3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

球速の変遷(11)

2008-02-06 21:37:35 | Weblog
前回に引き続き、隠れた快速球投手を紹介したいと思います。先ずは、活躍したと言えるのは、昭和38年の一年間のみの高橋栄一郎です。全身のバネを活かし、軽いながらも、切れ、伸び共に凄い速球を投げていました。制球に難があるのと、いい変化球に欠ける為、他の年は殆ど活躍出来ませんでした。当時の球速は米田哲也、尾崎行雄に次ぎ、パリーグのベスト3に入る位のものだったと思います。その少し後では、西鉄の与田順欣の快速球が印象に残っています。非常に綺麗なオーバースローから投じる球は、もの凄く速く、エースの池永正明を、球速に関しては遥かに凌いでいました。しかし制球に若干難があるのと、投球フォームに威圧感に欠ける為、もう一つ活躍出来ず、あの黒い霧、八百長行為により永久追放されました。