鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

ツマグロヒョウモンチョウ

2008-10-31 17:15:13 | 写真短歌・写真俳句

逞しく不況の秋も女蝶

アメリカ発の未曾有の経済混乱は、

庶民の生活にも、ジワリ響いてきています。

でも、そんな中でも、女性はへこたれていません。

この、雌のツマグロヒョウモンが、

そのように語っているように見えます。

 

 

貧すれど男はダンディ秋の蝶

その一方で、男はと言いますと・・・・

ダンディを決め込んで、かっこつけています。

でも、その傷ついた雄の翅は、

厳しい実態を物語っているようですね。

夫婦力を合わせて、難局を乗り越えましょう。

 

 

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バッタ

2008-10-29 09:19:34 | 写真短歌・写真俳句

はたはたの跳ねて案内(あない)すウォークかな

写真は昨年撮影のものです。

今の時期、ウォーキングコースの河川敷には、

バッタが盛んに飛び交っています。

歩を進めるごとに、ピョンと前方に飛び、

近づくとまた前方へ・・・・

まるで、道案内をするかのようです。

 

投稿句有難うございました。

     はたはたの跳ねて案内すウォークかな  
            寄り道せずにお行きなさいと  らっこさん

                     (下の句をいただきました。) 

 

         はたはたの跳ねて案内すウォークかな  
                            夕日の土手に長き影なす   しじみさん

                                                       (下の句をいただきました。)

 

 

 

はたはたのむつみあう目の恥かしく

昨年の作品の再掲です。

睦みあう姿?

何となく気恥ずかしく、

赤面する純情鎌ちゃんでした。

と言いながら、しっかり撮影だけは・・・・。

 

投稿句有難うございました。

     はたはたの むつみあう目の 恥ずかしく
         惚れてりゃこその 微笑ましさよ   ぼたんさん

              (下の句をいただきました。) 

 

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紫式部と我が故郷

2008-10-27 06:23:17 | 写真短歌・写真俳句

いにしえの紫式部も仰ぎ見て

都偲びし日野山今も

源氏物語一千年紀にあたり、

ホームページ掲載中の旧作写真短歌を蔵出しすることにしました。 

紫式部は、我が故郷、越前に住んだことがあります。

それは、長徳2年(996年)、父の藤原為時が、

越前の国守に任じられた時のこと。

それに伴って国府があった

福井県武生市(現在の越前市)にやってきたのです。 

    この地で、彼女は  

        「こゝにかく日野の杉むら埋む雪      

                小塩の松に今日やまがへる」

                                                         と歌っています。

小塩というのは、越前市の王子保のことだと思います。

目の前の日野山に降り積もる雪を眺めながら、

懐かしい都を思う心がこめられているとされます。

なお、この和歌は、市内の紫式部公園に、

谷崎潤一郎筆の碑として残されています。

 

            もう二首

                        「ふるさとに帰る山路のそれならば    

                      心やゆくとゆきも見てまし  紫式部」

       「われも見る源氏の作者をさなくて

                    父と眺めし越前の山   与謝野晶子」

 

投稿短歌有難うございました。

     こむらさき千年の時空(とき)越え逢わむ  
            越前の山に霧かかるとも    らっこさん
 

 

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ヤマトシジミ その2

2008-10-24 18:04:29 | 写真短歌・写真俳句

秋深し 拠る花なきやしじみ蝶

ヤマトシジミ蝶の第2弾です。

小さな蝶なので、花まで辿り着くのは大変なのでしょうか。

小休止を繰り返しつつ、飛んでいます。

晩秋は拠る花が少なくて、大変でしょうね。

 

 

傷つきし身を尽くしてや 秋の蝶

そして、こんな姿に・・・・

それでも、懸命に命を全うしようとしています。

頑張れ!!

 

投稿句有難うございました。 

       傷つきし 身を尽してや 秋の蝶 
           主を慕ひて 飛ぶ吾の如    ぼたんさん

                                            (下の句をいただきました)

      

             小灰蝶さやけし風に乗りてゆけ       ことさん

      

      傷つきし身を尽くしてや 秋の蝶  
            蜜を探して飛びつ休みつ    らっこさん

                                                (下の句をいただきました)

  

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秋の森にて

2008-10-22 08:20:10 | 写真短歌・写真俳句

秋の蜘蛛 客待ち顔の遊女かな

これは、女郎蜘蛛ですよね。

女郎=遊女をイメージして・・・・。

 

下の句有難うございました。

           秋の蜘蛛 客待ち顔の 遊女かな  
                ちょいとにいさん け出しがちらり    ぼたんさん

 

 

偲びあう恋の夜長や えだしゃく蛾

蛾は、夜を待って活動するのですね。

この写真は、「えだしゃく」という

蛾の仲間だと思うのですがいかがでしょう。

名前をご存知の方、教えてください。

愛しい相手と忍びあう

夜が来るのを待っているようです。

 

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実紫

2008-10-20 08:34:40 | 写真短歌・写真俳句

千年の時の流れや 式部の実

紫式部と名づけられたこの実・・・・

「源氏物語」千年紀の今年は、

殊に、この実に思いが及びます。

連歌有難うございました。

     千年の 時の流れや 式部の実          
            今の現に 明かり失せずに   ぼたんさん

 

 

実紫 光に添いてゆかしかな

紫と光・・・・

若紫そして光の君を思い描きました。

 連歌有難うございました。 

     実紫 光に添いてゆかしかな
            式部の里にゆかりありしや   らっこさん

 

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ヤマトシジミ

2008-10-18 06:26:15 | 写真短歌・写真俳句

朝寒や 惰眠むさぼりしじみ蝶

朝晩はすっかり冷え込む季節、

早朝の庭に、小さな蝶が・・・・。

多分、これはヤマトシジミでしょうか。

まだぐっすり眠っているようです。

あまりにも小さいので、トリミングをした結果、

ちょっと恥ずかしい出来の写真になりました。

蝶は、春の季語ですが、

この場合、「朝寒」を季語として、

お読みいただければ幸いです。

 

 

しじみ蝶秋日を浴びて目覚めけり

日が昇ると、ようやく体温も上昇し、目覚めたようです。

さあ、今日も一日が始まりました。

 

投稿句有難うございました。 

写真ブログ嬉し恥ずかししじみ蝶      しじみさん

しじみ蝶 秋日を浴びて 目覚めけり                        
                  夢の続きは 今宵に止め  ぼたんさん

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明日香にて その9

2008-10-15 06:47:06 | 写真短歌・写真俳句

権勢も石下に眠る月の秋

石舞台です。ご存知、蘇我氏の権勢の礎を築いた、

蘇我馬子の墓とされています。

この、石舞台が月下に佇む様を想像すると、

世の無常を感じざる負えません。

 

 

これはもう芙蓉の寺や橘寺

寺の名前は橘寺ですが、

境内は芙蓉の花で満たされていました。

橘寺と言うより、芙蓉の寺では・・・・。

橘も芙蓉も秋の季語ですが、この場合寺の名前ということで・・・・。

 

 

二面石人の心と秋の空

橘寺にある二面石は、人の心の善悪二面を表しています。

この写真は善の心です。

この反対側に、悪の心が隠れています。

 

明日香シリーズはこれにて終了致します。

お付き合い有難うございました

 

投稿句有難うございました。

案山子愉し 明日香路深し 妻と行        風のぶ子さん

立ち並ぶお伽の国の案山子かな       しじみさん 

 

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明日香にて その7

2008-10-09 07:22:27 | 写真短歌・写真俳句

風の子や出番伺う秋半ば

秋たけなわ、まもなく風の子の出番の季節です。

 

 

農政の貧しさ叫べど秋の風

農政の充実を訴えているように見えます。

でも、ただむなしく秋風が吹くのみ。

下の句をいただきました。有難うございます。

                  農政の 貧しさ叫べど 秋の風
                     お大尽には 縁無き事よ   ぼたんさん   

 

あら!いやだ 時違えたわもう秋ね

おちゃらけ俳句ですみません。

製作者は人魚のつもりだったのでしょうが・・・・。

 

案山子ロードです。このように案山子たちが並んでいます。

 

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