カラスザンショウにアゲハの幼虫を見つけた。何令に相当するのか体長は4cmほどになっている。
春に移植して2mを超える高さまで育ったカラスザンショウだが、幼虫がここまで育ったのは初めて見たのだ。周囲を点検してもこの一個体だけであったが蛹まで成長して来春に飛び立って欲しいと、少々感情移入してしまう。
なんたって「俺が植えたので育った」なんて煩悩のチラリズムが止まないから。自然界では生きることも悟ることも難しい。
不如帰の花の花粉を集めに来たマルハナバチを撮ろうと顔を近づけて「ギョッ」とした。ウミウシかナマコか、そんな幼虫が目の前にいたのだ。「あーっルリタテハ」と直ぐに名前が浮かんだが信頼性は薄い。不気味と言えば不気味だが良く見ると造形は精緻でアバンギャルドだ。
個体で少し体色が異なるのがいたが、これは普通のことなのかどうか小父さんは知らない。