り上がるのも楽しいものである。 

     

ポスター賞の発表で本シンポジウムは終了した。 来年は、鎌倉での開催が予定されている。

From Face Book: The 16th symposium on organic p-electron system (2).

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第16回有機π電子系シンポジウム(1)

2023-12-16 16:49:04 | 行事(大学関係)

     

第16回有機π電子系シンポジウムに参加するために、姫路から姫新線に乗り換え、播磨新宮駅に向かった。 

     

     

     

     

阪神地区の大きな鉄道ネットワークに含まれている姫路から分岐しているのだが、姫新線は急にローカル線の雰囲気を帯びてくる。 この路線に乗るのは数回目だが、途中のたつのにある鉄道模型の「昭和レトロ情景館」に立ち寄ったことがある。 

     

シンポジウムは「国民宿舎 志んぐ荘」で開催された。 昨年度は会長として参加したが、今回は、一般参加で気楽に講演を聞くことができた。 

     

     

     

学会賞受賞講演、招待講演2件、依頼講演4件、その他、学生によるポスター発表が行われた。 もう、自分で研究を指導することはないが、こうやって化学の講演に触れるのは楽しいものである。 

     

     

     

また、本シンポジウム恒例の総会と、また、今年亡くなられたI先生を偲ぶ時間も設けられた。

From Face Book: The 16th symposium on organic p-electron system (1).

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質問できない学生

2023-12-08 14:34:24 | 行事(大学関係)

     

担当している「有機化学基礎」の中間試験を実施した。 試験範囲等については、2週間前に通知しておいたが、その際、本工学部の学習支援室の利用を強く勧めていた。 この学習支援室は、講義内容について質問や疑問点がある場合に、気軽に専門の先生に尋ねることができる制度で、化学に関しては、A先生が水曜日の午後に待機されている。 特に、A先生は有機化学がご専門ということもあり、多くの学生が利用したものと思っていたのだが、今朝、A先生に尋ねたところ、誰も来なかったということであった。 結局、何が理解できていないのかを自分で把握できていないような気がする。

From Face Book: Most students do not know what they should ask.

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エクスカーション(2)

2023-11-20 15:09:18 | 行事(大学関係)

     

その後、楽しみにしていた「ビーチトレイン」の乗り場に向かった。 

     

     

     

これは釜山の釜田駅と慶州区間を運行していた鉄道の廃線区間を利用した観光列車で、座席はすべて海側を向いている。 

     

     

     

     
     スカイウォーク

     

     

晴天下の海を眺めながら、約30分で海雲台ビーチである。 

     

        

     

ここは、100階建ての超高層ビル他、70~80階のビルが林立する姿を見ると、韓国の経済的発展のスピード感を感じてしまう。 

     

     

     

     

ただ、オフィシャルな訪問もこれで最後のような気がするので、海雲台ビーチの姿を脳裏に刻んでおいた。

From Face Book: Ride of Haeundae Beach Train as the excursion (2).

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エクスカーション(1)

2023-11-19 19:06:34 | 行事(大学関係)

     

最終日の土曜日はエクスカーションに出かけた。 これまで、プサンはあちらこちらに連れていってもらったが、今回、2020年に開通した「海雲台ブルーラインパークを走るビーチトレイン」に乗るということだったので、非常に楽しみにしていた。 

     

     

     

     

9時にバスで出発し、まずは「海東龍宮寺」に向かった。 ここは海の岩場に建てられた寺で、ここでは煩悩を取り去り、心から祈れば必ず一つの願い事を叶えてくれるということで有名な場所である。 そんなわけで、受験当日はあまりの混雑のため閉鎖されるということであった。 

     

     

     

     

     

     

約10メートルの観音大仏が有名で、一つの石から作られた仏像としては韓国最大級らしい。 

     

     

     

幸い、雲一つない晴天にも恵まれ、青い海を背景にした龍宮寺は見ごたえがあった。 

     

     

     

     

     

     

その後、バスで10分ほどの昼食会場に向かったのだが、この周辺は、新しいモールやアミューズメント施設の建設ラッシュのようで、晴天だったこともあり、何かロサンゼルス郊外のような雰囲気であった。 

From Face Book: Visit to Haedong Yonggungsa Temple as the excursion (1).

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第25回 日本化学会九州支部、韓国化学会プサン支部合同セミナー

2023-11-18 17:08:17 | 行事(大学関係)

     

日本化学会九州支部、韓国化学会プサン支部との合同セミナーの会場であるプサン大学に向かった。 

     

     
     地下鉄1号線釜山大学前駅(高架駅である)

ホテルもよりの駅から地下鉄1号線を使えばプサン大学前駅まで20分程度である。 駅から大学までは、小さな店がひしめき合っておりいかにも大学街らしい独特な雰囲気で好きである。 残念ながら、九工大前駅から正門まではほとんどシャッター街になっており寂しい。 

     
     駅から大学までの通り

前日の夜は雨だったが、当日は快晴に恵まれた。 

     

     

     

     

     

     
     このビルの3階に会場がある。

     

38年前に初めてプサン大学を訪問して以来、何度となく訪れているが、その間のキャンパス内の発展スピードには驚かされる。 

     

     

     

     

シンポジウムの会場となった建物もちょっとデザイン性のある建物だった。 昼食を挟んで、若手研究者9名の講演、41件のポスター発表、招待講演9件が行われた。 

     
     大学周辺も随分と変わった。

通常の学会とは異なり、非常に広い範囲の講演を聴けるのは良い。 この3月で退職はしたが、やはりこのような講演を聴くのは非常に楽しい。 

     

シンポジウム終了後は、キャンパス近くのレストランで恒例のコリアンBBQである。 これが、またほんとうに美味しい。 

     

     

     

     

     

     

もちろん、非常に楽しい会になった。 

     

     

     

その後、また友人のSuh先生に誘われ、もう1軒のコリアンBBQレストランで飲みなおした。 12時近くの地下鉄でホテルに戻ったが、日本同様、全く治安の心配をしなくて良いのは嬉しい。 

     

     
     夜12時近くの地下街

ホテル近くには、日本の屋台のようなものが並んでいた、次回、機会があったら行ってみたいものである。

     

From Face Book: The 25th Joint Seminar of the Busan Branch of KCS and the Kyushu Branch of CSJ.

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プサン大学との夕食会

2023-11-17 23:47:50 | 行事(大学関係)

     

合同セミナー前日の夜は、プサン大学の先生方との夕食会が西面近くの韓国料理店で行われた。 ほんとうに久しぶりに会う先生方ばかりで、楽しい会となった。 

     

     

もちろん、最近来られた若い先生方も多く、改めて時の流れを感じる。 と同時に、このような対面での交流が非常に重要であることも改めて認識させられた。 

     

     

また、こちらの先生方との話の中で、5年間勤務すると約1年のサバティカルリーブ(海外で自由に研究できる)が認められるそうである。 

     

一方、日本では、もう若い先生方が海外で長期に研究することは人的、予算的に難しくなっている。 ただ、こんなちょっとの節約が長い目で見ると、研究力の低下につながることがわからないのだろうか。 あまりの近視眼に寂しくもなった。

     

     

会終了後は、友人のSuh先生と二人で、うなぎを食べながら、夜遅くまで飲むことができる。 

     

     

     

     

こんなプサンの下町にある店など、やはり現地の友人がいないと訪れることはできない。 プサンの街は、そろそろクリスマスの飾りつけが始まっているようである。

     

     

From Face Book: A nice dinner with old friends of mine of PNU.

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