鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

決断

2014-09-22 19:18:40 | 写真俳句

カンナ燃ゆ決断すべきことのあり

(かんなもゆけつだんすべきことのあり)

元句は、ツイッターの「穴惑ひ」の季題で詠んだものです。

いよいよ、母に決断を告げる時がやってきました。

「穴惑ひ決断すべき母のこと」

 

心すぐ揺らぎてしまふ秋桜

(こころすぐゆらぎてしまうあきざくら)

決断が今も揺らぎそうです。

しりとり五七五参加句。

「コスモス」につなぎました。

 

天高し老いの集ひて笑ひヨガ

(てんたかしおいのつどいてわらいよが)

先日、自治会の敬老の集いで、世話役で参加してきました。

笑いヨガ、ビンゴゲームなどで、楽しいひと時を過ごしました。

 

今月いっぱい、来月早々まで留守しますのでブログを休みます。

今回が、9月最後の記事となります。

皆様、よき月末をお過ごしください。


母の悲

2014-09-19 18:43:52 | 写真俳句

母のもう見れずや秋夕焼

(ははのもうみれずやさとのあきゆうやけ)

しりとり五七五参加句。

「夕焼け」につなぎました。

施設に入ったら、もうこの風景は見れないのかな。

 

秋寂ぶや病の床で手振る母

(あきさぶややまいのとこでてふるはは)

しりとり五七五参加句。

「手を振る」につなぎました。


稔り

2014-09-17 18:53:58 | 写真俳句

稔り穂の波と下り来る棚田かな

(みのりほのなみとおりくるたなだかな)

 

稲掛の香の芳しく里の風

(いなかけのかのかんばしくさとのかぜ)

 

稲穂垂る如くに母の老いにけり

(いなほたるごとくにははのおいにけり)

老い母に、施設入りを告げなければならない時が近づいてきた。

病院から帰れるものと思っている母を、どのように納得させるか。

つらい役目を背負ったものである。


敬老日

2014-09-15 18:22:59 | 写真俳句

曲がり角の先にときめき敬老日

(まがりかどのさきにときめきけいろうび)

老いても、ときめきを失いたくないですね。

見えない曲がり角の向こうに、どんなよいことが待っているんだろう。

そんなことを、NHKの「花子とアン」で、思わせてもらいました。

 

共白髪誓ひし秋やルビー婚

(ともしらがちかいしあきやるびーこん)

我が夫婦、9月15日、結婚40周年を迎えました。

 

激動の九十四年の秋思かな

(げきどうのくじゅうよとせのしゅうしかな)

山口淑子(李香蘭)さんのご冥福をお祈りいたします。


高齢・過疎

2014-09-12 18:38:33 | 写真俳句

廃屋の傾ぐ庇やちちろ虫

(はいおくのかしぐひさしやちちろむし)

 

廃小屋の朽ちし土塀や蔦かずら

(はいごやのくちしどべいやつたかずら)

 

秋愁や施設を探す親不幸

(しゅうしゅうやしせつをさがすおやふこう)

母のための介護付き老人ホームを探しています。

何しろ、心の準備が整わないままの急展開ですから、

申し訳なさと、後ろめたい気持ちで、気持ちが落ち込みます。

 

 


朝霧

2014-09-10 16:40:26 | 写真俳句

霧晴れてけふの日和の青きかな

(きりはれてきょうのひよりのあおきかな)

 

朝霧や村のはづれの地蔵堂

(あさぎりやむらのはずれのじぞうどう)

 

配達の霧の中よりぬつとかな

(はいたつのきりのなかよりぬっとかな)

 

 母の独居が困難になり、只今入院中。

その後の入所施設を探さねばなりません。

しばらくは、田舎との往来を繰り返しそうで、

ブログも休むことが多くなりそうです。


里の宮寺

2014-09-05 16:22:28 | 写真俳句

廃寺に残る仏堂法師蝉

(はいでらにのこるぶつどうほうしぜみ)

 

昼のなほ暗き宮杜ちちろ虫

(ひるのなおくらきみやもりちちろむし)

 

秋愁や心に巣食う天邪鬼

(しゅうしゅうやこころにすくうあまのじゃく)

 

急用で9月6日より、再帰省しますので、また数日ブログを休みます(疲)


草の花

2014-09-03 18:47:55 | 写真俳句

他人は他人自分は自分草の花

(ひとはひとじぶんはじぶんくさのはな)

 写真の植物は、ユーフォルビア(初雪草)です。

 

民草と言へど咲かしむ草の花

(たみくさといえどさかしむくさのはな)

 写真は、ハナスベリヒユ(ポーチュラカ)です。

 

8月の写真俳句を デジブックアルバム にまとめました。