昨夜(8日)は素晴らしい空となり、照り冴える月明かりの下、機材の設置は非常に快適であった。 この時期になると怖い羆の心配もなくなり(冬眠の為)、何処でも星見が出来るようになるので気分も良い。 やや強めの東風が吹いているのが気に為ったが、久し振りにTOA130を使うことにした。ふと考えると出番は二年三ヶ月振りとなり専用架台としているEM-200も同様である。 20時30分に星見開始し、先ずオリオン座β星に向ける。 予想通り気流の状態は余り良くなく、伴星の確認は出来るが厳しい見え方である。 その後、数個の重星を見て廻るがどれもこれもパッとした見え方ではなく、一寸気落ちするが、木星に向けると意外と良く見え暫く楽しむ(画像は木星に向けている図)、しかし、先日のペンタ75での見え方と大差ない為、試しに途中からペンタックス65アポを出して見比べるが、集光力以外の情報量は互角といったところ。
普通なら、早々に切り上げてしまうところだが、強めに吹いていた風も収まり月夜でありながらも素晴らしい透明度の空が、星見続行を促した。そして、この様な条件下での、アイピース比較は無意味だが、月、木星、重星をニコンNAV-SW5㎜と7㎜、ペンタックスXO5㎜、XW10㎜、TMBsm6㎜、タカハシLE7,5㎜の6本にて2本の鏡筒での見比べを始める。 こんな時は覗き易いか否か程度しか分からず、無駄なことではあったが、此れが意外と楽しかったりする。 23時丁度に撤収したが、今年最長の観望時間となった。 さて、愈々10日は皆既月蝕であるが、天気予報は雪となっている(^^;