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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

上の池のオーバーフロー補修

2018-12-03 | 水辺環境の保全
 上の池のオーバーフロー部の改修を企てオーバーフロー部の下手に土嚢を積み上げ土砂堆積を試みたけれど何時の間にか水抜けが発生して頓挫したままだった。ズガニやイモリ、サワガニなどの水辺の生物が好んで生息する環境でもあるから生物的漏水は当たり前でもある。

 漏水を防止し水位の安定を図りたいため土嚢を積み上げては見たものの、この土嚢を動かして水位を下げられる事態が続くに及んでは、オーバーフロー部の長さを長くして安定させないと水深を維持できなくなってしまう。カワセミが飛来するようにもなって採餌場にもしたいし、水鳥の飛来環境も維持したい。とはいうものの直接的な担当範囲で無いだけに進捗は難しい面がある。
 補修や保全、創出労力は越境作業者の小生に依存されていても、最終的の意向や判断は勢力圏の主に仰がねばならない。ここがどうにもならない泣き所である。

 池に流入する土砂の堆積を防ぎたくて沈砂水路を提案したが「猪が崩すから…」と否定的で、既に猪は堆積土部分で跋扈している。優先順位が分からないのはどうしょうもない。
 水鳥の飛来環境を維持したくても池の周囲に植えたコナラが高くなって、カモ類などにとって着水出来ても急上昇しないと飛び立てない環境になってしまった。小生的には池の周囲の木立を除伐し湯飲みの中のような空間をすり鉢状にしたくても勢力範囲で無いから手が出せないのだ。こういうところに入り混じって「里山保全」を行うネックがある。
 これが嫌だから外れれば水系は維持できず、まあ、「貧乏人のカラス金」みたいなもんだろう。

 さて愚痴はそれとして補修は水が溜まらなくなった窪みの清掃をし基盤層と土嚢の間の漏水部を崩して固め、ようやく水が溜まり始めたが、まだ漏水は続いている。この窪みに堆積土を投入すれば漏水は止まると思ったけれど甘かった。
 窪みの容積は1,5立方m程度と踏んだのだが一輪車20杯程度を投入しようやく土嚢の高さまで来た。この高さだとオーバーフロー部の高さより低く、もう一段、土嚢を積み上げる必要があるのだが、その前に漏水個所を何とかしたい。投入した土砂が落ち着くまでしばらくは作業中止であるが凍結期がすぐそこなので、「再開は花だよりと共に」なんて、少しはロマンチック仕立てに考えよう…。
 漏水部はオーバーフロー部の土嚢を支えている丸太ダムの底部にあるのは予想できているが、この丸太を引き上げるのは楽ではない。堆積土を一輪車二杯丸太ダムの空間に吸い込ませて見たけれど、これでは埒が明かないようである。

 漏水を止めた ➡   1日目 ➡   2日目