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あんまり期待しないで葛やカナムグラやイタドリに覆われた中を覗いた。思わず「ムヒッ
」である。出歯亀さんもそうだったのだろうか。そこで一句!
『教室で文読み沈む先生のスカート覗く名前出ぬ奴』
そういえば「こちら出歯亀派出所」とかいうような漫画か番組があったような気がする。世も太平だ。
範囲が広かったので鎌を取ってきて刈払った。二ヒロ以上に渡って発生していた。今回は蔓草を刈り払ったから、素手で傘の部分だけ収穫したのだが、終わってみると手首から肘まで引っかき傷だ。棘の傷はヒリヒリして痛いのだ。それはともかく乾燥させてみることにした。
さて、手首から肘の部分はなんと言うのか辞書を引いたが「一の腕」も「二の腕」もおんなじだった。誤用が定着したのだそうだ。そういえば「一の腕」なんて聞いたことが無い。てっきり「一の腕」でよいと思ったのだが、キノコのお陰で秀才にナレタ。「ナレタケ」のお陰である。
郷里の好物「アマンダレ」は「ナラタケ」とネット検索でズラズラ出てきたが、発信元はほとんど郷里を中心とした越後であった。この呼称は地方名か。
しかし採集したのがナラタケで同じものだとすると得心がいかない。変異は大きいと聞いていたが郷里で食べたのは小さめのものが多かったし生で見ていないから何とも言えないのだが。
このキノコが「ナラタケ」かどうかも怪しくなった。でもねえ、農林事務所の元技官が採集している所に出くわして、レクチャーを受けたのだから大丈夫でしょう。駄目だといわれても昨年から今年も胃袋に収まっているんだし・・・
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