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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

棚田の畦を補修する

2018-12-19 | 水辺環境の保全
 関係者誰もが知る越境行為ではあるが主権の主張はしないから紛争の種にはなっていない。どちらかと言えば、言わなくとも「水系と環境保全」に役立っているのである。
 一応は断りと了解を得た上での作業だけれど、越境してまでも作業を行わないと小生の領分の崩壊につながる。「水系」とはかように分断管理出来るものではない。

 凍結前に一通り、畦や堤の補修をしておきたくて手をだしたけれど水域内には立ち込まず、長柄のジョレンで泥上げして盛った。ジョレンを打ち込み泥を引き上げる一連の作業は、シャベルで行う作業より格段に早く身体に優しい。これもジョレンの柄を長くしてある事に依り、通常の長さだと立ち込み作業にならざるを得ないし、動作の流れとしても負担が大きくなる。

 講釈はともかく池の下手側、つまり下棚側だけに泥を盛った。上棚側は威之志士様の掘り返しで既に泥濘状態で畦の痕跡も無いけれど、越流や決壊の恐れは構造上、全く発生しないから今回はパスした。と言うより「業を煮やした上に根負け」なのだ。整えたくても小生一人工、向こうは数十猪力で夜討ち朝駆けでは太刀打ちできるはずも無し…。

 一通り、泥を盛ってみれば見た目にも安心感が出た。喫水線ギリギリに減った高さが10㎝でもかさ上げされると見た目だけとは言え安定感は大きく向上する。まあ、そうは言っても独りよがりには違いない。

 水際は散々の手太楽       ➡