愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

空海と藤原道長

2014年06月13日 | 日々雑記

先般8日に閉幕した空海展。お借りしていた展示資料返却の旅。広島から大阪、京都方面を行脚中です。

京都宇治。藤原道長が葬られた木幡の浄妙寺跡の近くを通って、思い浮かんだこと。

昨年から空海展の準備していて、空海の生涯は藤原道長の生涯と重なるなぁと思いつつ、単なる偶然なので無視していましたが、今の高野山が隆盛するきっかけが道長の参詣だったり、入定した空海に道長が対面するといった話の流布など、空海と道長の関係は結構面白い。

空海は15歳で阿刀大足に学び、18歳で大学に入り、31歳で唐に渡り、42歳で密教流布の活動を本格化し、54歳に内裏で祈雨法を修し大僧都になり、62歳3月21日に入定。

道長は15歳で従五位下に叙爵、18歳で侍従になって、21歳で父兼家が摂政になり急に出世、30歳で内覧、31歳で左大臣になる、42歳で金峯山詣、62歳で薨去、ちなみに道長は54歳で出家するが、その日が3月21日。空海の命日。

空海と道長。人生の転機となる年齢が似ている。けど、やはりこれ偶然。書いても仕方のない戯言。
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