一年間を振り返って

 

夕方になって　不穏な雲

この後　雪が降りましたね。

 

一年間ご愛顧　ありがとうございました。

息子と　懸命に　海苔養殖を頑張ってきましたが　

今年は　なんといっても　千葉県漁連の　海苔入札最高単価　１２３００円

を　我が家が　更新したことは　大きな出来事でした。

それも　黒海苔でなく　青混ぜという　出品区別のある中　

以前であれば　最高値は　黒等級という定説を覆したということで

「時代を作りましたね。」と言われました。

そして　私の代は　かなわなかったことが　息子とともに　成し遂げたことは

生きていて良かったと　思います。

よく　正月は　大間のマグロ　夏は　夕張のメロン

よく　ご祝儀相場といわれますが　うらやましくニュースを見ていたものでした。

そして　千葉漁連の中でも　毎年（ではありませんが）富津の海苔が高値をつけることを　うらやましくみていました。

「一度でいいから　」と　口には出しませんでしたが　そう願っていましたが　叶わぬ夢と思っていました。

まして　いまだ　出品者が１００人以上いる中で　無理だと思っていました。

 

今年は　これだけで　満足しなければなりませんが　これからの　海の状況は困りました。

あとを追いかける　海苔網が出来ません。

何処まで行けば　出来るのか　

春に間に合うのか

心配な　状況です。

晦日の時化

 

エンドウが　霜と戦いながら　成長して来ました。

寒さの中　立派に育って　欲しいですね。

 

久し振りの雨でしたが　お湿りとして　良かったですね。

そして　日中　一時　凪ていたのですが　日が暮れるにつれて　北風が　強く

吹いてきました。

 

寒いです。

晦日ですので　時化てもいいのかな

と　安心しながら　空を見ていた　今日でした。

撒きビシ

 

蕎麦の実です。

巻き菱のような感じです。

しかし　まだ　粉に出来ません。

従って　年越し蕎麦には間に合いませんでした。

 

天気予報に反して　凪

今朝は　霜が降りて　観天望気的には　南の風でしたが　吹きませんでした。

 

のんびりと海の仕事が出来ました。

でも　食害のせいか　うまく　伸びません。

いつになったら　魚がいなくなるのでしょうね。

エンドレス

 

みんな　急ピッチで　年内の仕事を　収めようとしています。

しかし　海苔漁は　終わりがありません。

これをやったら　次は　これ

といった具合で　次から次へと仕事が　でてきます。

 

風が吹いてきたとか　日没とか　潮が深いとか　様々な　要因で　海から　上がるのです。

終わりがないのですが　一日に出来るだけの仕事をして　一年が　終わります。

上手の手

 

てっきり　風かと思いました

凪ています。

 

すでに息子が　防御網を　外してあります。

「摘採船で　来てくれ。」

よしきた

 

摘採船を　操ると　「うまいものだ」

と　自画自賛

午後　息子と　合流

「親父　１枚　採り忘れているぞ。」

なるほど　真ん中を　１枚　

沖　岸で　合わせて　１枚ずつの２枚

「おお　年寄りだからな。」

・・・・ほんとに　年とったからかな

食害か

 

おととい　苦労して　展開した　１セットは　あることを施した４枚を除いて　全滅

がっかりです。

 

先輩漁師が　「おお　また　魚の餌を　やったな。」

・・・・魚に食べられたと言うことです。

 

どうも　うまくゆきません。

どうしたらいいのでしょうか

 

風にならず

海に出て　このときは　まだ　呑気に　「富士山は雪が少ないな。」なんて　思っていました。

そのうち　北風が　強くなってきたので　海苔採りは中止

逃げ帰ってきました。

 

 

しかし　その後　強くならず　状況の判断ミスでした。

強風は　一瞬で　終わりまして　その後は　ゆるく吹いていました。

「いまから　行くか。」

「いいや　こんな悪い海苔で　怖い思いをするのは　嫌だ。」

ということで　本日は　時化としました。

 

 

しけの日

 

南風は　子守唄です。

ゆっくりと　起きました。

なんと　朝寝の気持ちいいこと

そして　熱々の味噌汁と　朝ドラが見られること

時化は　いいですね。

なんと　横着者のような　面持ちですね。

これで　生活できれば　なんといいことなのかと思いますけど　先ず　無理でしょう。

ちょっと　時間を見つけて　写真の整理

海の写真が多いですけどね。

 

何年か前に　銀座のカメラ屋さんが

「漁師のカメラマンは　初めてです。」だとさ

そのカメラ店さん　コロナ禍で閉店してしまいました。

鴨の逆立ち

 

最近の鴨は　ずうずうしく　セット内で仕事をしていても　近くで海苔芽なのか　何かをついばんでいます。

鴨対策で　言われているのは　海苔網を　水面下に張り　鴨のくちばしが　届かないようにしておくことだそうですが　逆立ちをして　届いているように　見えます。

 

ついに　この漁組の海苔養殖セットは　このあたりに集約されそうで　沖合いでは　魚の食害で　海苔を採ることが　出来なくなりました。

 

行徳からの電話で　たらし網の深さ１３メートルを使っている方が　海苔を採ったそうです。

ものすごい　エネルギーですね。

電話の主いわく「俺には　無理だよ。」

そうですよね。

 

鴨とか　魚とか　大変になりました。

汗が出るまで

 

息子が欠席

海苔取りの前に　防御網を外しに出かけます。

日が昇っても　誰も　来ません。

 

そりゃ　私だって　寒いです。

思い切ってオーダーメイドした　胴靴を履いて　手差しつきの手袋は　使い捨て手袋をしてから　２重です。

水筒に熱湯を入れて　携えています。

先ず　漁場につくまでに　手が　凍えます。

漁場について　先ず　手袋の上から　熱湯を　注ぎます。

しばらくは　感覚がなくてわかりませんが　次第に　「熱い！」と感じます。

 

外し終えると　港に帰って　摘採船に乗り換えます。

その前に　再び熱湯をかけます。

お～寒い

海苔取りになると　ハッチの中なので　寒くはなくなります。

港に帰り　荷を揚げたり　船を掃除している間に　汗が　にじみます。

撹拌機に　運び入れる仕事になると　今度は　暑くて　汗ビッショリ