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日米を問わず名選手を紹介。

球速の変遷(9)

2008-02-04 21:49:48 | Weblog
前回球速自慢の投手たちの本人談は、あまり当てにならない事を記しました。では今回はその相手となる打者の発言はどうなのでしょうか?実際に打席に立つ打者の実感は、かなり現実を捉えていると思います。しかし各打者、個々に好き嫌い、得手、不得手があると思います。例えば左投手の嫌いな打者は、左投手をより速く感じるでしょうし、変則派が嫌いな打者は、彼らをより速く感じていると思います。かって豊田泰光は、最速投手は誰かという質問に対し、自身の最大の苦手投手こそ、最高の速球投手と言う事で、杉浦忠と答えています。又大杉勝男は、あの豪速球投手米田哲也の球速をもの凄く評価しながらも、タイミングがあわせ易く、好きな投手と発言しています。それぞれ打者によって違ってくるのでしょう。最終的には、多分最も冷静に、投球を見られる立場の審判や記録員が最も正確に、投手の球速を見抜いているかと思います。