人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東京藝大モーニング・コンサートでニールセン「フルート協奏曲」(宮川彩音),ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」(白瀬元)を聴く

2017年07月28日 07時54分07秒 | 日記

28日(金)その1.わが家に来てから今日で1031日目を迎え,稲田朋美防衛相が辞任する意向を伝えたというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       イナダはワラサ⇒ブリになる成長魚だから 後で久しブリに復帰すれば,許されたら

 

                                           

 

昨日,夕食に「ハッシュドビーフ」「生野菜とツナのサラダ」を作りました   午前11時から上野で,午後3時半から川崎でコンサート(とリハーサル)があるので,午前中に作りましたが,もう大変でした

 

     

 

                                           

 

昨日,午前11時から東京藝大奏楽堂で第9回藝大モーニング・コンサートを,午後3時半からミューザ川崎で東京フィルのリハーサル,午後7時から本番のコンサートを聴きました   ここでは,藝大モーニング・コンサートについて書きます

プログラムは①ニールセン「フルート協奏曲」,②ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番変ロ長調」です   ①のフルート独奏は宮川彩音,②のピアノ独奏は白瀬元,管弦楽=藝大フィルハーモニア管弦楽団,指揮=迫昭嘉です

 

     

 

全席自由.最近は1階13列12番かその前後席がマイシートになりました   いつも通り会場は結構入っています

オケの配置は左から第1ヴァイオリン,第2ヴァイオリン,チェロ,ヴィオラ,その後ろにコントラバスという いつもの編成です

1曲目は1865年 デンマーク生まれのニールセン作曲による「フルート協奏曲」です   この曲は1926年に作曲されました.第1楽章「アレグロ・モデラート」,第2楽章「アレグレット」の2つの楽章から成ります

演奏者の藝大4年生・宮川彩音さんのプログラム・ノートによると,ニールセンは親しかったコペンハーゲン管楽五重奏団のメンバー全員のために5つの協奏曲を書く約束をしていたそうですが,この「フルート協奏曲」と「クラリネット協奏曲」(1926年)を完成したところで1931年に死去したとのことです  あとはホルン,オーボエ,ファゴットの協奏曲でしょうか

宮川さんが淡いピンク,ブルー,イエローの横ストライプの明るい衣装で登場し,ステージ中央にスタンバイします   藝大教授・音楽学部長の迫昭嘉氏の指揮で第1楽章が開始されます   目まぐるしく変転する曲想を聴いていると,デンマークというよりもフランスの”エスプリ”を感じます   フルートのカデンツァは超絶技巧です.タンギングが難しそうですが,宮川さんは難なくクリアします

第2楽章ではティンパニやヴィオラ,そして,バス・トロンボーンとの掛け合いが聴かれますが,なかなか面白い曲です   ニールセンと言うと「不滅」というイメージがありますが,こんなに楽しい曲を作っていたのかと感心しました   宮川さんの演奏は立派でした

 

     

 

2曲目はベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番変ロ長調」です   この曲は1786年から1795年にかけて作曲されました.出版順で第2番になりましたが,実質的には最初のピアノ協奏曲です   第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」,第2楽章「アダージョ」,第3楽章「ロンド,アレグロ・モルト」の3つの楽章から成ります

藝大3年生,長身の白瀬元君がピアノに向かい,迫氏の指揮で第1楽章に入ります.白瀬君のカデンツァは聴かせました   全体を通して聴いた印象は,やはりベートーヴェン最初のピアノ協奏曲ということで,ハイドンの影響が強く感じられます   まさに”古典”を感じさせる堂々たる音楽ですが,まだまだ超個性のベートーヴェンには至っていません

白瀬君に求めたいのは他の人にない”個性”です.これからの活躍を期待したいと思います

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