鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

がんばろう大阪 その2(法善寺・水掛不動)

2008-06-29 14:57:01 | 写真短歌・写真俳句

前回の道頓堀から少し南に歩くと法善寺横丁があります。

石畳を歩めば横丁法善寺 古き浪花の人情話

法善寺横丁と言えば、織田作之助の「夫婦善哉」で知られますね。

藤島桓夫さんが歌った「月の法善寺横町」も有名です。

ご存知の方、ご一緒にどうぞ。

「包丁一本 さらしに巻いて・・・・・・」 

 

 

 

煩悩の水浴び不動の苔の花

法善寺横丁とくれば、忘れてならないのが、法善寺の水掛不動さんです。

参拝者が次々来られて、水をかけ、願をかけておられました。

先日、水掛け不動さんの脇にある、この石像が壊されるという

罰当たりな事件が起こりました。

犯人は、防犯カメラに映っていたために御用。

修復されて置かれています。

京都の北野天満宮の牛の像が破壊されるなど、

このような事件が頻発しています。

寂しい、悲しい、人種が増えたものです。

 

 

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がんばろう大阪

2008-06-27 08:47:48 | 写真短歌・写真俳句

くいだおれの街に利あらず 梅雨湿し

「京都の着倒れ、大阪の食い倒れ」と言われますが、

その大阪を象徴する道頓堀の、「くいだおれ」が

7月8日をもって閉店することになりました。

客足が伸びず、営業不振のためだそうです。

 

 

 

汗拭(あせぬぐい) 共に去る日も近ければ

くいだおれと言えば、有名なのがこの人形「くいだおれ太郎」です。

この男の方はどういう立場の人か存じませんが、

閉店と共にこの店をさるのでしょうね。愛情込めて、磨かれていました。

ちなみに、このくいだおれ太郎は、全国から引く手あまただそうです。

引き取り先が注目される中、

7月3には、阪神ー中日戦を観戦するとか・・・・。

 

 

 

対岸の火事にはあらず食の街

捲土重来燃やせ商魂

くいだおれの閉店は、単にこの店、この街の問題にとどまりません。

とかく、地盤沈下の言われる大阪、その象徴のようにも思えます。

加えて、相次ぐ食品偽装の発覚など・・・・

ここで踏ん張らねば、大阪が寂しくなります。

住めば都の大阪、活性化を願ってやみません。

皆さん、どんどん大阪に来てや!!

橋下知事になり代わりまして・・・・。

 

 

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敦賀・・・・気比神宮

2008-06-25 07:41:34 | 写真短歌・写真俳句

老い母の青春の血騒ぐらし

育ちし敦賀気比の大宮

福井県敦賀市は、母が生まれ育ち、

青春の日々を過ごしたところです。

そして私が生まれた町でもあります。

この市の象徴的な存在が、気比(けひ)神宮。

先日、帰省の折に、久しぶりに母とともに、ここを訪れました。

写真は、気比神宮の大鳥居。

この鳥居は、奈良県・春日大社一ノ鳥居、

広島県・厳島神社大鳥居とともに、

日本三大鳥居と並び称されていて、

国の重要文化財の指定を受けています。

 

 

 

万緑や子らの声湧く大鳥居

「どこの幼稚園?」母がいきなり子どもたちに声をかけました。

「北幼稚園!」という元気な声。「あ~そうなの」という納得の返事。

母は近所の北小学校で学び、北小学校に赴任したそうです。

「バイバイ」・・・という子どもたちの元気な声に後押しされました。

 

 

気比神宮に関するサイト・・・をお借りします。 

 

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アメリカンデイゴ

2008-06-23 07:30:48 | 写真短歌・写真俳句

フラミンゴ面してデイゴ咲いて夏至

近所の公園に、奇妙な形の花が咲いていました。

調べてみると、アメリカンデイゴとありました。

愛嬌のある表情がいいですね。

 

 

 

青嵐 樹下を彩るデイゴかな

木の下にはこんなにも、花が散っていました。

これもまた綺麗ですね。

 

 

ご指摘有難う御座いました。

デイゴは海紅豆で夏の季語だそうです。 

 

 

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花菖蒲・折鶴ラン

2008-06-21 08:13:32 | 写真短歌・写真俳句

恋した女の佇む淵や 花菖蒲

花菖蒲の紫は、どこか憂いを秘めた

着物姿の女性をイメージさせます。

どうしてそんなに悲しそうな顔をしているの?

 

 

鶴を折るあどけなき指  梅雨模様

 折鶴ランの花です。

田舎の○○チャンが、あどけない手で、

折り紙をしていたことを思い出しました。

 

 

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花菖蒲

2008-06-19 07:52:31 | 写真短歌・写真俳句

震災お見舞い・・・

帰省のために留守した間に、岩手・宮城内陸大地震という

甚大な災害が起こりました。

皆さんのお宅は如何でしたでしょうか。

被災された皆様に、心からのお悔やみ、お見舞いを申し上げます。、

同時に、一日も早い復興を祈念いたします。

 

 

初浴衣 着慣れぬ襟の乱れかな

2年前、近くの菖蒲園で、撮影しました。

モデルさんの胸元の襟が少し開き過ぎだとは思いませんか。

気になりながらの撮影でした。

 

 

 

 

おすましの乙女も旬や花菖蒲

いよいよ、花菖蒲が綺麗な時期ですが、

この乙女もまた、花咲く時を迎えました。

(というイメージで・・・・) 

 

 

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マッターホルン

2008-06-14 07:41:50 | 写真・日記

お知らせ

いつもご訪問と、温かいコメント有難うございます。

6月14日(土)より、数日留守にいたします。

しばらく、写真をお楽しみ下さい。

↑↓ 1986年撮影のマッターホルンです。

古いネガからの取り込みですので、傷があります。

 

ゴルナー氷河を挟んで、モンテローザ(左)とリスカム(右)です。

これらの写真は、ホームページに掲載中です。

 

返事と、こちらからの訪問もできませんので、

留守の間、コメント欄を閉じさせていただきます。

 

 

 

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我が住む所

2008-06-12 08:28:32 | 写真短歌・写真俳句

四十年住めば都の梅雨夜かな

我が家を少し出たところの、9時半頃の夜景です。

植え終わったばかりの水田に街路の灯が映り、とても綺麗でした。

「こんなに綺麗な所だったのだ・・・」妻と交わした会話です。

大学を出て、就職して、この市に来て40年。

人生の3分の2が、この市でしめられることになります。

 

 

 

生活の息吹も映す植田かな

我が家の裏に広がる水田です。

両側に並ぶ家々は、背後からの画面になりますが、

それぞれの家の生活の息遣いまでが、この水田に映っているようです。

向かって右側の、一番手前の家が、我が家です。

 

 

 

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畑にて その2

2008-06-10 09:00:00 | 写真短歌・写真俳句

玉葱に老いの一徹実りけり

妻の母親は86歳。腰が90度に曲がり、

手押し車などの支えがないと歩けません。

それでも、「大変だからやめなさい」という、

周囲の声を押し切って、畑作りをやっています。

先日、玉葱の収穫を手伝いました。

 

 

 水番の声交し合う里田かな

水源の限られている山里の水田では、

田植え後の水やりや、その順番が大切な課題です。

一日に何度か田を回り、水が供給されているか、

水の順番が守られているかなどを確認します。

「水を見て来た」とか「次はうちやな」など声が、

隣近所で交わされます。

 

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紫陽花

2008-06-07 08:53:40 | 写真短歌・写真俳句

不器用な道の果たての四葩(よひら)かな

 写真は昨年撮影の、ホームページ掲載中のものです。

不器用に、のろのろと歩くカタツムリ。

その、のろのろ歩きの末、とうとう

四葩(紫陽花)に辿りつきました。

そんなカタツムリ、

不器用な自分自身に似ているようで・・・。

自分にも、いつか辿りつく時があるのだろうか。

 

 

 

 額紫陽花 一粒毎の主張かな

 写真は昨年撮影の、ホームページ掲載中のものです。

普通に見る紫陽花の花は、ガクだそうですね。

ガクアジサイに見られる、小さい粒が花だとか・・・・。

小さな花一粒一粒が、花ですよ~~と

主張しているように見えました。

我々一人ひとりも、ちっぽけな存在ですが、

主張すべきはしなくては・・・・。

 

 

 

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