鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

平野神社

2011-04-27 06:00:12 | 写真短歌・写真俳句

喧騒の絶えし社の花宴かな

先日、妻と、京都の平野神社で残り桜を見てきました。

平野神社といえば、知る人ぞ知る桜の名所です。

盛時には、大変な人出、喧騒だったでしょうが、

ソメイヨシノが完全に散ってしまっていたこの時期は、

すっかり人出は少なく、残りの八重桜などを、

ゆったり楽しむことができました。

 

修学の旅する子らや古都の春

修学旅行のシーズンで、いたるところで、

生徒のグループに出会いました。

幢舟さんの、しりとり五七五の参加句です。

落ちつきのなき鳥どちや春の昼 幢舟さん 

修学の旅の子巡る古都の春   鎌ちゃん

旅空にゐても春愁花の蕊   reiさん

 

 

 

「天国で役立ちたい」と逝きし春

スーちゃんの残した、声メッセージに感動して、一句追加しました。

自らの死に直面しながら、なお被災地の人々のことを思った、

彼女の、崇高な精神、心打たれます。

 

 投稿句有難うございました。

 長袖の昼の温さよみどりの日   よしさん

 

 

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追悼

2011-04-24 06:00:40 | 写真短歌・写真俳句

スーちゃんの訃報聞く朝木の芽冷え

元キャンディーズの田中好子さん(スーちゃん)が、

55歳の若さで亡くなりました。

キャンディーズを卒業した後も、女優として、

存在感を見せてくれていただけに悲しいです。

心からご冥福をお祈り致します。

 

その紅は生の残り香桜蘂

スーちゃんがまだ残り香を放ってくれているのでしょうか。

幢舟さんの、しりとり五七五の参加句です。

狂はずに散り終ひたる桜かな  ひよどりさん

その紅は生の残り香桜蘂   鎌ちゃん

紅の濃くなりて鎮まる落花かな   遊子さん

 

 投稿句有難うございました。

思い出が星となりにし空海忌   よしさん

 

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明日の晴れを

2011-04-22 06:00:43 | 写真短歌・写真俳句

リラ冷えの夜や明日の晴れ思ひ

被災地の方々に、明るい明日がやってきますようにとの

思いを込めて詠んでみました。

幢舟さんの、しりとり五七五の参加句です。

けふよりもあすを思案の桜かな   幢舟さん

リラ冷えの夜や明日の晴れ思ひ  鎌ちゃん

分かれ来て名もなき駅の夜の花  ひよどりさん

 

 

立ち尽くす恨みの春の大地かな

失われてしまった住み慣れた地に立ち尽くす、

被災地の方の思い、如何ばかりかと・・・・。

「立ち尽くす」を「立ちすくむ」にしようか迷った末、こうしました。

これも、しりとり五七五の参加句です。

重なりて立ち別れゆく桜かな  遊子さん

立ち尽くす恨みの春の大地かな   鎌ちゃん

紅に大地一面芝桜   ひっちさん

 

 投稿句有難うございました。

頬杖をついてしりとり裸の子   幢舟さん

 烏来て悪戯をする菊根分     よしさん

みどり児の指の先より春闌ける  タケウマさん 

 

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春深し

2011-04-20 06:00:13 | 写真短歌・写真俳句

蕗の薹酒一杯の切れのよさ

先日の帰省の際に、摘んだ蕗の薹で、蕗の薹味噌を作りました。

ほろ苦い味が何とも美味く、酒がすすみました。

 

春深く乙女もばあになりぬかな

いえいえ、決してどなたかの事を詠んでいるわけはなく、

この椿(乙女椿?)を詠んだのですよ。

先日見たら、すっかり茶色になって、縮んでいました。

幢舟さん宅のしりとり五七五に参加した句です。

花の宿ばあやの駅に降り立ちぬ   遊子さん

春深し乙女もばあとなりぬかな  鎌ちゃん

憂きことの重なり合うて春深む  幢舟さん

 

 投稿句有難うございました。

甘辛き天つゆ欲しき蕗の薹   麗門さん

幾重にも乙女椿の想ひあり  あかねさん

童等は数珠子を捧で突付くなり   よしさん

 

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IT句会参加句

2011-04-17 06:00:44 | 写真短歌・写真俳句

《春のIT句会参加句》

 〔花・桜〕部門

フリーズの心解(ほど)きて初桜

震災後の、フリーズした心を解くようにほころんだ

桜を詠んで見ました。

   ルフレママさん、yoshiyoshiさん、reiさん、

ルプママさん、幢舟さん

選句有難うごさいました。

 

 

 〔四月〕部門

四月や仮設住宅槌の音

  sakura008さん、あかねさん、選句有難うございました。

 

 〔当季雑詠〕部門

想い出は泥土に埋もれつくしんぼ

   きらりさん、臥竜さん、たんとさん、選句有難うございました。

/////////

なお、選句の詳細結果は、

こちら、タケウマさん宅でご覧ください。

 最後に、お世話になった、

タケウマさん、湘次さん、reiさん、あかねさん、ルプママさん、

どうも有難うございました。 

 

 投稿句有難うございました。

揺れてゐる日本の春が泣いてゐる   幢舟さん

休日の春は曙二合酒           よしさん

 

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故郷の句

2011-04-15 06:00:42 | 写真短歌・写真俳句

早も聞く蛙のとよみ故郷(さと)の夜

先日の帰省の時の句です。

早くも蛙の合唱を聞きびっくりでした。

( とよみ=響み)

 

 

鶯声の降りきて故郷(さと)の目覚めかな

窓の外の木々から、降るように聞こえる鶯の声に

目覚めさせられました。

・・・・・・・・

なお、今回の二枚の写真は、故郷のものでなく、

京都天龍寺庭園で撮ったものを使いました。

 

投稿句有難うございました。

まだ来ぬか壊れしままの燕の巣   よしさん

 

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震災ひと月

2011-04-13 06:03:04 | 写真短歌・写真俳句

時止まる如きひと月桜咲く

東日本大震災より一ヶ月が経ちました。

まるで、時が止まってしまったかのような現地の惨状です。

でも、季節は進み、桜が開花しました。

 

彼の北の地にいざ届け花便り

当市、桜公園での一枚です。

 

投稿句有難うございました。

役者とはかくもあれかし花大根  よしさん

 

 

《IT句会の選句のお誘い》

春のIT句会に、たくさんの句が寄せられたそうです。

タケウマさんのところで紹介されていますので、

よろしければ、選句にご参加ください。

 

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四月

2011-04-11 06:00:56 | 写真短歌・写真俳句

ゆきちやんがちよつとおませに一年生

親戚のゆきちゃんが、一年生になりました。

少しお姉ちゃんぽく、おませになりました。

 

 

少年の青年になり四月かな

近所の少年が、中学生になりました。

詰襟姿が凛々しく感じられます。

 

投稿句有難うございました。

紅貝を胸のポッケに確かむる   よしさん

 

《IT句会の選句のお誘い》

前回お知らせのIT句会には、たくさんの句が寄せられたそうです。

タケウマさんのところで紹介されていますので、

よろしければ、選句にご参加ください。

 

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ビオラ

2011-04-05 06:17:08 | 写真短歌・写真俳句

妖精のさんざめくごとビオラかな

我が家のプランターのビオラです。

 

言の葉や春日嬉しき五七五

ようやく、春らしい日和になって来ましたね。

元気を出して歩みましょうね。

 

《お知らせ》

明日4月6日より数日留守致します。

 

《春のIT句会》

大阪オフ会で好評だったIT句会が、

湘次さん、タケウマさん、ルプママさんの発案で

定期的に催していただけるそうです。

春のIT句会、

詳細は湘次さん宅タケウマさん宅でご覧ください。

 

 

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