そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月14日(土)その3

2009年02月14日 | 昔日記
 さるお方様から、お問い合わせがあったので、お答えする(今日はやけに饒舌だな)。

 私の一番好きな曲は、フランス人シャルル・ルルーが作曲した、「陸軍分列行進曲」である。いつも心の中でこのメロディを鳴り響かせながら、日々を送ってゐる次第。こちらのレコードも、なかなかである。

 やっぱり組合とは思想・信条が合わないのかも…

 いえいえ、亡き我が師匠は、昭和18年の学徒出陣組である。同期のJ名誉教授はサボったそうだが、師匠は神宮外苑で行進をしたはず。だから師匠は、徹底的な反戦主義者であった。師匠の歌、

書きさしの論文用紙白紙と残れる多し今は忘れむ(『昭和万葉集』)

 やっぱり一生懸命、組合活動に勤しみましょうぞ。

 おまけ。ついでにもう一曲、「茶目子の一日」も私は大いに傑作だと思ふ。ライオン歯磨は当時からあつたのだなあ。

 おまけ2、猛犬聯隊。田川水泡。

 げ~、S君まで論文送って来たぞ。15日が投稿締切だからな。チョコレートならぬ論文だらけぢゃ。きゃー!

2月14日(土)その2

2009年02月14日 | 昔日記
 我が家の女性軍3人から、まとめてゴダイバ(NYで米国人はそう発音しておったぞよ)のチョコレートをいただいた。そこで、今朝セブンイレブンで買ってきた普通の「kit Kat」に、ヴェネチアングラスのネックレスを添えてお返ししたら、玉がちょいと大き過ぎた。ゴダイバは真っ先に娘の胃袋に収まっちゃったし。パートナーからは、あなたはどうして、象牙のイヤリングだとか、ヴェネチアングラスのネックレスだとか、夏にするようなアクセサリーを、冬にプレゼントしてくれるのよ?と、文句ともつかぬ文句を言われてしまいました。プレゼントするだけでも有り難いと思えよ。

 娘にバッグを買ってやりたいが、難しいのでやめといたほうがいいとパートナーは言う。エストニアのタリン(行ったことのある世界の都市の中で、今のところ一番好きな街)にある、クラフト・アーケードで売っていたようなテイストの革製品を扱う小さなお店を、この間偶然にも見付けたのだが、そこにとっても素敵なバッグが置いてあった。少し小さいが、娘に似合うんじゃないかなと、お父さんにはピンと来るものがあったんだが、少なくともパートナーに見てもらってからのほうが、無難かもしれないね。

2月14日(土)

2009年02月14日 | 昔日記
 もはや我が大学は一般入試期間に突入したので、滅多なことは書けませぬ。昨日は帰りがけに「太郎月」へ立ち寄って、女将と佐佐木幸綱先生のツーショット写真をお届けしたら、結構なチョコレートを頂戴した。バレンタインデー・イブ?であろうか。

 今日は朝から食事当番…別に番が当たっているわけじゃないが…。写真は、K教授を感激させた(らしい)「マヌカ」入り卵焼きである。美味しそうでしょ。庭の南天の葉が添えてある。私の作る出汁巻き卵焼きは、お弁当に入れるような固いタイプで、「三木鶏卵」みたいなふわっとしたのは、うまく作れない。他に、ひじきと人参と揚げを炊き合わせたものにも、「マヌカ」を入れてみた。ご飯は一合だけ炊いて、お櫃に移しておく。パートナーが作っていた鰈(昨日魚屋で、1切れ640円のところ、仕舞いの2切れ計700円也で購入)の煮付けと、あとは味噌汁を作ればいいかな。身は豆腐にしようかしら。

 Oさんの論文をやっと添削して送り返したら、入れ替わりにNさんが論文見て欲しいと送ってきた。添付ファイルは便利だけどねえ。矢継ぎ早で指導教授はへとへと。でも、これは嬉しい悲鳴と言ふべし。研究室の院生が、いっぱい論文書くってことだから。

 組合の小冊子問題、副委員長殿から、先日の執行委員会(私は欠席)で決まったことだとメールが流れてきた。はいはい、十分、十二分、十三分に分かっておりますとも。でもね、やっぱり山のように紙媒体を印刷して配りまくるなんてことは、へっぽこでも情宣部長の立場からは、ひとこと言いたくなるんだよね。また怒らせるようなメールを返信しておく。やな性格だな、アタシって。

 委員長御自ら書き下ろし給うた、高邁な現下世界経済情勢に関するご高論だ。それはそれは結構なものだろう。でもね、前代未聞の重任委員長殿は、誤解されぬようお気をつけにあそばしたほうがよろしくはないかと、老婆心からご心配申し上げている次第である(ウソだけど)。

 小冊子、我が人文学系学部では、配布要望は1件も聞かないと、メールにはまたぞろ書き添えておいた(委員長殿、烈火のごとく怒るだろうな)。でも、本当に、99%ゴミ箱直行となるのは、火を見るよりも明らかである。だって、ウチはバカダの人文学系学部だもの、あなた。ぽん(吸着音