鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

帰省編(その3)

2013-05-21 05:25:52 | 写真俳句

笑み生けば憂き世の風も薫るらむ

(えみいけばうきよのかぜもかおるらむ)

帰省編の第3弾です。

何故か、故郷の我が実家が好きな野良、

時に、こうした表情を見せてくれます。

 

新樹光君の瞳に首つたけ

(しんじゅこうきみのひとみにくびったけ)

こんな瞳で見つめられると弱いです。

 

       5月9日~20日の、ツイッターつぶやき句をまとめました。

                        (一部省略、一部推敲)

      故郷へ向かふ朝や風薫る             薫風や土鳩の声に目覚めけり

      走り茶に語る薀蓄ひとくさり            虞美人草亥下に咲きし涙花

      虞美人草常世に結ぶ悲恋花           四面楚歌聞こゆ亥下や虞美人草

      鵜の一羽水面を叩き翔ちにけり         宮杜を棲家と集ふ川鵜かな

      待ち人やくるりと日傘落ち着かず        絵日傘や四条の橋の京美人

      絵日傘や裾の乱れも艶やかに          パラソルの下より伸びる脚美人

      約束の日傘を探す忍ぶ恋             絵日傘や蝶々夫人の住みし街

      虹鱒や醒ヶ井宿の地蔵川             虹鱒や希望の名前得て焼かれ

      虹鱒の陽に輝きて釣られけり           虹鱒や醒ヶ井宿の一夜酒

      さう言へば玉菜と言ひし祖母なりき       剥くほどに甘味の増せる玉菜かな

      虫食いの玉菜の美味き証しかな        山畑は遠くにありき玉菜穫り

      甘藍や陽と地の恵み包み込み         和せば成る玉菜の如き人世かな

      倹約に生きて玉菜の芯甘く            夏蜜柑ものぐさなりて食べもせず

      恋多き青春なりき夏蜜柑             通学のバスのときめき夏蜜柑

      老いてなほ純情自認夏蜜柑           面の皮の厚いあいつや夏蜜柑

      あまちゃんの演技溌剌夏蜜柑

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