そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月8日(日)

2009年02月08日 | 昔日記
 子ども短歌コンクールの表彰式の手伝いに、一橋講堂へ行く。ずいぶん立派な建物だな。私立大学とは大違いだ。

 10:10過ぎからリハーサルで、その後は14:30頃の出番まで、時々練習したりして過ごす。本番は、なかなかうまくいったと思う。やってる最中に眠くなったら、ほぼ成功という感触なのだ。しかしまあ、一日仕事になったわい。

 終了後、有志10名ほどでファミレスへ行き、軽く打ち上げ。私はMさんと一緒に米の汁にした。「白鶴」の「山田錦」でしたかな。早くもバレンタインデーのプレゼントをいただく。恐縮、恐縮。

 帰宅したら眠くなったので、そのままベッドに倒れ込んで、夕食を摂りそこねた。パートナーに言われて、ワインと焼き鳥を買って帰ったのに~ィ。「とん太」「すゞ金」の祟りか? 起き出して、助教・助手向け教員組合加入勧誘ビラの原稿を、ようやく作る。このあいだ組合事務所に顔を出したら、書記局のMさんから催促されたのだ。これが情宣部長の初仕事というのも情けないが、枢要の役職ではないのだから、別に文句はない。組合用語を徹底的に排除し、組合費はものすごく安く、特典がいろいろあることをアピールした。まあ、それはいささか退廃という感じが、しなくもない。でも、任期制の助教・助手の人なら、退職時には組合から10,000円の餞別金がもらえるから、それだけで2~3年分の組合費の支払い額よりずっとたくさん金が戻ってくる勘定になる。だから、組合に入った方が絶対にお得なのだ。K助手も、今からでも遅くないから加入すべし。年に2,000円ちょっと支払って、10,000円もらえるぞなもし。

 それから、『百人一首』の原稿を少し書く。「はじめに」と「解説」はとっくに脱稿した。我ながらほれぼれするような、よい文章である。いま「作者一覧」にかかっている。今日は録音協力者から、それぞれの都合を聞くこともできた。印税率が少ない仕事なので、ちゃちゃちゃっと終わらせないと、実にバカバカしい。でも、ついつい良心的に原稿を書いちゃうんだよね。このあたり、何とかして欲しいが、まあ、和歌研究者のはしくれとして、『百人一首』の本の一冊も出しているのは、ステイタスのようなものだと考えることにいたしませう。