鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

卯月

2013-05-08 05:30:18 | 写真俳句

 

川渡る風や卯月の香となりて

(かわわたるかぜやうづきのかとなりて)

 

木漏れ日の陰濃くなりて卯月かな

(こもれびのかげこくなりてうづきかな)

ミズバショウ(?)の開きかけです。

敢えて「影」とせず「陰」としました。

 

《お知らせ》

5月9日から数日間留守します。

その間、訪問・コメントなどできませんので、ご容赦ください。

 

    5月1日から8日までの、ツイッターのつぶやき句をまとめました。

                            (一部省略、一部推敲)

    現世や勿忘草の人老いて             届けたき人ありわすれなぐさの歌

    老ふごとに勿忘草の名の悲し          口笛に“五月のばら”を奏でけり

    口笛の心地見山に青き踏む           キリシタン隠れの里や青き踏む

    路辺に佇つマリアの像や青き踏む       満たされて忘る憲法記念の日

    平和にて忘る憲法記念の日            憲法記念日忘れてならぬ歴史あり

    ひたひたと迫る軍靴や憲法日           失つてからでは遅き憲法日

    腹足りて忘る憲法記念の日             暮の春四季ある国に生きてをり

    明日思ひ得る幸せや暮の春            緑の日水ある星に生きてをり

    生命ある星に生きるや緑の日           また背丈少し縮みて子供の日

    夏立てば横になつてはをれませぬ        履き古りし運動靴や夏立つ日

    夏立ちて洗濯日和妻の留守           子供の日嫁いで母のゐざりけり

    水木花まだ見ぬ人にときめけり          ときめきの余力まだあり水木花

    石楠花や達磨が睨む勝尾寺           石楠花を辿る先なる多宝塔

    新緑の中に勝尾寺ありにけり            新緑の見山の里に遊びけり

    丹波路の緑の中を走りけり              新緑や初恋人の笑みに似て

    早緑の包める森の館かな              早緑の包む小人の館かな

    老い進む里を包みて若緑                            鰹潮未来見据える竜馬像

    領侵す外国船や青葉潮              黒船の来たる昔や青葉潮               

    青葉潮鯨漁師の太地かな            ジャスミンの夜闇に深む香りかな                

 

リンク→鎌ちゃんの写真短歌写真俳句アルバム