新型コロナウイルス感染一色の中で、寒い夜の星見をする気分にもなれず、静かに体調維持に努めながら小屋の中で望遠鏡いじり。以前記事でも書いたが、旭精光13㎝ニュートン反射(SA-2)を元の姿に戻す作業をした。作業といってもタカハシTS-130に換装していた金具等を外して元に復帰しただけである。タカハシTS-130は今後は赤道儀での使用となる。 その前に、旭精光の主鏡の状態だが可成り酷いのだが、今後の使用頻度も其れほど有るわけでもないと思うので、再鍍金等は考えていない。あと、ファインダーが欠品でスカイサーファー3を仮に取り付けていたが、以前、スコープタウンより購入して使わないままにしていた3㎝用ファインダー脚が有ったので、それを利用して先ずは光学ファインダーを取り付けた。(脚の無いファインダーは数本ストックがある)
画像に写っている接眼アダプターはツァイスサイズのすり割りタイプだが、これは使っておらずアメリカンサイズ(取付径36.4mm P1mm)のモノに換えている(取付径36.5mm P0.75なので若干違うが取り付けは深くねじ込まなければ許容範囲内)
カエサルの物はカエサルにと云うが、やはり純正の三脚に載った鏡筒は私の身長からして接眼位置が天頂付近でもピッタリで腰を曲げたり背伸びしたりといった動作は不要である。只、純正の開き止めチェーンは余りに使い辛いので、ここはタカハシの三角板を利用している。 これで使う機会はそれ程多くは巡って来ないと思うが、古き望遠鏡に敬意を払って可能な限り使える器材として元に戻したつもりである。
口径13㎝の器材は3本所有しており、文句無しの光学性能を発揮するTOA-130が有る以上、この旭精光13㎝とタカハシTS-130の使う意義が殆ど無いのではないか、オマケにμ‐180Cが軽量コンパクトで観え味も申し分ないことから、この2本のニュートン鏡だけでなく西村20㎝ニュートン鏡すら今後の運用を断ち切られた程なので相当に出番は厳しいだろうと思う。只、経緯台に組み上がっているのでチョイ見で年一回でもとは思っている。
ここ数年、上巳の節句には雛人形の画像や記事であったが、今回は気分的にもコロナウイルス騒動(当町でも陽性患者数名有り)で乗っておらず、私自身も正直体調が悪い(熱は無いが風邪を引いている)と云うことで仕様もない記事で今月のブログ更新とした。