鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

さつき

2013-05-30 19:02:16 | 写真俳句

底白のほのと色香や花さつき

(そこじろのほのといろかやはなさつき)

「秋月」という銘のさつきです。

 

紅さしてみたき乙女や花さつき

(べにさしてみたきおとめやはなさつき)

色んな柄に咲き分けるさつきですが、銘は不明です。

 

5月の写真俳句作品を、デジブックアルバムにまとめました。

よろしければ、クリックしてご覧ください。

 

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薔薇園

2013-05-28 17:22:30 | 写真俳句

咲き競ふ名のある薔薇もなき薔薇も

(さききそうなのあるばらもなきばらも)

当市の「若園バラ園」です。

5月18日の撮影ですから、今は盛りを過ぎた頃でしょう。

 

日差してふ恵みや甘き薔薇の園

(ひざしてふめぐみやあまきばらのその)

「スヴニール・ド・アンネフランク」という名の薔薇です。

 

「ダブルラテライト」という名の薔薇です。

 

 《有難うございました》

体調不良へのご心配いただき有難うございました。

まだまだ完調ではありませんが、痛みが和らぎましたので、

体と相談しながら、少しずつ復帰させていただきます。

宜しくお願い致します。

 

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琵琶湖

2013-05-25 05:30:53 | 写真俳句

早緑や近江の湖を見はるかし

(さみどりやおうみのうみをみはるかし)

滋賀県マキノの道の駅からの風景。

琵琶湖が見えています。

 

淡海のそよぐ薫風風車小屋

(あわうみのそよぐくんぷうふうしゃごや)

琵琶湖西岸、高島市の新旭風車村の風景です。

淡海=あはうみ=琵琶湖

 

黄菖蒲の凛と咲きたる淡海かな

(きしょうぶのりんとさきたるあわみかな)

 

 

《お知らせとお詫び》

体調不良で、ご心配いただきありがとうございます。

長時間、パソコンに向かえませんので、もうしばらく、

皆様への、訪問・コメントができませんこと、ご容赦ください。

 

 

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帰省編(その4)

2013-05-23 05:34:25 | 写真俳句

《お知らせとお詫び》

体調不良のため、医者の指示でしばらくパソコンを離れます。

皆様への、訪問・コメントができませんこと、ご容赦ください。

 

早苗田に勤しむ農婦過疎に生く

(さなえだにいそしむのうふかそにいく)

帰省編の第4弾です。

 

越前に生きて田植うる誇りかな

(えちぜんにいきてたううるひこりかな)

あの銘柄米「こしひかり」を生んだ、コメの里越前。

農夫にも、その誇りが感じられます。

 

老農のふうと息つき早苗風

(ろうのうのふうといきつきさなえかぜ)

米産の里も、高齢化が進んでいます。

 

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帰省編(その3)

2013-05-21 05:25:52 | 写真俳句

笑み生けば憂き世の風も薫るらむ

(えみいけばうきよのかぜもかおるらむ)

帰省編の第3弾です。

何故か、故郷の我が実家が好きな野良、

時に、こうした表情を見せてくれます。

 

新樹光君の瞳に首つたけ

(しんじゅこうきみのひとみにくびったけ)

こんな瞳で見つめられると弱いです。

 

       5月9日~20日の、ツイッターつぶやき句をまとめました。

                        (一部省略、一部推敲)

      故郷へ向かふ朝や風薫る             薫風や土鳩の声に目覚めけり

      走り茶に語る薀蓄ひとくさり            虞美人草亥下に咲きし涙花

      虞美人草常世に結ぶ悲恋花           四面楚歌聞こゆ亥下や虞美人草

      鵜の一羽水面を叩き翔ちにけり         宮杜を棲家と集ふ川鵜かな

      待ち人やくるりと日傘落ち着かず        絵日傘や四条の橋の京美人

      絵日傘や裾の乱れも艶やかに          パラソルの下より伸びる脚美人

      約束の日傘を探す忍ぶ恋             絵日傘や蝶々夫人の住みし街

      虹鱒や醒ヶ井宿の地蔵川             虹鱒や希望の名前得て焼かれ

      虹鱒の陽に輝きて釣られけり           虹鱒や醒ヶ井宿の一夜酒

      さう言へば玉菜と言ひし祖母なりき       剥くほどに甘味の増せる玉菜かな

      虫食いの玉菜の美味き証しかな        山畑は遠くにありき玉菜穫り

      甘藍や陽と地の恵み包み込み         和せば成る玉菜の如き人世かな

      倹約に生きて玉菜の芯甘く            夏蜜柑ものぐさなりて食べもせず

      恋多き青春なりき夏蜜柑             通学のバスのときめき夏蜜柑

      老いてなほ純情自認夏蜜柑           面の皮の厚いあいつや夏蜜柑

      あまちゃんの演技溌剌夏蜜柑

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帰省編(その2)

2013-05-18 05:30:00 | 写真俳句

老鶯の声も映せる池面かな

(ろうおうのこえもうつせるいけもかな)

帰省編の第2弾です。

里の山路を散歩しての写真です。

 

早苗風峪の棚田を抜けにけり

(さなえかぜたにのたなだをぬけにけり)

 棚田は田植えが終わっていました。

 

高齢の里を包みて若緑

(こうれいのさとをくるみてわかみどり)

 高齢の里にも、若い緑の時期は巡ってきました。

 

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帰省編(その1)

2013-05-16 05:30:58 | 写真俳句

ゆきちやんの丸めし蓬団子かな

(ゆきちゃんのまるめしよもぎだんごかな)

先日、帰省してきました。

今回は、その帰省編の第一弾。

小学3年生のゆきちゃんが、蓬団子を作ってくれました。

蓬は春の季語ですが、この際、大目に見て下さい。

 

のびのびと育ちて少女野蒜掘る

(のびのびとそだちてしょうじょのびるほる)

私と野蒜を堀ることを楽しみにしてくれていたゆきちゃん、

楽しいひと時を過ごしました。

野蒜も春の季語ですね。

大目にお願いします。

 

そうして、採った野蒜は、こうして酢味噌和えにするのが最高!!

お酒が進みます。

でも、ゆきちゃんも、この野蒜が好きなんだとか・・・・。

 

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木下闇

2013-05-14 05:30:27 | 写真俳句

物の怪の潜む気配や木下闇

(もののけのひそむけはいやこしたやみ)

写真は、過日訪れた、見山の里でのものです。

 

勝尾寺や達磨が睨む木下闇

(かつおじやだるまがにらむこしたやみ)

大阪府箕面市の勝尾寺は、高野山真言宗の寺院。

西国三十三所の第二十三番札所。

だるまの寺としても知られ、

いたるところに、睨みをきかせています。

 

早緑の包む小人の館かな

(さみどりのくるむこびとのやかたかな)

 写真は、過日訪れた、見山の里でのものです。

 

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卯月

2013-05-08 05:30:18 | 写真俳句

 

川渡る風や卯月の香となりて

(かわわたるかぜやうづきのかとなりて)

 

木漏れ日の陰濃くなりて卯月かな

(こもれびのかげこくなりてうづきかな)

ミズバショウ(?)の開きかけです。

敢えて「影」とせず「陰」としました。

 

《お知らせ》

5月9日から数日間留守します。

その間、訪問・コメントなどできませんので、ご容赦ください。

 

    5月1日から8日までの、ツイッターのつぶやき句をまとめました。

                            (一部省略、一部推敲)

    現世や勿忘草の人老いて             届けたき人ありわすれなぐさの歌

    老ふごとに勿忘草の名の悲し          口笛に“五月のばら”を奏でけり

    口笛の心地見山に青き踏む           キリシタン隠れの里や青き踏む

    路辺に佇つマリアの像や青き踏む       満たされて忘る憲法記念の日

    平和にて忘る憲法記念の日            憲法記念日忘れてならぬ歴史あり

    ひたひたと迫る軍靴や憲法日           失つてからでは遅き憲法日

    腹足りて忘る憲法記念の日             暮の春四季ある国に生きてをり

    明日思ひ得る幸せや暮の春            緑の日水ある星に生きてをり

    生命ある星に生きるや緑の日           また背丈少し縮みて子供の日

    夏立てば横になつてはをれませぬ        履き古りし運動靴や夏立つ日

    夏立ちて洗濯日和妻の留守           子供の日嫁いで母のゐざりけり

    水木花まだ見ぬ人にときめけり          ときめきの余力まだあり水木花

    石楠花や達磨が睨む勝尾寺           石楠花を辿る先なる多宝塔

    新緑の中に勝尾寺ありにけり            新緑の見山の里に遊びけり

    丹波路の緑の中を走りけり              新緑や初恋人の笑みに似て

    早緑の包める森の館かな              早緑の包む小人の館かな

    老い進む里を包みて若緑                            鰹潮未来見据える竜馬像

    領侵す外国船や青葉潮              黒船の来たる昔や青葉潮               

    青葉潮鯨漁師の太地かな            ジャスミンの夜闇に深む香りかな                

 

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立夏

2013-05-06 05:30:00 | 写真俳句

夏立つ日口笛日和なりにけり

(なつたつひくちぶえびよりなりにけり)

今回の写真はすべて、当市北部の、見山の里での撮影のものです。

口笛を吹きたくなるような、清々しさです。

 

夏立ちぬむつくりむくりと起きませう

(なつたちぬむっくりむくりとおきましょう)

花粉症の時期もようやく終わり、解放された気分。

起き出しましょう・・・・ルンルン。

 

山里の風は甘きか鯉のぼり

(やまざとのかぜはあまきかこいのぼり)

 花粉もPM2.5も感じず、清々しい♪

 

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