イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

バローロ

2017-11-07 13:29:38 | イタリアワイン

今回、抜栓したイタリアワインはフォンタナフレッダのバローロ(Barolo `Fontanafredda)2010です。

前回の2500円くらいのレ ヴェルサンティのバローロに、5000円くらいのフォンタナフレッダのバローロ。コストパフォーマンス、表現力、点数を付けられない美味しさは、人それぞれの評価があっていい。しかし、私なりに感じるテクスチャーは、プライスに比例しているように感じます。

2010年は理想的な天候に恵まれた年。リリースされた時に試飲した印象は、酸は丸みを帯び、タンニンはざらついた味わいが、ありませんでした。このように穏やかなバローロは初めての出会いでした。

色調は深みのある、きれいなルビー色。白い花、ダークチェリー、桑の実、ラズベリーの香りは円やかでふっくらしています。静かな優しい酸と滑らかなタンニン、弾力のる円やかな果実味を感じました。