東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

脱出か!

2006年10月31日 17時49分31秒 | Weblog
北の風

ふと 目を向けると 桜。
確かに 咲いてます。
今年の春に 楽しませてくれて また 咲き出しました。
実は 春に 移し変えたのですが 春と思っているのかな。




海苔養殖日記

急遽 海苔網検鏡を お願いした。
地区ごとに 状況が 違うのだが 思ったより 悪い地域がある。



参加してくれた 組合員皆 深刻です。
24日ぐらいまでは 順調だったのですが 急速に悪化しました。
あの 雨以来です。
内心 海苔なんて 簡単さ
なんて 思っていたりして。
世の中 甘くない。

今 海苔ほど 難しいものはない
と思うものである。

もっと 悔しいのは まがりなりに 組合の海苔養殖の中心として やってきたのに こうなると みんなに 申し訳ない。
もっと 対策が あったのでは。
と ちょっと 自責の念が あったのです。

県の職員は
「支柱柵は 絶対ということがないので 指導はかなり難しいですよ。」
と 慰めてもらった。
隣接の組合に 恥ずかしいのです。

結論
今日は すごく 状態がよくなったようである。
このまま 伸びてくれと 願うばかりです。
最悪期は 脱出したようである。

船下ろし


とりあえず 臨戦態勢。
「船を下ろしてくれ。」

得意な 『泥棒を捕まえて縄を編む』
修理しながら である。
機械屋さん
夜の7時を回っても 終わらない。
ご苦労さん
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準備

2006年10月30日 19時58分22秒 | Weblog
北の風



農協の総代さんが 米っこの売り込みに来ましした。
けど
「すっかり 秋めいて いい写真が 撮れるでしょう。」
「いえいえ 海苔が忙しくてね。」
で 帰ってゆきました。



今日も 海底を撮ってみました。

波のゆらぎ 陽のゆらぎ 海底の波紋

なんとなく よくなくない?

海苔養殖日記

ほとんど 海は見回りのような仕事になってしまいました。
家に帰って 加工機械の準備をしましょう。

いろんなところが 壊れますね。
水中ポンプなんか 動きませんものね。

「泥棒を捕まえて 縄を編む」
これって 得意ですから
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毎年一年生

2006年10月29日 10時00分13秒 | Weblog

北東の風



まるで 銀玉のように 光ってます。
風は 穏かで こういう 光景を作り出しました。

海苔養殖日記

海に出ました。
そうこうしているうちに なんと 陽が刺してきました。
ただ 潮が深くて 仕事になりません。



そうでなくとも 海苔に元気がなく 仕事になりません。
海底に 目を向けると 同じ海草の アマモとか オゴノリ は 元気に育っているのにね。
(水中に カメラを入れると 雰囲気が 変わって 面白いですよね。かなり透明度は高くなってきたようです。東京湾ではないみたいでしょう。)

夜 各地の海苔師からの 情報が飛び込んでくる。
「ど~だ そっちは?」
「駄目です!」
「助けてやりたいが こちらも 短くなってしまった。」
「北部のほうは?」
「こっちと 同じようだ。」

千葉県内 ここで すごく 調子が悪くなってしまったようである。
極 一部に いいところが あるようだが そちらに 頑張ってもらいたい。

格言
海苔は 毎年 一年生

こんなに 頑張っても まだまだ 海苔がわからないのです。

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ひなたぼっこ

2006年10月28日 18時53分28秒 | Weblog
北の微風



逆光で 黒いだけではなく 鵜ですので 真っ黒に写ります。

こうして 鵜は 暇があると 羽を広げて 体を乾かすのです。
いつでも どこでも こうして 羽を広げている光景に出くわします。

鵜は 海中に潜る為 羽毛は撥水機能を持っています。
その機能を維持するために こうして 乾かすのです。

誰が教えるのですかね。
どの鵜もこうしています。

ただ 首だけをきょろきょろと用心のために 動かして 周りを見ています。
けっして 綺麗な鳥ではないので みんなの注目を浴びずに こんなに増えてしまったのでしょうか。

いまでは カモメを凌駕する勢いです。

海苔養殖日記


海中から 今の海苔網を 撮影しました。
青海苔の中で 黒海苔が 弱弱しく 伸びています。
(画像を公開するのを 控えていましたが 久しぶりにアップしておきましょう。
消費者も 問屋さんも 小売店も 漁連も 組合も 組合員も 見ていますので 確かな情報を 伝えたいと思いまして。)

「ど~なの 海の状況は?」
よく聞かれます。

海苔芽は 水温の降下とともに 伸びてゆきます。
降下しないと 伸びが止まる。切れてしまう。芽そのものが脱落する。
今現在 そのような 状況です。

今後 伸びるのか?
とよく 聞かれます。

「海苔に聞いてくれ」
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空を飛べるなんて

2006年10月27日 22時52分46秒 | Weblog

南の風

カモメは いいな 
自由に 空を飛べて
いったい 何を考えて飛んでいるのだろう。
海苔芽が流失したとかの心配なんかしていないよね。
いいなあ カモメになっちゃうぞ
カモメになったら カメラで航空写真撮り放題だよね。
そしたら グーグルアースなんか 目じゃない。

そんな ことを 思ったりしていて 海に出かけました。



海苔養殖日記

展開という作業をしています。
海苔網を 6枚に重ねて 育苗していたのを 一枚ずつにして いよいよ 摘採に向けての 準備が 始まりました。

白 という ちょっと 深刻な 状況では ありますが (わかりにくい表現ですが わかる人には わかるのです。ゴメンナサイ。)

どういうことかというと 病害に対しての対処は 潮どおりをよくすることなのです。
ですから 6枚重なっているよりも 1枚のほうが 海苔のためにいいのです。

上手くいけば 11月の初旬に 摘採出来そうですが
組合の職員、漁連の職員が いつ 初摘採になるのか 心配してます。
・・・・・ほんとは 海苔に聞いてほしいのですが。

かもめに なれないから 寝てしまおう。
明日は 海苔がよくなってくれていることを願って

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きもいれ草

2006年10月26日 19時55分07秒 | Weblog

南の微風

まずは 写真をご覧あれ



ただ 単に 荒れていただけではなかったのです。
私たちのグループが 途方にくれているところです。

犯人は 風なんですが アンカーにしていた杭が抜けていたのです。
こんな時のために 私の大船は 杭をいつでも打てるように 港で 待機させてあります。
きびすを返して 大船に乗り込みます。
(ほんとは そんなにメンテナンスしてないので 動くか内心心配ではありますが )
エンジンが 古くなっているので 全く自信はありません。)
ままよ!
とセルモーターを回します。

一回で 見事始動!
何とか 共同の仕事が終わりました。

海苔養殖日記

今日は ベタ凪なのに 午後から会議が四つ。
まずは 私が召集したのですから 文句も言えませんが

「緊急健全種網検鏡」
あの天候不良から どうもおかしいので 要請しました。
病害の発生です。

どうも 対処の方法がなく どうしたものか。
組合員には 結果報告だけはしましたが 対策がなくて 参ってます。

羽田新設滑走路工事説明

中の瀬浚渫工事説明会

こうして どんどん 東京湾が 変化して 狭まってゆきます。
黒川記章の 東京湾前面埋め立て構想が 一歩ずつ 進んでゆくようで どちらも 同意を 求められるのです。
「同意しなければ?」と質問します。
「誠心誠意 同意を求めます。」
結果は いつかはどこかで 同意しなければならないのです。

どちらも 国策ですから 同意を前提に話が進められるのです。

もうひとつ
地元企業の増設施設の排水
これまた 厄介な 問題で これこそ 話し合いが必要ですね。

こうして 一日が終わってしまいました。
海苔芽が とっても心配なのに

私の祖父母が よく言いました。

海苔はきもいれ草という。

海苔を養殖している限り 心配したり 悩んだり 困ったり とっても 世話の焼ける仕事だよ。
とよく 言っていました。

その通り 
明日から 作戦もなくなったし、どうしようか。

また 祖父母は こうも 言ったことを 覚えています。
私が 「駄目だ 海苔芽が みんな無くなる。」といったところ
「なあに 海苔は 化け物だ。一晩で よくなる。」
「そうか!」
付け加えました。
「ことも たまにある。」

あんた撮った?
そんなんで 妻を残して 今日は 先に海から 上がったのです。
夜 「港の入り口に 大きな鳥が一羽。その後ろに 小さな鳥がいっぱいいたよ。
   写真撮ればよかったのに」

・・・・・そんな光景 私が 撮らないわけがないじゃないか・・・・・・・
   (口にはせず 黙ってましたが)



この写真のほうが いいと思います。


このことでしょう。
でも 同じようなの ずっと前に撮りましたよ。

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がっかり!

2006年10月25日 18時55分06秒 | Weblog

北東の風

北風が強いです。




やっと午後になって 凪てくれました。
大急ぎで 海に 様子を見に行きます。



こんなものまで 風が運んで来ました。
それよりも 犯人不明の施設の損壊を発見。
おかげで 海苔網の張替えを余儀なくされました。
せっかく 張ったのにね。
また 一からやり直しです。


がっかりして 家に帰ると プロ写真家の カメ?太郎氏より電話
「モノクロ焼いていると 書いてあって 嬉しくなりますね。」




時化で 焼きました。
でも 夜 焼くと 眠くなってしまいますね。
ともうひとつ 20枚以上は 干せないのです。

夜半に焼いて 明け方焼いて と2日間。
楽しいけど マニアックになってしまいましたね。

海苔養殖日記

明日から 被害の復旧だ!
頑張るのだ。

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キヌタ君

2006年10月24日 19時56分40秒 | Weblog
北の風

北風が 強くて 時化です。



木更津駅西口に ある オブジェです。
木更津は ぽんぽこぽん の証城寺で有名ですね。
で 狸がさかさまで キヌタ君だそうです。
商工観光課の用件がありまして 久しぶりに西口に出かけました。
車を路上駐車しようと 駅に向かったところ パトカーとばったり出くわしたのです。
悪いことは出来ませんね。
写真の左に立体駐車場があります。
きちんと 入れました。

キヌタ君 今では誰も見てくれません。
この少し先が 日本中どこでもある シャッター通りにつながっています。
キヌタ君だけでは 人寄せパンダならぬ 人寄せたぬきにはなれませんでしたね。

そごうの跡がここにあります。
いろんな店が入って 少しだけ 盛り上がっています。
がんばれ

モノクロ写真



時化の日
こんな時 何を もっとも すべきか。
私のライフワークとして 海の写真を撮り続けています。

モノクロ写真を 焼く作業 が待ってます。
目標がありまして 懸命に焼きますが 暗室は 冷凍庫を改造したもので 昨年 垂直に全紙を焼く為に 天井をぶち破りまして 昼間は 光が差し込み 作業が出来なくなりました。

子供と同じで 時化だと思うと 目が覚めて 3時から 日の出まで 作業が出来ました。
また これから 数時間 焼付け作業をします。
多分 明日の朝も 風が残る見込みなので

みくさんが 作ってくれました。
私の写真展のwebです
ファンクラブからも とべますよ。

http://www.geocities.jp/countrymiku/saitoutakanesyasinten.htm

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こんな筈では

2006年10月23日 14時25分43秒 | Weblog

北東の風

雨だけど 風がない。
海に出られる。

なんと 到着すると 大風。
波が ものすごく 大きい。



「帰れるかな?」
「潮が干て 上げ潮まで 無理だね。」

波が 頭の上から覆いかぶさってくる。
「とりあえず がんばれ」

「帰ろうぜ」
いい加減に 無理である。
こんな日に仕事しなくても いい天気でしたいものです。



帰る決断は みんな同じ漁師なので 経験も同じようなもので ほとんど一緒と 申し合わせたように 帰るのがおかしいですね。
こうして 連絡したように そろって帰ってゆきます。
身勝手な言い方で 人よりも遅く帰ってはならないと 聞かされていました。
もし 何かあったとき あとから来る人がいれば 何とかなるということです。
そうでなくても こんな時は 早々に退散したほうがよさそうです。



写真なんか 撮ってる暇なんかないです。
舵を間違えると 危ないですが 一枚。

カシャッパ
この辺の方言で 木の葉を カシャッパといいます。
小船は カシャッパのように 波にもまれます。
・・・・今日は 船が カシャッパのように あおられた・・・・
などとの言い方をします。
今日が今日でした。

電話
何日か ホントに 自分だけの仕事に没頭していました。
この2日間はおまけに週末で組合も関係ないし 凪ていて ずっと海でした。
隣の隣町の親友から
「おい 夕方 N組合のS君の家に行くぞ。」
「何しに?」
「海苔網の調子が悪いそうだ。」
「冷凍は?」
「少ないらしい。」
「様子を聞こうとおもって」
「どこで 待ち合わせしようか。」
「S君の近くに ダイエーがあるじゃないか。」
「あいよ」

ひさしぶりに 3組合の人に会い 情報交換。
自分だけの世界で 海苔してました。
忙しさにかまけて 目配り忘れてました。

話題
あの 新潟地震から2年だそうですね。
ワイドショーを見ることも忘れてました。
悲惨なニュースもいっぱいです。
こんなニュースを聞くんだったら 海で聞かないほうがいいと思う。
子供たちがかわいそう。

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ちかりたび~

2006年10月22日 18時46分43秒 | Weblog

北後南の風



チオビタを 飲んだら ホントに元気がでるのですか?
家に帰ったら 買いに行こうと思うので あります。

写真の下に 浮上いかだが 写ってますね。
これは 海苔の育苗の為だけに 使われるもので 昨日から このいかだの撤去もしなければなりません。

家のミーちゃんも 乗せてくればよかったな。



こうして 海苔養殖施設に レジャーボートが いっぱいです。
たまに この施設に飛び込んで 多大な賠償を支払うことも。
もっとも 悪いことは 施設を損壊して にげてしまうヤカラの多いこと。
プレジャー船は 保険に入っていてくださいね。

今日は やけに多いなと思ったら 日曜日でしたね。
アジなんか 食べたいな。

そのうち 空が泣き出しました。
日暮れと雨で あたりは真っ暗。

帰ろう

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