goo blog サービス終了のお知らせ 

トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

衣装も様々

2009-10-14 | 小父のお隣さん

Photo_3  カラスザンショウにアゲハの幼虫を見つけた。何令に相当するのか体長は4cmほどになっている。

 春に移植して2mを超える高さまで育ったカラスザンショウだが、幼虫がここまで育ったのは初めて見たのだ。周囲を点検してもこの一個体だけであったが蛹まで成長して来春に飛び立って欲しいと、少々感情移入してしまう。

 なんたって「俺が植えたので育った」なんて煩悩のチラリズムが止まないから。自然界では生きることも悟ることも難しい。

Photo_4   Photo_5

 不如帰の花の花粉を集めに来たマルハナバチを撮ろうと顔を近づけて「ギョッ」とした。ウミウシかナマコか、そんな幼虫が目の前にいたのだ。「あーっルリタテハ」と直ぐに名前が浮かんだが信頼性は薄い。不気味と言えば不気味だが良く見ると造形は精緻でアバンギャルドだ。

 個体で少し体色が異なるのがいたが、これは普通のことなのかどうか小父さんは知らない。


自首します。私もやりました。

2009-10-14 | 番外編

 「御用だ!」とのっけから崖っぷちになってしまいそうだが、表記はどうも「自書しました」の誤用?誤記?みたい。どうもこの頃危ない。母語の使い方が乱れてきた。

 何を思ったか「歌会始詠進歌応募要領」が新聞に掲載されたその日、その気になって歌を詠んでしまったのだ。応募の要領に「毛筆自書」があって「もうー必自書かよー」と、これが最大の難関だった。

 結局、子どもが学校で使用していた習字セットを貰って習字教室に通う羽目になってしまったのだが、半世紀ぶりに毛筆を使って自書した。もう自首する気分である。

 しかし応募歌は一首のみ。9月の末週までウダウダしてようやく自書して一首応募したのだが、今頃どこでどうしているやら・・・。きっと読めない文字なんだろうなあ。

 さて、応募しなかった残りの7首は次の通り。先生がいるわけでもなくブログを見れば一目瞭然、素人作であるが、私的には「よく出来たなあ」とご満悦なのである。でも、応募した歌が良くできた歌なのかどうかは全くわからない。しかしささやかで密かな楽しみは続くのだ。

『葦原の荒れた棚田に早苗植え田まわりすれば蛍は光る』

『見上げれば両手広げるそのままに光戻りし林床は萌え』

『林床に光届けば湯気立ちて飛天のごとく舞いて昇りぬ』

『木漏れ日は光にあらずこの森を満たす魂なり命の糧ぞ』

『見つめれば明治生まれの父の顔時代の光額に深し』

『視野覆う照葉を刈りてすがすがし杉の林に光も風も』

『孟宗に蹂躙されし暗き森光戻りて風また渡る』