そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月23日(月)その2

2009年02月23日 | 昔日記
 パートナーは東京地裁へ傍聴に出掛けた。最初に勤めた短大の同僚が、当局とトラブッて解雇騒ぎになっている。そこは組合もない短大なので、たいへん苦しい状況らしい。常識的に考えればとんでもない話だと私は思うし、理解できない事態が起こっている感じ。やっぱり教員組合は大事だな。

 霞ヶ関の裁判所にはずいぶん通ったが、ここのところはご無沙汰だ。予研=感染研裁判に、生鮮女子大二次セクハラ裁判の支援…。あの辺にはうまい店はないから、あんまり行きたくないね。日比谷公園の松本楼でハヤシライス食うくらいか。

 拡大中央委員会の出席予定者が少なくて、成立が危ぶまれるんだそうだ。この前の中央委員会では一生懸命出席を頼んで回ったが、今度はもうばかばかしくなった。そんなの、委員各自の自覚の問題で、私の知ったことではない。破綻するものは自然に破綻させたらよいのである。多くの組合員の心が組合から離れている、というだけの話。

 17:00からライターの人と会う約束なので、早めに大学へ行く。駅近くの本屋で、昨日の新聞に書評が載っていた沼野恭子『ロシア文学の食卓』(NHKブックス)を購入。K教授は既にお読みだろうか? そういえば毎日新聞の書評欄に、佐佐木幸綱先生の似顔絵が載っていたな。「Cafe Goto」の「千曲川」の絵の下のお気に入りの席は、先客に占拠されていたが、その隣の席でコーヒーを飲みなが早速ページを開く。そうしたら隣席の女子大生2人連れは、男と別れた話を始めた。それで、どのくらい付き合ったのよ? 2ヵ月なんだけど、もうやんなっちゃったのよね…とかなんとかほざいておる。頼むから午後の「Cafe Goto」で、抱いたの抱かれたの、うまいの下手だのというナマナマしい話を、大声でするのはやめておくんなさい。隣のおじさんはビックリして、「洋梨のフラン」のジャムを袖に付けちゃったじゃないか!

2月23日(月)

2009年02月23日 | 昔日記
 この間H先生から、奥様が立て続けに転んで左右の手首を骨折したので、調べたら骨粗鬆症だったというお話を伺った。女性は閉経後、急速に骨が弱くなるから気をつけなければいけないそうだ。アメリカでは、牛乳は百害あって一利なしということになっているそうだが、カルシウムの定着には適度に牛乳を飲む方がいいらしい。そういう話をパートナーに聞かせる。

 昨夜飲んだワインは後味が微妙で、風呂に入っていない女性のようだと形容したら、姑とパートナーは顔を顰めたが、娘は一口飲んで、うん、わかると言い出した。食後は炬燵に入って、「You Tube」でエノケンを聴いていた。ほんとうにもう、お父さんと趣味が一緒なんだからと、パートナーは嘆いていたけど、DNAは恐ろしい。面接も斜に構えれば大丈夫だ。でも、お前さんは本当に寝坊だねえ。