東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

海色の空

2006年10月03日 11時35分22秒 | Weblog

北の風

本来ならば 空色の海とあるべきですよね。
今日は そう 感じた 風景ですので 敢て こんなタイトルにしました。



昨日の ブログの記事の写真と比べてみてください。
空の色って 毎日 変わりますよね。
今日は ホントに 秋の空 といった感じでさわやかそのもの。
海の上でも 暑くもなく寒くもなく 心地よい一日でした。

海苔養殖日記



今日の 潮時は 2日汐 といいます。
若汐ですが 秋は 大潮よりも かなり 干ます。
(これは 学校の授業では絶対に 教えないことです。逆に春になると夕方の晩汐のほうが 大潮よりも ずっと 干るのです。大潮に干潮時最大になるのは 夏のあいだだけです。したがって 冬に干満の差がもっとも最大になるのは 夜半なのです。)

昨日まで 小潮といい 干潮時でも 海水はほとんど動かず 海苔網は 海中にいました。海苔網は できれば 適度な干出があって 海苔が育ちます。
乾かずにいると 珪藻などの雑藻が繁茂して 海苔芽がでてこれません。

昨日までの天候であると 珪藻が 大きくなってしまうという 懸念がありました。
組合員の一人が 昨夜 電話をくれました。
「このまま 雨だと 汚れ(珪藻のことをいいます。)がすごい。どうする。」
という相談でした。
「できれば ポンプ洗い。でも 明日晴れるから 干出がいいと思う。」
という返事をしておきました。

今日は 心地よさそうに 海苔網が乾いてくれました。
この 海苔網の高さは 天候と潮時を勘案して 毎日決めるのですが 多分 この高さは ピッタンコだと 自画自賛です。

コメント (3)
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