そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月20日(金)その2

2009年02月20日 | 昔日記
 山本源太作の盃は「空の大怪獣」という銘をつけることにした。暫定措置だけど…

 今日も「業務」である。まだまだ4日も5日も出づっぱらなければ終わりはしない。どこまで続く泥濘ぞ~♪ 食はあるけどね。ゆっくり行けばよかったので、パートナーに「レリーサ」からクッキーを送って欲しいと頼まれる。11:30の開店時間にお店に行くと、わ~、よりどりみどりだった。2,000円分見繕って、宅配便の伝票に書き込む。台東区上野公園…東京…研究所… ××様。自分用に抹茶と和三盆と、バターのクッキーも購入。

 仕事が終わってから、また神楽坂で豆腐とワインを購入。それから赤城坂をずずずっと下って、K先生のブログに書いてあった「アミティエ」に行ってみる。生ケーキを箱に詰めてもらい、タクシーで「女子大学」へ。高層棟の入口で、K教授が携帯で話していらっしゃった。全国大学学会を喧嘩してやめた時に、ご迷惑をおかけした先生なので、深々とお辞儀をして、8階にあるパートナーの研究室に上がる。助手さんや院生さんと索引作りの真っ最中。ケーキを差し入れ、皆でコーヒーを飲む。「Rhône-Alpes」というのが好評だった。フジツボみたいな形である。そうだ、源氏物語の登場人物の名をケーキに付けたら、面白いかもしれない…かもね。

 T教授が研究室においでだというので、ご挨拶。「レリーサ」の小さなクッキーをひと包み差し上げる。

 索引の作業はまだ当分かかるというので、先に帰って夕食を作っておくことになった。近来は毎日16,000歩、10㎞歩くことを己に課している。そこで遠回りして、肉屋で焼豚を買って帰ることにした。

2月20日(金)

2009年02月20日 | 昔日記

 教科書会社から頼まれたエッセイの初校を終えて、5:00amに近くのセブンイレブンから宅配便で返送。2ページ分8,000円也の仕事である。美しい版面となるよう、ちょこちょこ弄った。

 朝はどうする、粥でも炊く?と、ご就寝中のパートナーに声を掛けると、お願いと返事がきたので、米を1合弱ほどを洗って釜にかけた。適当なものである。粥といっても、別に誰かが病気というわけではありません。我が家ではよく、朝粥にいたしますので…。

 山本源太作の盃は、昨夜「太郎月」で使ってみたけど、大きさはちょうどよろしい。作家は鳥取県の出身で、八女の山奥に窯を構えている人らしい。九州ー!という感じで、溶岩のごとき風情である。ラドンでも出現しそうだ。しばらく持ち歩いて、使ってみることにいたしませう。釉薬がかかっていない焼物なので、少し晒しておく必要がある。そこで、抗菌作用が強力らしい「マヌカ」を塗り込んで、ひと晩塩水に晒しておいた。どうなることやら。

 それよりも、安い抹茶茶碗を、どこかで買ってこないとなあ。18歳で上京の折に持って来た布志名のぼてぼて茶碗(3,000円也)を、去年粗相して割ってしまって以来、飯茶碗で茶を点て喫するも、どうにもこうにも感じがでない。実家に帰れば茶碗は家中にころがっているけど、松江に帰って、金津滋の茶碗でも見つけてこようかな。たしか「ギャラリー椿谷」に、80,000円くらいでいいのがあったんだけど…。仕事部屋のPC脇の壁には、金津滋作の「龍蛇さん」の版画が掛けてあるのだ。