人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

大掃除の効用~3.11大地震の名残り,いまに

2011年12月30日 06時20分58秒 | 日記

30日(金).昨日は午前中から大掃除に取り掛かりました まず,すべての窓ガラスの外側と内側をきれいに拭き,次に台所周りを整理しながら掃除しました.どの家庭でも同じだと思いますが,ガスレンジ周りの油汚れ落としは一苦労ですね.今年は,ここ数年まったく手を付けていなかった賞味期限切れの缶詰類を大量に処分しました.中には90年代の物もあり,自分でもびっくりしました その後は,リビングの整理で手一杯でした.息子がトイレを掃除して見違えるようにきれいにしてくれたので「これから絶対良いことがあるぞ」と誉めておきました.

まだまだ,風呂場,玄関,廊下,洗面台,自分の部屋,身の回りの書類整理,1年間のコンサートのパンフレットの整理などが残っているので,すでに身体中が痛いのですが,息子に手伝ってもらいながら,これから大掃除第2弾に取り掛かります

ところで,リビングのソファーをどかして掃除機をかけようとした時,何かが引っかかりました.何とCD4枚がソファーの裏側に落ちていました.3月11日の大地震のときに落ちてそのままになっていたようです

4,000枚のCDの大半は廊下に並んでいるCDラックに収めてありますが,入りきれないCDをリビングのあちこちのCDラックに入れています.このうち,あの日落ちていたCDはすべて拾い上げて,もとの棚に収めたのですが,目に付かなかったCDがそのまま放置されていたようです 可哀想なことをしたのは,すべてヴィヴァルディのCDで,3枚が「四季」(ナージャ・サレルノ・ソネンバーグ盤,ファビオ・ヴィオンディ盤,カール・ミュンヒンガー盤),もう1枚がイ・ムジチの「9つの弦楽器のための協奏曲集」です

ヴィヴァルディの「四季」といえば「イ・ムジチ」といわれたほど,イ・ムジチの演奏がこの曲の定番だった時期が長く続きました.明るく,流麗な,まさにイタリアを意識させる演奏は,耳に心地よく響きました 私も例外なく,イ・ムジチがこの曲の第一人者だと信じて疑いませんでした.

ところが,ある日1枚のLPレコードに出会いました.それはカール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団による「四季」でした.最初この演奏を聴いたときは「何だ,これは」と異様に感じました.それは流麗なイ・ムジチとは対極にあるゴツゴツして四角張った,時代に取り残されたような演奏だったのです.ひとことで言えば,イタリア対ドイツの対比です.ところが,聴き進んでゆくにしたがって,新鮮味さえ感じるようになり,この演奏が大好きになりました

それ以降,何種類もの「四季」のCDが世に出ましたが,”時代遅れで無骨”なミュンヒンガーの演奏が今なお,私のベストです

 

           

 

 

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2 コメント

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最初のアルバム (なかた)
2012-01-01 02:48:52
私が生まれて初めて購入したLPは。カラヤン指揮、ベルリンフィルの「四季」です。
これってかなり変わってますよね~。
ジャケットがかなりおしゃれで、りんごで四季を表していました。ジャケ買いです。
カラヤン先生ですので、大疾走でございました。懐かしい。聞いてみたいです。
良いお年をお迎え下さい。
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今年もよろしく! (tora)
2012-01-01 09:29:43
なかたさん,あけましておめでとうございます
カラヤンの「四季」のLP,懐かしいですね.持っていませんが良く覚えています.今年もよろしくお願いいたします
返信する

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