鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

秋暑し

2017-08-30 15:55:54 | 写真俳句

投了の決めの一手や扇置く

(とうりょうのきめのいってやおおぎおく)

 

遠鐘を風に聞きつつ秋団扇

(とおがねをかぜにききつつあきうちわ)

 


草雲雀

2017-08-21 16:49:58 | 写真俳句

これよりは結界てふや草雲雀

(これよりはけっかいてふやくさひばり)

 

歩を止めばまた鳴き競ひ草雲雀

(ほをやめばまたなききそいくさひばり)

 

施設居の母の聞くやら草雲雀

(しせついのははのきくやらくさひばり)

 


墓参

2017-08-10 17:52:05 | 写真俳句

新秋や光あまねく光照寺

(しんしゅうやひかりあまねくこうしょうじ)

我が檀家寺、故郷の浄土真宗仏光寺派の光照寺の鬼瓦です。

 

恩讐の数多を越えて墓参かな

(おんしゅうのあまたをこえてぼさんかな)

高校から、母の連れ子として養子に入った我が家です。

冷遇されての怨みつらみはたくさんありますが・・・。


花火

2017-08-07 16:58:04 | 写真俳句

手花火の音符のやうに弾けけり

(てはなびのおんぷのようにはじけけり)

 立秋ですが、夏を惜しみ、夏の季語詠みました。

 

手花火の尽きて戻れる憂き世かな

(てはなびのつきてもどれるうきよかな)

 

潔く逝きしあいつや遠花火

(いさぎよくいきしあいつやとおはなび)

 写真はお借りしました。