鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

胃カメラ検査

2013-01-31 05:58:35 | 写真俳句

胃カメラを終へてひとまづ春待たむ

(いかめらをおえてひとまずはるまたん)

 検査の結果は、ちょっと気になるところがあるようですが、

組織の精密検査待ち、一週間。

 

 葉牡丹や疑心暗鬼が渦を巻き

(はぼたんやぎしんあんきがうずをまき)

 

胃カメラの写真に不安の材料があって、

医師の歯切れの悪さも気になり、

組織検査の結果が出るまで、疑心暗鬼が続きそう。

 

1月中のブログ作品を、

デジブックアルバムにまとめました。

宜しかったら、クリックしてご覧ください。

 

 投稿句有難うございました。

葉牡丹の冬をまとめて売る如し   よしさん

 

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寒満月、母米寿

2013-01-29 05:46:55 | 写真俳句

こうこうと空眠らせず寒満月

(こうこうとそらねむらせずかんまんげつ)

 1月26日の月、綺麗でした。

 

 春待ちて母は米寿となりにけり

(はるまちてはははべいじゅとなりにけり)

1月28日が母の誕生日でした。

 写真は園芸店で撮ったロムレアという花です。

 

 投稿句ありがとうございました。

治らずにとうとう追儺となりにけり        よしさん


IT句会・冬

2013-01-27 05:54:45 | 写真俳句

雪晴や休耕田も耕田も

(ゆきばれやきゅうこうでんもこうでんも)

このたび行われた、みんなのブログIT句会の参加句です。

残念ながら、無票でした。

 

遠汽笛郷はそろそろ雪の頃

(とおきてきさとはそろそろゆきのころ)

 3票いただきました。

春旭さん、れもんさん、viewさん有難うございました。

 

淑気満つ水琴窟の音澄めば

(しゅくきみつすいきんくつのおとすめば)

 1票いただきました。

れもんさんありがとうございました。

 

今回は予想したとは言え厳しい結果でした。

だんだん敷居が高くなっていきます(フ~~!!)

 

 投稿句有難うございました。

冬ざれや猫が尻尾を噛んでゐる    よしさん


雪こんこ

2013-01-25 06:00:06 | 写真俳句

人形笑む窓辺や外は雪こんこ

(にんぎょうえむまどべやそとはゆきこんこ)

 

泣き虫の撃たれて帰る雪礫

(なきむしのうたれてかえるゆきつぶて)

子どもの頃の自分を思い出して詠みました。

 

投稿句有難うございました。

裏塀で懸菜騒げる夜半であり   よしさん

 


冬の魔物

2013-01-23 05:44:24 | 写真俳句

峠路に雪を魔物と覚えけり

(とうげじにゆきをまものとおぼえけり)

正月帰省からのUターン時の句です。

凍結した道路で、スタッドレスタイヤでも滑って、怖い思いをしました。

慣れていても、なめてはいけませんね。

写真は、去年の正月の写真です。

この時は、全く問題なかったのですが・・・・。

 

雪降るや音なき音のセレナーデ

(ゆきふるやおとなきおとのせれなーで) 

 

投稿句有難うございました。

入り口も迷路となりし冬構    よしさん

 

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大寒京都駅

2013-01-21 05:37:19 | 写真俳句

大寒や京都の駅のゼロ番線

(だいかんやきょうとのえきのぜろばんせん)

 

大寒の北国行きの発ちにけり

(だいかんのきたぐにゆきのたちにけり)

 

 

投稿句有難うございました。

ちゃっきらこ踊りは続く浜の道  よしさん

 

      1月11日~12日のツイッター句をまとめました。

                         (一部省略、一部推敲)

    解き難き固き頭や鏡割                 虚と実のはざ間に生きて鏡割

    度し難き世への一激鏡割               まだ老えぬ気概一撃鏡割

    かくもまあひび割れし国鏡割               駄句詠みも席を賑わす初句会

    故郷の山河浮かべり初句会              かまくらのごとき愛車を掘り起し

    かまくらを作りわらべに戻りけり             腹黒き目に白鳥の白さかな

    白鳥の如き淑女の仮面かな             人知らぬ嘆きもあらむスワンかな

    陰日向なき白鳥の白さかな               餅花やミナミ芸者の宮参り

    子供らのけんけん遊び餅の花             閉ざされしシャッター数多餅の花

    女正月浪花をみなの姦しく               小正月じわり女の薄化粧

    絵馬堂の絵馬に睨まれ小正月            里人の三々五々とどんどかな

    雪掻きのつけは腰痛老いにけり           雪を掻く昔わらべでありにけり

    雪掻くや二(ふた)往復のバス通り          己が身の足らざるを知り雪を掻く

    教へ子の三十路迎えて阪神忌           それぞれに歴史刻めり阪神忌

    阪神忌戻る箱なき和人形                爪深き野島断層阪神忌

    霜焼や子らの写真のセピア色            霜焼けし心温めるコツプ酒

    霜焼や貧しき頃の子沢山                霜焼や戦後貧しく逞しく

    寒喰やコンビニ客に老いの増え            胃カメラの日まで十日余薬喰ひ

    寒喰ひやテロのニユースを聞きながら             薬喰ひ飲めず食えずの胃痛かな

    大寒や気象予報の禿げ頭                             栃若も柏鵬も逝き枯野道

    冬空の真青に大鵬翔ちにけり           大寒の散髪毛染めエステかな

 

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IT句会

2013-01-18 06:00:17 | 写真俳句

里人の終の住処や雪の積む

(さとびとのついのすみかやゆきのつむ)

遅くなりましたが、昨年末の「みんなのブログ」の

IT句会の作です。

気に入った句なんですが、無票でした。

 

屋根屋根に掛け合ふ声や雪下し

(やねやねにかけあうこえやゆきおろし)

五票いただきました。

tymadさん、法隆路さん、ビスケットさん、ルフレママさん、ルプママさん

有難うございました。

 

思い出し日記書き足す師走かな

一票いただきました。

tymadさんありがとうございました。

 

投稿句有難うございました。

雪掻いてはたと困りし捨て場かな    よしさん

 

《ただ今、「みんなのブログ」新春~冬の句会の募集中です》

こちらをご覧ください。

 

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小正月

2013-01-16 06:00:38 | 写真俳句

小正月詣る老躯の丸きかな

(こしょうがつまいるろうくのまろきかな)

 

持ち帰るどんど煙の匂ひかな

(もちかえるどんどけむりのにおいかな)

 どんど焼きの煙の匂いをたっぷり身につけて帰りました。

 

投稿句、ありがとうございました。

一寸の雪に出られぬ齢かな  よしさん

 

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帳綴、寒九の水

2013-01-14 06:00:22 | 写真俳句

帳綴や我慢我慢の老備へ

(ちょうとじやがまんがまんのろうそなえ)

昨年詠んだ句に写真をつけてみました。

「帳綴」・・・ 新年に商人が、その年新しく使う帳簿を綴じて 祝うこと。

一月四 日または十一日に行われる。

 

旧亭の古りしつくばい寒九水

(きゅうていのふりしつくばいかんくすい)

寒九の水といっても、この水は飲めませんが(笑)

 

投稿句有難うございました。

若者の袴すがたや猿回し   よしさん

 

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十日戎(宝恵駕籠行列)

2013-01-12 06:00:59 | 写真俳句

 いとさんの笑めば福来る戎駕籠

 (いとさんのえめばふくくるえびすかご)

 1月10日、大阪ミナミを練り歩く

十日戎の、宝恵駕籠行列を見てきました。

写真は、今宮戎神社の福娘です。

 

君のその素顔が福ぞ本戎

(きみのそのすがおがふくぞほんえびす)

 今年のお目当ては彼女、夏菜ちゃん。

でも、追っかけが多くて、駕籠の姿は、ついに撮れず。

一瞬近づいた時にパチリ。

 

二枚目が二枚揃ひて本戎

(にまいめがにまいそろいてほんえびす)

 

 ↓ こんな方々も

 

 賑賑と、今宮戎にお参りです。

 

投稿句有難うございました。

電線に凧残されて寂しかろ   よしさん

 

   今日は長い記事になりましたが、

        1月4日~10日のツイッターのつぶやき句をまとめました。

                                (一部省略、一部推敲)

    破魔矢持つ背広姿の男ぶり              破魔矢売る巫女の笑顔に射られけり

    教へ子のバイトの巫女や破魔矢買ふ        峠路に雪を魔物と覚えけり

    小寒やそこはかとなき今朝の夢           小寒や里に生き抜く野良親子

    小寒や隣家の外機音に覚め             朝卓に郷のお節の名残かな

    情深き越前をみな雪中花               寒鴉目線逸らして過ごしけり

    いや何と難しき世ぞ寒鴉                梢なる鳶と雀と寒鴉

    寒鴉の声に悪夢の覚めにけり             紅白の電波の塔に寒鴉

    石仏の赤き前垂れ寒の内               人日やじわり胃の腑の疲れ時

    人日や郷の私鉄の古電車               人日や鴉の今朝は遠慮がち

    人日や爪噛む癖の人想ひ               人日や小指の爪の伸びを知り

    人日や石牛さする治癒祈願              人日の夜に爪切る不吉かな

    添え生けし花萎れかけ松の明             松明のなほ凛として生けの松

    松明けてローに切り替ふ一歩かな          門前の人生訓や松明ける

    初写真婆の少女の如きかな              歯固に歯石のぽろりはずれけり

    歯固や野良はかりかり骨を喰み            歯固や仁王憤怒の形相で

    歯固や歯がゆきことの数多あり            歯固や阿形の狛の歯の古りて

    歯固めや歯ぎしりしたきこと数多           大判を担ぐ社用や戎笹

    福数多つけて重たき戎笹                おもしろうて後の自省や猿回し

    猿曳や己が来し道かくてあり              癌危惧の検査結果や冬ざるる

 

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