東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

きもいれ草

2006年10月26日 19時55分07秒 | Weblog

南の微風

まずは 写真をご覧あれ



ただ 単に 荒れていただけではなかったのです。
私たちのグループが 途方にくれているところです。

犯人は 風なんですが アンカーにしていた杭が抜けていたのです。
こんな時のために 私の大船は 杭をいつでも打てるように 港で 待機させてあります。
きびすを返して 大船に乗り込みます。
(ほんとは そんなにメンテナンスしてないので 動くか内心心配ではありますが )
エンジンが 古くなっているので 全く自信はありません。)
ままよ!
とセルモーターを回します。

一回で 見事始動!
何とか 共同の仕事が終わりました。

海苔養殖日記

今日は ベタ凪なのに 午後から会議が四つ。
まずは 私が召集したのですから 文句も言えませんが

「緊急健全種網検鏡」
あの天候不良から どうもおかしいので 要請しました。
病害の発生です。

どうも 対処の方法がなく どうしたものか。
組合員には 結果報告だけはしましたが 対策がなくて 参ってます。

羽田新設滑走路工事説明

中の瀬浚渫工事説明会

こうして どんどん 東京湾が 変化して 狭まってゆきます。
黒川記章の 東京湾前面埋め立て構想が 一歩ずつ 進んでゆくようで どちらも 同意を 求められるのです。
「同意しなければ?」と質問します。
「誠心誠意 同意を求めます。」
結果は いつかはどこかで 同意しなければならないのです。

どちらも 国策ですから 同意を前提に話が進められるのです。

もうひとつ
地元企業の増設施設の排水
これまた 厄介な 問題で これこそ 話し合いが必要ですね。

こうして 一日が終わってしまいました。
海苔芽が とっても心配なのに

私の祖父母が よく言いました。

海苔はきもいれ草という。

海苔を養殖している限り 心配したり 悩んだり 困ったり とっても 世話の焼ける仕事だよ。
とよく 言っていました。

その通り 
明日から 作戦もなくなったし、どうしようか。

また 祖父母は こうも 言ったことを 覚えています。
私が 「駄目だ 海苔芽が みんな無くなる。」といったところ
「なあに 海苔は 化け物だ。一晩で よくなる。」
「そうか!」
付け加えました。
「ことも たまにある。」

あんた撮った?
そんなんで 妻を残して 今日は 先に海から 上がったのです。
夜 「港の入り口に 大きな鳥が一羽。その後ろに 小さな鳥がいっぱいいたよ。
   写真撮ればよかったのに」

・・・・・そんな光景 私が 撮らないわけがないじゃないか・・・・・・・
   (口にはせず 黙ってましたが)



この写真のほうが いいと思います。


このことでしょう。
でも 同じようなの ずっと前に撮りましたよ。

コメント (8)
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