東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

風の色

2007年01月31日 22時31分24秒 | Weblog

南の風

シクラメンって 冬の植物なの?



春の日差しを浴びた シクラメンは 似合わない。
からっ風の吹く 窓辺に あでやかに咲くシクラメンがいいです。

で 関係ないけど 風の色 わかります?



水平線に 黒く見える線は 南の風です。
ぽつんと 黒く見えるのは 風で逃げてくる 漁師の小船です。

今日は 天気予報によると 99パーセントの確率で 南の風が予想されました。
ほとんどの漁師が 覚悟して 海に出てます。
私なんか こうして 風になる前に干潟にいます。

干潟の支柱柵漁場にいれば ちょっとやそっとの風でも 怖くは無いのです。
でも そんなに強くはなりませんでした。
転ばぬ先の杖

でも もう少し仕事が出来たなと思います。
弱虫な 私でした。

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手紙

2007年01月30日 22時24分42秒 | Weblog

北の微風

かなり 陽が伸びましたね。
午後5時になっても お日さま頑張ってますね。



のどかな 親子を 見てしまいました。
やはり この家族も 幸せかなと思ったりして ほのぼのと思います。

夕方の海辺は 静かでいいですね。
漁師の 私が 言うのは おかしいですが 朝はせわしない時が続きます。
朝の 一秒と 夕方の一秒は 違う時間です。
朝の 一秒は とっても大切な 時間ですが この夕方は 無駄に過ごす意味のある 時間です。
どちらの一秒が好きかなと聞かれれば 夕方ですね。
夕方は 大好きな時間です。
出来れば 穏かに晴れた夕方がいいです。

手紙



秋のことです。
海苔の種付けをしていると 見学者が多いのですが 時間があれば 説明をしたり 顕微鏡を覗かせてあげたり します。

 ある日 組合に 手紙が 届いていました。
ひょんなことから 私の名前がわかったそうです。
要約すれば ありがとう という内容です。
石原裕次郎の切手に 久しぶりの封書。
大切に 保管してます。
今 手紙をいただくということは あまりありません。
差出人は ご主人の名前でしたが 書いたのは 奥さんです。

そのとき 差出人の住所は無く 名前だけでした。
今度は 私が 探す番です。
私の家から 5キロほど離れたところと わかりました。
訪ねて 御礼を 云いました。

偶然 今日 道で すれ違いました。
先方は かなり 離れた ところから 私を認識していたのです。
夫婦で おそろいのチェックのシャツを 羽織っていて、手を振るのです。
『さて 誰だろう』と思い 近づくと やっとわかりました。

久しぶりで 四方山話に 花が咲きました。
面白い出会いで これから お付き合いしそうです。
お話すると 世の中 狭いものです。
ご主人は 私の大変お世話になった人の弟さんだったのです。
「どう 似てるだろう?」
「・・・・・・」

なんとなく ちょっと 気分のいい 日でした。

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2007年01月29日 22時43分09秒 | Weblog

北東の風

夢 夢 夢で~ 今日も日が暮れる~



懸命に 海の仕事をしてきました。
息子も 大人になりました。

この 船は 私の船です。
息子が操舵をして 出てゆきます。
私は 見送りです。

この船は 高速摘採船です。
操舵は かなり難しく 馴れるのに 何年もかかります。
実際 私は この海で 最も早くこの船を導入したのですが この船に乗って 仕事を始めてした日
「こんなに 難しい操船できやしない」
と思ったのを 今でも思い出します。
誰も教えてくれる人がいないのです。
いまでは 簡単に思いますがね。

この船は 2代目で 私の名と息子の名を並べた船名を持っています。
息子が小さいとき いつか 子供と一緒に海に出たいなと 思ったりしていました。

とっても 小さな幸せを 実際 掴んだのですが。
今 置いてけ堀 になり 見送る日が来るとは 小さな幸せがちょっと膨らんだ気がします。
(置いてけ堀とは 昔 堀があって 釣りをしている人に 釣った魚を 「置いてけ」という お化けが出たそう という由来だそうです。)

まだまだ 私から見ると 素人同然です。
次第に 上達するはずなんですが なかなか 上手くならないのは 何故でしょう。
ゲームなんか 私より ずっと早く 上手くなるのは 何故でしょうね。

カレイ



夕食のカレイ
大きいですよね。

でも 今は 産卵を終えたばかりで もっとも 身が落ちています。
カレイの産卵は 暮れです。
カレイの卵は 何故か 背中にひとつ 腹にひとつ。
私は この卵が好きで 暮れのカレイは 好きです。
タラコより ほんのちょっと 小さめの卵を ほおばると えもいえぬ 美味しさです。

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海苔を焼く

2007年01月28日 19時22分37秒 | Weblog
北東の風

海から 上がって ちょっと 海苔乾燥場で オペレター。
出来上がった 海苔を ストーブで 焼く。
おせんべいを この海苔で 巻いて食べるのが 美味しいのです。




今年は まだまだ 海に栄養塩があるのだが 海苔の表面に リクモフォラという 珪藻が着いてきた。水温が低下すると この現象が 起きるのです。
暖冬と言えども ちょっと遅れて 出現です。
海苔の 活性化が 始まる 3月まで こんな感じなのかな。
でも こうして焼くと ぜんぜん!
いい海苔でしょう。
私的には 焦げるところが 出てくるほど よく焼くのが 好みです。
ステーキで云えば ウエルダムでしょう。

美味しいです。

偶然ですが 昨日 ホテルで いいアイディアを見ました。


その場で 焼いて 食べさせました。
ま 焼き色は あんまし(?)
でも なんとなく アイデアとしては gooです。
この 焼いた海苔を 包丁で 切って お皿に盛り付けていました。
海苔 消費拡大のために 応援して 食べてきました。
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源泉掛け流し

2007年01月27日 22時38分52秒 | Weblog

南の風

海人 草津に行ってきました。
いい天気に 恵まれて 気持ちの良い 旅でした。



漁業協同組合の役員と総代の改選が今年なので 最後の年の慰安旅行となりました。
しかも 自分たちで 出し合って企画するので 当然地元から出発するツアーに便乗するのです。
この方法が もっとも安価に旅が出来るやり方なのです。当然乗り合いですので 禁煙なのです。タバコを制限された漁師はかわいそうですね。かならず トイレ休憩で 先を争って火をつけるのです。
このときばかりは タバコをやめてよかったと思います。

ハズイことですが ここは 生まれて初めてのことで 「鬼押し出し」の奇景に驚きました。こんなに多くの溶岩を浅間山が噴出したとすると 地球の中に空洞ができてしまったのかも。
と心配したのです。 



松の根は 岩を砕いて生きている。
と言われますが そうなんですよね。
栄養分があるのでしょうか。
水分は あるのでしょうか。

まるで 中国の風景みたいでした。
と思ったら 周りで 中国語が聞こえます。
中国からの団体さんです。
恐るべし 中国の経済。(本土か、台湾かはわかりませんでした。)



源泉掛け流し
ある 温泉評論家が 名付けたそうですが 草津の湯は 50℃~90℃の熱いお湯が出るそうです。
で あの 湯もみ で温度を下げて 入浴したそうですが 乳白色のお湯は 気持ちいいですね。ちょっと硫黄の匂いがきついですが ゆっくりと 入れました。
元来 お風呂が嫌いなんですが 2回も入ってしまいました。



あくまでも 語弊がないように小さくアップしました。
先輩漁師なので 了解はとってありますが 小さく小さく 見て下さい。
いい湯だな~



せっかく こんな北国に来たのに 雪がないなんて。
そしたら 夜中に しんしんと降ってきました。
音もなく 降り積もってきます。
珍しくて みんなが寝静まってからも 窓の外を ずっと眺めていました。
とっても ロマンチックだなと思いきや 同室の酔っ払い(先輩漁師)が 目を覚まし またまた にぎやかな 雪見となってしまいました。

いろんな 地元での出来事 生き方 生活感を忘れて 雪の中 過ごしたことは 心休まることです。
こうして 帰木となった今 現実に戻って 生活をしなければなりませんね。
増えた体重も どうにかしないと。

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なんでしょうか?

2007年01月25日 21時32分37秒 | Weblog
北の風

久々に アクアラインです。
雲が こんなふうに かかるのは よくあるのです。



で 問題の写真です。



何? 笑っちゃう?ど~して?
冬場の植物は 枯れない限り ゆっくり育って ずっと 目を楽しませてくれる。
秋に 袋をつけ始めて ゆっくりと 大きくなって まだ完成しない。
冬のイチゴは ゆっくりだから 甘みも蓄積するそうだ。
ホントかな。
ゆっくりと育つ姿をゆっくりと観察するのも いいみたい。

カロリー高そう!



とんかつ の 海苔巻き。
一個食べると 3キロぐらい 走ってこなければならないようなもの。
2個食べると 6キロか
と思うと 一個も 食べられません。

食べてみたいと思う人!

久々に 予告お休みです
あしたは 草津のお湯の中。
ブログの更新 何日続いたのかな。昨日が危なかった。帰ってきたら夜中のお昼でした。どうか 一日お休みをください。
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大脱走!

2007年01月24日 23時48分24秒 | Weblog

北の風



懸命に 這っています。
たぶん 命がけ
たぶんでなく 実際に そうなんです。
人間に 食べられてしまうのですから。
必死でしょう。



海で 海苔網を張り替えていると 友人が アサリ採りをしていました。
さっきまで このバケツに入っていた ツメタガイが 脱走を図ったのです。
バケツの中から 這い出て 運よく 船のデッキに 転げ落ちて 逃げてゆきます。

残念なことに ここから先は 船の中で 何処にも出ることができません。
かわいそうに
この直後 友人の手で ヒョイと バケツの中に 返されてしまいました。

ツメタガイの気持ち
残念!

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にぎやかし

2007年01月23日 21時44分23秒 | Weblog

北の風強く



ふと 気がついたとき
昔は 繭玉のようなものを神棚にあげたことを 思い出す。

この お正月の ニギヤカシの脇に 柳の木を切ってきて つきたての御餅を 刺して飾った記憶がある。

いつの頃か その習慣は なくなってしまった。
いつ 飾るのかも 私には わからない。

こうして 昔からの 慣わしが 消えてゆくのかな と思った今朝でした。

海苔養殖日記



こうして 水深1メートルほどの 支柱柵に 冷凍網を出庫するのは 邪道と思ってました。本来であれば 沖合いの水深20メートルほどの 環境のいい場所に 出庫するのが慣わしです。
けれども 沖合いは 他の珪藻が はびこって こう毎日風があると 沖合いまでたどり着くことができなく 管理がおろそかになります。

春の潮で 今日は こんなにも 浅く、風でも 管理が出来るのです。
なんとなく 横着な感じですけど なかなか 調子がいいです。



あっという間に 夕方です。
一日って短いですね。

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海はいいなぁ

2007年01月22日 22時23分17秒 | Weblog

北東の風

久々に 晴れた 暖かい海を 見ました。



日差しが 春を思わせるのは 気のせいでしょうか。
急に 海の水も 温んだような 錯覚を 覚えます。



ふと 空を見上げても 暖かさを感じます。
鳥は カモメでなく とんびでもなく なんでしょうね。
ぴー ぴー と鳴き声はかわいいのですが 猛禽類みたいです。

ひさびさに 海苔養殖日記



支柱柵に 冷凍網を出庫してありました。
久々に ご対面です。
今度は 調子がいいです。
海苔の 手ごたえを 感じる 冷凍網です。
やっと つるっとして 尖った 海苔の葉を 見ることが出来ました。
最終の 冷凍網と なりそうです。
大事に 展開しようと 思います。

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杵つき

2007年01月21日 13時48分04秒 | Weblog
北東の風

近所で 珍しい光景に 出会いました。



久々に 杵と臼 を目撃しました。
「餅が 食べたくてね。」
「お正月に食べたばかりでしょう。」
「ずっと 前のことではないか。」

そうですね このあいだ 新年を迎えたと思ったら もう20日も経ってしまったのですね。
もっと 大事に 生きてゆかなければ もったいないですよね。

でも 私自身 餅は 好きではないので あまり 食べたくないのですがね。
我家でも 十年ほど前まで 臼と杵を 使っていましたね。
杵が古くなって 杵の破片が餅のなかに入ってたりして いやでしたね。



コメント (4)
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