鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

秋の団扇

2015-08-30 16:29:34 | 写真俳句

大法螺も味なる人や秋団扇

(おおぼらもあじなるひとやあきうちわ)

こういう人って得ですね。人徳だな。

 

団塊のまだ盛りかな秋団扇

(だんかいのまださかりかなあきうちわ)

団塊の走りとしてあやかりたいが・・・。

 


秋の雷

2015-08-26 16:41:58 | 写真俳句

教室にひと時波瀾秋の雷

(きょうしつにひとときはらんあきのらい)

教師現役時代の思い出です。

適当な写真がありませんので、ヒオウギの花に登場してもらいました。

 

居眠りの子への一喝秋の雷

(いねむりのこへのいっかつあきのらい)

自分の授業の下手を棚に上げ、よく雷を落としたものです。

 


地蔵盆

2015-08-24 18:44:48 | 写真俳句

戦争が世にある不思議地蔵盆

 (せんそうがよにあるふしぎじぞうぼん)

 戦争だけでなく、殺伐とした世の中です。

 2度と戦争がない世、命が大切にされる世になって欲しいものです。

 

弾け散る幸せなんて遠花火

(はじけちるしあわせなんてとおはなび)

幸せが弾け散らないように、平和な世であって欲しいものです。

 


故郷路

2015-08-22 16:57:55 | 写真俳句

かなかなと郷の四方山暮れにけり

(かなかなとさとのよもやまくれにけり)

先日の帰省の時の作品です。

 

猪鹿の夜は闊歩す里路かな

(いのしかのよるはかっぽすさとじかな)

故郷では、家の近所まで、イノシシが荒らし回っているようです。

 

      8月11日~20日のつぶやき句を、34句にまとめました。

    あどけなき少年兵やいぼむしり          螳螂の斧とならんか民の声

    腕白のちゃんばらごっこいぼむしり       押して引く恋の手管や秋の波

    秋の波何かせねばと昏れにけり        秋涛や北前船を偲ぶ浜

    迎へ火を灯す人なき里家かな          教え子の訃報届きし門火かな

    呼び戻せないことの数多に門火かな     あるなしの風に揺れゐる門火かな

     産土の気比の松原秋の波          有り難きけふの命や蓮の飯

    またひと日いただく命蓮の飯          仏壇より手伸びる気配蓮の飯

    蓮の飯ひもじき戦後たりにけり         無き風に揺るる灯明魂祭

    若僧の澄める読経や魂祭          手土産は皆の息災送り盆

    恋の日は甘く閉ぢ込め花氷          初恋の若き写真や花氷

    送り盆孫に手を振るホームかな       送り盆三途の川の老船頭

    野仏に風のそよげる素秋かな        なが芋を掘りたる先のマグマかな

    なが芋や直にはいかず人の生        なが芋の齧るすねなき養子かな

    鯊船の孫子三代和す日かな         鯊釣りの薀蓄垂らすばかりかな

    鯊釣りの残る熱りや舫い船           清原も桑田も老いぬ二つ星

    二つ星友また二人召されけり          コウノトリ発ちし夜空や二つ星

    ふるさとの闇こそよけれ二つ星         二つ星今宵も帰る独り部屋

 

 


新涼

2015-08-20 17:06:41 | 写真俳句

故郷の縁賜る西瓜かな

(ふるさとのえにしたまわるすいかかな)

先日の帰省の時に、ご近所からいただいた西瓜です。

「白山(しらやま)西瓜」と言って、この地白山地区の特産。

石垣島に住む歌人、俵万智さんも、一時、越前市に住んでおられたので、

今も、知人から、白山西瓜が送られてくるそうです。

 

新涼や池の底より主の鯉

(しんりょうやいけのそこよりぬしのこい)

 


残暑

2015-08-18 16:25:47 | 写真俳句

盆踊りこんな世の中へのかっぱ

(ぼんおどりこんなよのなかへのかっぱ)

♪ 踊る阿呆に~~ ♬ の心境です。

 

老いたねと妻のひと言秋暑し

(おいたねとつまのひとことあきあつし)

最近、よく言われるんです。

 

お尋ね)

陽だまりさのブログへのコメント欄にたどり着けません。

どうしたら、行き着けますか。


送り盆

2015-08-16 15:13:23 | 写真俳句

ご先祖の加はる酒宴盂蘭盆会

(ごせんぞのくわわるしゅえんうらぼんえ)

無住の実家では、この酒宴は

過去のことになってしまいましたが・・・・。 

 

浄土への道にぎにぎと送り盆

(じょうどへのみちにぎにぎとおくりぼん)

 

燈明の名残りの揺れや送り盆

(とうみょうのなごりのゆれやおくりぼん)