鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

旧きを訪ね

2010-04-30 06:15:45 | 写真短歌・写真俳句

(いにしへ)の春を謳ふや大極殿

平城遷都1300年祭が、本格的に始まりました。

ブログ友のトッコさんの記事で、その様子が伝えられてきています。

今回は、その写真と、コラボさせていただいて、

雰囲気を味わわせていただきました。

詳しい様子は、こちらのトッコさんの記事でご覧下さい。

 

我が街の旧きを訪ね昭和の日

ようやく春らしい日和になり、誘われて、市内散策をしました。

大阪府茨木市は、かつて、片桐且元の居城があったところです。

現在の、茨木小学校付近にその城があり、

小学校の正門はその名残をとどめています。

写真は、茨木神社の東門ですが、

これは、その城の搦手門を移築したものです。

 

 投稿句有難うございました。

窓開くる今朝の空など夏の色    よしさん

安寧の 都もとめし 悲哀あり       百合庵さん

天平に想いを馳せる昭和の日     トッコさん

 

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野花

2010-04-28 06:30:40 | 写真短歌・写真俳句

ホトケノザ地の囁きを聴きたくて

 

木下闇胡蝶らんらん乱舞せり

シャガが美しい時期ですね。

別名、胡蝶花とも呼ばれるそうですが、群生する様は、

まさに蝶の乱舞を思わせます。

 

 投稿句有難うございました。

暗き日に枝差し伸べる油瀝青 (あぶらちゃん)  よしさん

 花の手が 虚空(そら)に届くと 囁きぬ       百合庵さん 

 

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道頓堀界隈

2010-04-26 06:15:16 | 写真短歌・写真俳句

行く春や辿る浪花の今昔

前記事と同じ、4月22日の撮影です。

道頓堀にある、くいだおれビルには、

懐かしい大阪の写真が、所狭しと展示されていました。

この場面は、古いフィルムが交錯しているように思えましたので、

こんな句を添えてみました。

 

春の宵人待ち顔の佇ちにけり

法善寺横丁を一歩出たところに、こんなものを見つけました。

実際には「春の宵」でなく、真昼なのですが、

ストロボ効果で、こんなイメージになりました。

 

 投稿句有難うございました。

浮世絵に 想い念ずる 架けごろも    百合庵さん

葱の花曲がったことが大嫌い                 よしさん
 

 

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春雨

2010-04-24 06:55:01 | 写真短歌・写真俳句

雨一日 春はずぼらをかましをり

「ずぼらをかます」なんて、大阪弁?河内弁?

不明な言い回しですみません。

でも、今年の春は、ずぼらしていると思いませんか?

早く、本格的な春を味わいたいですよね。

撮影は4月22日です。

 

春雨や濡れて道頓堀(とんぼり)戎橋

とにかく、雨の多い今年の春。

さすがに、道頓堀も戎橋も、人出は少ないようでした。

 

 投稿句有難うございました。

乗っ込の鮒泡を追うて出る             よしさん

ずぼらこき 春眠きめこむ 昨日今日    トッコさん

とん面で 図星かわして ふぐの春  百合庵さん

 

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春ランラン

2010-04-22 06:45:49 | 写真短歌・写真俳句

葱坊主我も歌はむ青春歌

葱坊主が、大きな声で歌っているように見えます。

今週は、カラオケ教室の友達とのカラオケ、

ブログ友とのカラオケと、歌う機会が一杯です

 

春ランラン同じ顔して咲きにけり

近所のお宅のチューリップをちょいと拝借

 

 投稿句有難うございました。

春の夢サラサーテにて閉じにけり    よしさん

 チューリップ 君にささげる 春の歌    トッコさん

 

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桜散る

2010-04-20 07:35:27 | 写真短歌・写真俳句

桜散る世の煩悩を預かりて

少し以前に遡って、我が市の桜公園での桜です。

桜の散る姿・・・・それは、人の世の煩悩を

すべて引き受けてくれているかのようにも思えます。 

 

花散りて水のゆるると流るかな

これをもって、今年の桜の記事を、終わりとします。

 

 投稿句有難うございました。

二人静一人静を見下ろせる              よしさん

 見上げればひもとく花のひとしずく   百合庵さん

 

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花筏

2010-04-18 07:14:19 | 写真短歌・写真俳句

混沌の世を生きるかな花筏

散った花弁が、澱んで様は、いかにも、

現在の世情を表しているように見えまして・・・・・。

 

現身であれば苦もあり花筏

水面に密集した花弁の写真を加工してみたら、

こんなのが出来ました。

句との関連は、あまり詮索されないほうがよいかと・・・。

 

 投稿句有難うございました。

御仏を大の字で見る独り寺           よしさん

花銀河  多重にうずまく我がこころ    百合庵さん 

 

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新入生

2010-04-16 06:24:39 | 写真短歌・写真俳句

ランドセルが並んで行くよ一年生

ピカピカの一年生。

中には、ランドセルが歩いているような子もいます。

 

新社員清しき風の吹き抜けり

街中では、真新しいスーツをまとった、新社会人にも出会います。

清清しくていいですよね。

一年生、みんな頑張って!!

 

 投稿句有難うございました。

母の手を離そうとせる新入子    よしさん 

 

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琵琶湖疏水(インクライン)

2010-04-14 07:10:45 | 写真短歌・写真俳句

運命(さだめ)てふレールに乗りて啄木忌

今回は、琵琶湖疏水インクラインの桜です。

インクラインは、琵琶湖疏水を航行する舟が、

上れない急な坂を、貨車で引き上げた線路の跡です。

 

切れ切れの君の想ひ出花の陰

今は、両側を、桜並木が続いて、京都の桜のスポットになっています。

このように、台車に乗せて、引き上げられたのです。

前回記事の疏水を、平安神宮方面に向って撮影しました。

 

 投稿句有難うございました。

阿国忌や夜明けの早き頃となり   よしさん

次の駅めざし桜も咲き並ぶ      百合庵さん
  

 

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琵琶湖疏水の桜

2010-04-12 06:15:22 | 写真短歌・写真俳句

はるばると疏水や京の花巡り

琵琶湖から京都に引かれている琵琶湖疏水の一部です。

このように、野を越え、山を越え、はるばる流れてきています。

琵琶湖疏水の桜を集めてみました。

 

花満つる 人の貧しき心かな

平安神宮鳥居前の疏水です。去年の撮影したものを使いました。

 

 投稿句ありがとうございました。

腎臓を病みし如くの八重桜     よしさん

 花筏かくれんぼする池の鯉      ヨーコちゃん

  水面ゆく 花ひとひらの 後を追う  百合庵さん 

 

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