人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

小林壱成、佐々木亮、笹沼樹、清水和音によりドヴォルザーク「ピアノ四重奏曲第2番」、シューマン「3つのロマンス」「幻想曲集作品73-1」を聴く ~ 第38回芸劇ブランチコンサート

2022年10月20日 07時01分18秒 | 日記

20日(木)。山形県鶴岡市に単身赴任している息子が誕生祝に地元の冷酒を送ってくれました 400mlの小瓶3本セットなので3種類の味が楽しめます 誕生日は先週でしたが、ありがたくいただきます

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2839日目を迎え、韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮が18日午前10時ごろに東西両岸から合計250発余りの砲弾を発射し、海上の境界である北方限界線(NLL)付近に着弾したと公表した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     北朝鮮は最近 ミサイルと砲弾の在庫一掃セールをやってるみたいだ まだ在庫ある?

 

         

 

昨日の夕食は「あごだし寄せ鍋」にしました 2日連続 鍋です 前日はモツ鍋でしたが、昨夜は海老やタラが中心の寄せ鍋です🦐 一段と寒くなってきた夜は日本酒と鍋料理ですね

 

     

     

〆はうどんです 2人で1人前で十分でした

     

 

         

 

昨日、東京芸術劇場コンサートホールで第38回芸劇ブランチコンサートを聴きました プログラムは①シューマン「3つのロマンス 作品94」、②同「幻想曲集」作品73-1、③ドヴォルザーク「ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 作品87」です 演奏はヴァイオリン=小林壱成(東響コンマス)、ヴィオラ=佐々木亮(N響首席)、チェロ=笹沼樹(カルテット・アマービレ)、ピアノ=清水和音です

 

     

 

今回も1階席を中心に良く埋まっています 1時間強のコンサートで、この出演者で、2400円は格安です お客が入らないわけがないですね

1曲目はシューマン「3つのロマンス 作品94」です この曲はロベルト・シューマン(1810ー1856)が1849年に作曲したオーボエ(またはクラリネット、ヴァイオリン)とピアノのための作品です 第1曲「速くなく」、第2曲「素朴に、心より」、第3曲「速くなく」の3曲から成ります

清水和音のピアノ伴奏により小林壱成のヴァイオリンがロマン溢れる演奏を展開します 私は特にメロディーの美しい第2曲が印象に残りました

2曲目はシューマン「幻想曲集」作品73-1です この曲はシューマンが1849年に作曲したクラリネット(またはヴァイオリン、チェロ)とピアノのための作品です 第1曲「やさしく、表情豊かに」、第2曲「生き生きと軽快に」、第3曲「急いで、情熱をもって」の3曲から成ります

清水のピアノ伴奏により笹沼樹がチェロを演奏します 笹沼を身近で見るのは初めてですが、かなり背が高くてビックリしました 笹沼は電子楽譜を使用しますが、譜面台に置かず、直接床に立てかけていたのに またビックリしました 演奏に入りますが、笹沼のチェロは明るく伸び伸びとした演奏で、流麗な音楽が泉のように湧きあがりこんこんと流れていきます シューマンが最初からチェロとピアノのために作曲したかのように自然の流れを感じます 素晴らしい演奏でした

幕間のトークでは、小林と笹沼が小学校4年生の頃からジュニア・オーケストラで一緒に演奏してきた同級生だったことが明らかにされました また、次の曲に関連して、清水は「ピアノ四重奏曲とピアノ五重奏を比べると、五重奏はピアノと弦楽四重奏団の組み合わせにより比較的簡単に組み合わせが出来るが、ピアノ四重奏の場合は3人の弦楽奏者を一人ひとり集めなければならない 今回はヴィオラの佐々木亮さんを中心に組んだ」と説明しました なるほどと思いました すでにコンビネーションが出来ている「カルテット」から3人だけに出演を依頼するのも気が引けるかもしれません

 

     

 

3曲目はドヴォルザーク「ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 作品87」です この曲はアントニン・ドヴォルザーク(1841ー1904)が1889年に作曲、1890年にプラハで初演されました 第1楽章「アレグロ・コン・フォーコ」、第2楽章「レント」、第3楽章「アレグロ・モデラート、グラツィオーソ」、第4楽章「アレグロ・ノン・トロッポ」の4楽章から成ります

小林のリードで演奏に入ります 第1楽章はドヴォルザークらしい力強い民俗的な音楽が聴かれます 第2楽章は冒頭の笹沼の独奏チェロが抒情的な演奏を展開し、聴衆を魅了しました 第3楽章はテンポが大きく動き変化に富んだ演奏が繰り広げられます 第4楽章は情熱的な音楽と哀愁漂う音楽が交錯し、ドヴォルザークらしさが垣間見られました

幕間のトークでは、この曲を演奏するのは清水が2度目、笹沼が初めて、佐々木は何度も経験済みとのことでしたが、4人のアンサンブルは見事でした

 

     

 

ところで、演奏とは何の関係もありませんが、自席の近くに熱狂的な拍手をするアラフォー(?)の女性がいて、ひときわ目立っていました 演奏者が登場する時、演奏が終わった時、両手を額の上まで挙げて他の誰よりも大きな音を出して拍手をしていました 私は一瞬、金正恩を讃える北朝鮮の人民や、今流行りのいかがわしい宗教の信者を思い出しました それと同時に、あれほど熱狂的な拍手を浴びたら、演奏する側としては嬉しいこと限りないだろうな と思いました あの女性のように、世間を憚ることなく自分の気持ちを素直に行動に表せる人は素晴らしいと思います


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