廃屋に朽ちる車や 風寒し
前回に続いて、過疎化する故郷の点景です。
耕す人老いて朽ちゆく冬の畑
最近まで、年老いたおばあさんが、這いつくように耕作していた畑。
このように朽ちていっています。このような田畑が、どんどん広がっています。
白いのは、降った霰です。
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廃屋に朽ちる車や 風寒し
前回に続いて、過疎化する故郷の点景です。
耕す人老いて朽ちゆく冬の畑
最近まで、年老いたおばあさんが、這いつくように耕作していた畑。
このように朽ちていっています。このような田畑が、どんどん広がっています。
白いのは、降った霰です。
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老い独り住む家寂し冬枯れ木
昨年12月の作品を、発表の機会を逸したまま今日に至りました。
過疎が進む故郷の情景を、少し悲しい怒りの意を込めて詠んでみました。
(写真句は、実家近所での作品です)
福井県は、住みよい県のランクでは上位にあるとされる県ですが、
我が故郷の越前市、実家のある地域では過疎が進ん出います。
そして、私の母も含めて、高齢者の一人住まいが増える中、
高齢者対策が不毛、土・日には、通るバスもなく、
病院に行くにも手段がないという有様です。
高齢者は、勝手に朽ち果てろというのでしょうか。
廃屋の背戸の南天過疎の風
この家に独りすんでいたお婆さんには、
子どもの頃の私は随分可愛がっていただきました。
亡くなられ、廃屋になって、永い年月を経ています。
そもそも、安直な市町合併を進め、武生(たけふ)市という、
歴史的名を地図から消したのも、今の市政。
それで住民福祉が向上したのならまだよしとしよう。
後退してどうするんだ!!
それでも愛する我が故郷です。
故郷で母はただ独り、今日83回目の誕生日を迎えました。
次回へ続きます。
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我が街の母なる川に抱かれて
しばし憩えよ冬の同胞(はらから)
安威川は、我が街の母なる川。
同じくこの川を寄る辺とする冬の渡り鳥は、
私たちの同胞とも思える大切な仲間。
冬の間ゆっくり憩う場であって欲しいと願っています。
ホームページ関連記事
http://toshikama.hp.infoseek.co.jp/04aigawafuyudori01.html
から13ページあります。ご覧ください。
今日もまた定位置に佇ち青鷺は
沈思黙考行者の如く
いつも同じ場所に青鷺がじっと佇むのです。
まるで、沈思黙考の哲学者か行者のように。
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睦まじく毛繕いする日向ぼこ
わが茨木市を流れる安威川。
グリコ・森永事件の発端となった、江崎グリコの社長が、
作業小屋に監禁されていたあの川です。
毎年、冬になると渡り鳥がやってきて羽根を休めます。
以前に撮った鳥たちの写真に句を添えてみました。
ホームページ関連記事
http://toshikama.hp.infoseek.co.jp/04aigawafuyudori01.html
から13ページあります。ご覧ください。
冬日和 皆遊ぼうよらんららん
ユリカモメです。楽しい舞を見せてくれました。
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木々いまだ冬の眠りの深けれど
目覚めを告げて蝋梅の咲く
皆さんから蝋梅の便りがどんどん届いていますが、
私の近所には蝋梅がみあたりません。
ロウバイした結果、昨年までに、
勤務していた学校で撮影した写真を
引き出してきました。
この短歌も、ホームページ掲載のものです。
蝋梅の香も届けたし君のもと
これは、ホームページ掲載の写真に、句を添えました。
蝋梅の、甘い香りをあなたに届けたいのですが・・・・。
川柳
医師不足タライ屋儲かる救急医療
狂歌
最近の受けない芸の二本立て タライまわしと偽装マジック
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一鉢のキルタンサスの花増えて
近隣家庭に広がりてあり
何年か前に妻がいただいてきた一鉢のキルタンサス。
これがどんどん増え、毎年株分けをし、お隣や近所に
お分けし、広がっています。
花乏しき季節に淡き色添えて
キルタンサスは今盛りなり
花が少なくなるこの時期に、淡いピンクの花は、
華やかさを添えてくれています。
<一句紹介>
元旦や今日のいのちに遭う不思議
先日、法事で帰省した。妻の里の
お寺の門の掲載された句です。
法事の、法話をされた、若い住職の
創作だそうです。
早速、法事の宴席で話が盛り上がり、
酒を酌み交わしながら、句の談義をしました。
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南天の実の赤きにも御仏の
慈悲ありと見ゆ冬の嵯峨野は
以前に生徒たちと、嵐山・嵯峨野散策時のものです。
ホームページから出してきて句と和歌を添えました。
古いネガからの取り込みです。
古都の宴舞い艶やかに都鳥
これも以前に生徒たちと、冬の京都の嵐山嵯峨野を
散策した時の写真です。
写真は、古いモノクロネガから取り込んだものですので、
少し画質が落ちます。
ホームページの関係記事は http://toshikama.hp.infoseek.co.jp/00arashiyama01.html から7ページあります。
今日から法事のために留守いたします。
3~4日、お伺いできません。
ご承知のほど、宜しくお願いします。
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阪神淡路大震災の震災記念日に寄せて
今日1月17日は阪神淡路大地震の震災記念日です。
我が家も、あの朝、少なからぬ災害を受けました。
恐怖の記憶は、今も癒えません。
亡くなられた御霊の安らかなることを祈り、
震災へ備える気持ちを新たにしましょう。
ホームページの関連記事をご覧ください。
http://sky.geocities.jp/kama_trip/syashinntannka7syou04.html
名にしおはば一差し舞えよ都鳥
祇園舞妓は縁なき吾なれば
先日京都の祇園界隈を散策しました。
舞妓さんにも会いましたが、所詮、舞妓遊びには縁遠い身の程。
艶やかな舞を見ることもできません。
近くの鴨川でユリカモメ(都鳥)の舞を見て、ひと時を過ごしました。
我に寄り何を語るや都鳥
加茂の流れか都の風か
私がいるのにおかまいなく、一羽のユリカモメが近くへ来ました。
「お前は何を語りたいのだ?
加茂川の流れはに込められた
悠久の歴史か?京都の雅か?」
(ユリカモメは、京都では都鳥が似合います。鴨川もあえて加茂川としてみました。)
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雪見酒 ふと口をつくはるみ節
十日戎投稿で後回しになった、故郷の雪景色の作品です。
はるみ節とは、あの、都はるみの歌ですよ。
演歌とは縁遠い、鎌ちゃんの努力作です。
どの歌を想像されますか??
雪轍そろり辿りてUターン
1月3日、故郷からのUターン。
冬用タイヤとは言え、やはり怖いです。
そ~ろりそ~ろりと、轍を辿りながらの、Uターンでした。
おまけ。
先日の宝恵駕籠の時の写真です。
坂東三津五郎さん、もと阪神、オリックス監督の中村勝広さんは、
舟乗り込みで、出発会場に登場です。
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宝恵駕籠(ほえかご)や浪速芸妓の気概なり
大阪にはミナミと北と呼ばれる繁華街があります。
古くから、ミナミの芸妓さんたちは、十日戎の日には、晴れがましく着飾って、
駕籠に乗り、今宮戎神社にお参りしたそうです。
その流れから、今日では、著名な芸能人や、スポーツ関係者も加わって、
宝恵駕籠(ほえかご)行列が伝統的な行事として行われているのです。
「ほえかご!ほえかご!」という掛け声をかけながら、練り歩きます。
行列の主役は、何と言っても艶やかな芸妓さんたちです。
そして今年はこんな人も。
歌舞伎の坂東三津五郎さんです。
福娘と目と目交わして福届く
やっぱり私はこちらがいいです。
カメラを構えている私に気がついて、
しかっり目線と微笑を送ってくれました。
幸せ~。
店街の願い預かり初戎
行列は、ミナミの商店街を練り歩きます。
各商店街の願いを託された、娘さんたちが、
駕籠に乗って花を添えます。
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