鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

過疎の故郷 その2(朽ちる)

2008-01-30 10:41:51 | 写真短歌・写真俳句

廃屋に朽ちる車や 風寒し

前回に続いて、過疎化する故郷の点景です。

 

 

耕す人老いて朽ちゆく冬の畑

最近まで、年老いたおばあさんが、這いつくように耕作していた畑。

このように朽ちていっています。このような田畑が、どんどん広がっています。

白いのは、降った霰です。 

 

 

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過疎の故郷 その1(越前市政への苦言)

2008-01-28 11:45:05 | 写真短歌・写真俳句

老い独り住む家寂し冬枯れ木

昨年12月の作品を、発表の機会を逸したまま今日に至りました。

過疎が進む故郷の情景を、少し悲しい怒りの意を込めて詠んでみました。

(写真句は、実家近所での作品です)

 福井県は、住みよい県のランクでは上位にあるとされる県ですが、

我が故郷の越前市、実家のある地域では過疎が進ん出います。

そして、私の母も含めて、高齢者の一人住まいが増える中、

高齢者対策が不毛、土・日には、通るバスもなく、

病院に行くにも手段がないという有様です。

高齢者は、勝手に朽ち果てろというのでしょうか。

 

 

 

廃屋の背戸の南天過疎の風

この家に独りすんでいたお婆さんには、

子どもの頃の私は随分可愛がっていただきました。

亡くなられ、廃屋になって、永い年月を経ています。

そもそも、安直な市町合併を進め、武生(たけふ)市という、

歴史的名を地図から消したのも、今の市政。

それで住民福祉が向上したのならまだよしとしよう。

後退してどうするんだ!!

 

それでも愛する我が故郷です。

故郷で母はただ独り、今日83回目の誕生日を迎えました。

 

 

次回へ続きます。

 

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安威川の鳥たち その2

2008-01-26 13:10:17 | 写真短歌・写真俳句

我が街の母なる川に抱かれて

しばし憩えよ冬の同胞(はらから)

安威川は、我が街の母なる川。

同じくこの川を寄る辺とする冬の渡り鳥は、

私たちの同胞とも思える大切な仲間。

冬の間ゆっくり憩う場であって欲しいと願っています。

 

  

  ホームページ関連記事 

http://toshikama.hp.infoseek.co.jp/04aigawafuyudori01.html

                 から13ページあります。ご覧ください。

 

 

今日もまた定位置に佇ち青鷺は

沈思黙考行者の如く

いつも同じ場所に青鷺がじっと佇むのです。

まるで、沈思黙考の哲学者か行者のように。

 

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安威川の鳥たち

2008-01-24 09:35:58 | 写真短歌・写真俳句

睦まじく毛繕いする日向ぼこ

わが茨木市を流れる安威川。

グリコ・森永事件の発端となった、江崎グリコの社長が、

作業小屋に監禁されていたあの川です。

毎年、冬になると渡り鳥がやってきて羽根を休めます。

以前に撮った鳥たちの写真に句を添えてみました。

 

    ホームページ関連記事 

http://toshikama.hp.infoseek.co.jp/04aigawafuyudori01.html

                 から13ページあります。ご覧ください。

 

 

冬日和  皆遊ぼうよらんららん

ユリカモメです。楽しい舞を見せてくれました。

 

   

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蝋梅

2008-01-22 16:13:10 | 写真短歌・写真俳句

木々いまだ冬の眠りの深けれど

目覚めを告げて蝋梅の咲く

 

皆さんから蝋梅の便りがどんどん届いていますが、

私の近所には蝋梅がみあたりません。

ロウバイした結果、昨年までに、

勤務していた学校で撮影した写真を

引き出してきました。

この短歌も、ホームページ掲載のものです。

 

 

蝋梅の香も届けたし君のもと

 

これは、ホームページ掲載の写真に、句を添えました。

蝋梅の、甘い香りをあなたに届けたいのですが・・・・。     

 

 

  川柳      

医師不足タライ屋儲かる救急医療     

  

    狂歌      

 最近の受けない芸の二本立て             タライまわしと偽装マジック

 

 

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キルタンサス

2008-01-21 07:13:39 | 写真短歌・写真俳句

一鉢のキルタンサスの花増えて

近隣家庭に広がりてあり

何年か前に妻がいただいてきた一鉢のキルタンサス。

これがどんどん増え、毎年株分けをし、お隣や近所に

お分けし、広がっています。

 

 

花乏しき季節に淡き色添えて

キルタンサスは今盛りなり

 

 花が少なくなるこの時期に、淡いピンクの花は、

華やかさを添えてくれています。

 

 

<一句紹介>

元旦や今日のいのちに遭う不思議

先日、法事で帰省した。妻の里の

お寺の門の掲載された句です。

法事の、法話をされた、若い住職の

創作だそうです。

早速、法事の宴席で話が盛り上がり、

酒を酌み交わしながら、句の談義をしました。

 

 

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京都/嵐山・嵯峨野散策(ホームページ写真より)

2008-01-18 08:12:34 | 写真短歌・写真俳句

南天の実の赤きにも御仏の

慈悲ありと見ゆ冬の嵯峨野は

     

以前に生徒たちと、嵐山・嵯峨野散策時のものです。      

ホームページから出してきて句と和歌を添えました。      

古いネガからの取り込みです。

 

 

古都の宴舞い艶やかに都鳥

        

これも以前に生徒たちと、冬の京都の嵐山嵯峨野を      

散策した時の写真です。      

写真は、古いモノクロネガから取り込んだものですので、      

少し画質が落ちます。   

ホームページの関係記事は        http://toshikama.hp.infoseek.co.jp/00arashiyama01.html                                から7ページあります。

 

今日から法事のために留守いたします。

3~4日、お伺いできません。

ご承知のほど、宜しくお願いします。

 

 

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阪神淡路大震災に寄せて&京都鴨川の都鳥

2008-01-16 07:37:23 | 写真短歌・写真俳句

 

阪神淡路大震災の震災記念日に寄せて

 

今日1月17日は阪神淡路大地震の震災記念日です。

我が家も、あの朝、少なからぬ災害を受けました。

恐怖の記憶は、今も癒えません。

亡くなられた御霊の安らかなることを祈り、

震災へ備える気持ちを新たにしましょう。

ホームページの関連記事をご覧ください。

 http://sky.geocities.jp/kama_trip/syashinntannka7syou04.html

 

 

 

 

名にしおはば一差し舞えよ都鳥

祇園舞妓は縁なき吾なれば

先日京都の祇園界隈を散策しました。

舞妓さんにも会いましたが、所詮、舞妓遊びには縁遠い身の程。

艶やかな舞を見ることもできません。

近くの鴨川でユリカモメ(都鳥)の舞を見て、ひと時を過ごしました。

 

 

 

我に寄り何を語るや都鳥

加茂の流れか都の風か

 

私がいるのにおかまいなく、一羽のユリカモメが近くへ来ました。

「お前は何を語りたいのだ?

加茂川の流れはに込められた

悠久の歴史か?京都の雅か?」

(ユリカモメは、京都では都鳥が似合います。鴨川もあえて加茂川としてみました。)

 

 

  

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故郷雪景色 その4

2008-01-14 09:17:58 | 写真短歌・写真俳句

 

雪見酒 ふと口をつくはるみ節  

 

十日戎投稿で後回しになった、故郷の雪景色の作品です。

はるみ節とは、あの、都はるみの歌ですよ。

演歌とは縁遠い、鎌ちゃんの努力作です。

どの歌を想像されますか??

   

 

 

 

 

雪轍そろり辿りてUターン 

 

1月3日、故郷からのUターン。

冬用タイヤとは言え、やはり怖いです。

そ~ろりそ~ろりと、轍を辿りながらの、Uターンでした。

 

 

 

 

おまけ。

先日の宝恵駕籠の時の写真です。

坂東三津五郎さん、もと阪神、オリックス監督の中村勝広さんは、

舟乗り込みで、出発会場に登場です。

 

 

 

 

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十日戎 その2(本えびす・・・宝恵駕籠行列  1月10日)

2008-01-12 09:40:35 | 写真短歌・写真俳句

 

宝恵駕籠(ほえかご)や浪速芸妓の気概なり

 

大阪にはミナミと北と呼ばれる繁華街があります。

古くから、ミナミの芸妓さんたちは、十日戎の日には、晴れがましく着飾って、

駕籠に乗り、今宮戎神社にお参りしたそうです。

その流れから、今日では、著名な芸能人や、スポーツ関係者も加わって、

宝恵駕籠(ほえかご)行列が伝統的な行事として行われているのです。

「ほえかご!ほえかご!」という掛け声をかけながら、練り歩きます。 

 

 

行列の主役は、何と言っても艶やかな芸妓さんたちです。

 

そして今年はこんな人も。

歌舞伎の坂東三津五郎さんです。

 

 

 

 福娘と目と目交わして福届く

やっぱり私はこちらがいいです。

カメラを構えている私に気がついて、

しかっり目線と微笑を送ってくれました。

幸せ~。

 

 

店街の願い預かり初戎

行列は、ミナミの商店街を練り歩きます。

各商店街の願いを託された、娘さんたちが、

駕籠に乗って花を添えます。

 

 

 

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