今回は平成8年以降の隠れた速球投手の紹介ですが、現役投手も多く、取り敢えずオリックスでデビューした山口和男投手です。スピードガン表示では最速158kmを計測し、日本人投手としては五十嵐亮太、伊良部秀輝と共に最速を誇っています。しかし球の伸び、切れに今一つ欠け、又故障もあり、もう一つ活躍出来ていません。その他の現役投手に就いては、もう少し状況を静観したく思います。それにしても現役投手の内で、150kmを超す速球を投げられる投手が増えた事には驚きを隠せません。以前にも書きましたが、明らかに全体としての球速は伸びていると思います。又阪神の藤川球児、北海道日本ハムのダルビッシュ有の二人に関しては、その浮き上がる様な球の伸びは、私の知りうる限りかっての大投手達を凌ぎ、デビュー時の伊藤智仁と共に、球速は別としても史上最高のものと思います。