東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

こんな筈では

2006年10月23日 14時25分43秒 | Weblog

北東の風

雨だけど 風がない。
海に出られる。

なんと 到着すると 大風。
波が ものすごく 大きい。



「帰れるかな?」
「潮が干て 上げ潮まで 無理だね。」

波が 頭の上から覆いかぶさってくる。
「とりあえず がんばれ」

「帰ろうぜ」
いい加減に 無理である。
こんな日に仕事しなくても いい天気でしたいものです。



帰る決断は みんな同じ漁師なので 経験も同じようなもので ほとんど一緒と 申し合わせたように 帰るのがおかしいですね。
こうして 連絡したように そろって帰ってゆきます。
身勝手な言い方で 人よりも遅く帰ってはならないと 聞かされていました。
もし 何かあったとき あとから来る人がいれば 何とかなるということです。
そうでなくても こんな時は 早々に退散したほうがよさそうです。



写真なんか 撮ってる暇なんかないです。
舵を間違えると 危ないですが 一枚。

カシャッパ
この辺の方言で 木の葉を カシャッパといいます。
小船は カシャッパのように 波にもまれます。
・・・・今日は 船が カシャッパのように あおられた・・・・
などとの言い方をします。
今日が今日でした。

電話
何日か ホントに 自分だけの仕事に没頭していました。
この2日間はおまけに週末で組合も関係ないし 凪ていて ずっと海でした。
隣の隣町の親友から
「おい 夕方 N組合のS君の家に行くぞ。」
「何しに?」
「海苔網の調子が悪いそうだ。」
「冷凍は?」
「少ないらしい。」
「様子を聞こうとおもって」
「どこで 待ち合わせしようか。」
「S君の近くに ダイエーがあるじゃないか。」
「あいよ」

ひさしぶりに 3組合の人に会い 情報交換。
自分だけの世界で 海苔してました。
忙しさにかまけて 目配り忘れてました。

話題
あの 新潟地震から2年だそうですね。
ワイドショーを見ることも忘れてました。
悲惨なニュースもいっぱいです。
こんなニュースを聞くんだったら 海で聞かないほうがいいと思う。
子供たちがかわいそう。

コメント (4)
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