goo blog サービス終了のお知らせ 

トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

小春日和

2009-11-24 | 小父のお隣さん

 巡回の途中、水溜りを飛び越えようとしたらオオスズメバチが飛び上がった。水を飲んでいたらしいが一目で「女王蜂だ!」と判る大きさだった。不意打ちを喰らったのは小生も同じで、ビックリして刺されるのを一瞬覚悟したが一瞥もしないで直ぐ横の草の上に着地した。

 そうなると「接近して激写!」なんて良からぬ煩悩がムクムクと湧き上がってくる。結局、1メートルほどのところまでカメラを近づけたが、それ以上は無理だった。

 緩慢な動作なら最接近も可能と理解はしているが、相手は最強生物だからやはり怖い。今回も飛翔音が静かだった。働き蜂や春先の越冬明けの体と異なり、栄養も手入れも性能も格段に規格が良好な機体でいるのだろう。

 穏やかな小春日和だったから陽だまりで昼飯を食べていたらイトトンボが飛んでいる。アキアカネも「ブブッ」と音が聞こえたと思うと帽子や肩に止まってくる。原っぱを見ればシジミチョウやタテハチョウが飛翔していた。最高予報気温18度の日中では結構昆虫の姿もあるものだ。

Photo_4  Photo_5  Photo_6

Photo_7 カメラ10cmまで接近できた。カメラの撮影限界距離。


光条の沢

2009-11-24 | 今日は真面目に

1Photo 2Photo_2 3Photo_3

 23日、未明までの降雨でフイールドは濡れて危ないから休日と決めていたが、陽射しが回復し穏やかな日和になったので「巡回だけ!」と出かけてしまった。

 定例会の日(21日)、侵入竹の除伐を行った斜面の反対側、北向き斜面に光が届いていた。まだ一部だけに過ぎないが、一角が風穴ならぬ光穴が開いたことで来春以降の植生の回復が期待される。

 それまでには尾根の東西の除伐面積も拡大するだろう。小雪の弱い日差しの光条を見ていると心温まるものがあるし、「もっと光を」と言って息絶えた偉人がいたが「もっと光を」と求めていた瀕死の林床に光を届けられるのは幸せでもある。

 結局、小春日和に誘われてトレイル脇の侵入竹の除伐を昼過ぎまでやってしまった。さてさて、何からも誰からも期待もされていない人生の日々とはこんなものだ。