人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

伊藤亮太郎 ✕ 佐々木亮 ✕ 香月麗 ✕ 清水和音でモーツアルト「ピアノ四重奏曲第2番」、ハイドン「ピアノ三重奏曲第25番”ジプシー・ロンド”」他を聴く ~ 芸劇ブランチコンサート

2021年06月24日 06時55分14秒 | 日記

24日(木)その1.わが家に来てから今日で2357日目を迎え、東京都は23日、妊娠の可能性があるとしていた上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」が同日未明に2頭を出産したが、名前は一般公募にするかを含め まだ決まっていない  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     暗い話題ばかりの世の中に生まれたから「シェイシェイ」と「ペイペイ」はどうよ

 

         

 

昨日、夕食に「トンテキ」「生野菜サラダ」「卵スープ」を作りました   これまで塩コショウの味付けによる「豚肉のソテー」を作ったことはありますが、砂糖、醤油、味醂、オイスターソース、生姜、ニンニクのタレで焼いた「トンテキ」は今回が初挑戦です レシピ通りに作れば何とか美味しく出来るものです

 

     

 

         

 

昨日、午前11時から芸劇で「ブランチコンサート」を、午後7時から「新日本フィル室内楽シリーズ」を聴きました ここでは東京芸術劇場コンサートホールで開かれた「第30回 芸劇ブランチコンサート ~ 古典派こそクラシック」公演について書きます

プログラムは①ハイドン「ピアノ三重奏曲第25番 ト長調 ”ジプシー・ロンド” 」、②ベートーヴェン「弦楽三重奏曲第4番 ハ短調 作品9-3」、③モーツアルト「ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493」です 演奏はヴァイオリン=伊藤亮太郎(N響コンマス)、ヴィオラ=佐々木亮(N響首席)、チェロ=香月麗、ピアノ=清水和音です

 

     

 

会場は通常配置ですが7割くらい入っていると思われます 確かに1時間強のコンサートで2,400円は魅力です

1曲目はハイドン「ピアノ三重奏曲第25番 ト長調 ”ジプシー・ロンド” 」です この曲はフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732‐1800)がロンドン滞在中の1794~95年に書かれたと見られています 「ジプシー・ロンド」の愛称は、第3楽章「ハンガリー風ロンド」に基づいています 第1楽章「アンダンテ」、第2楽章「ポーコ・アダージョ」、第3楽章「ハンガリー風ロンド:プレスト」の3楽章から成ります

伊藤のヴァイオリン、香月のチェロ、清水のピアノによる演奏です。本シリーズ初登場の香月麗(かつき・うらら)は愛知県出身、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを修了。2017年第86回日本音楽コンクール第1位を受賞 現在ローザンヌ高等音楽院大学院で研鑽を積んでいます

全楽章を通じて聴いた印象は、3つの楽器が良く溶け合って美しく響いていたということです 伊藤のヴァイオリンが抜群に巧いのは言うまでもありませんが、香月のチェロが控えめながらもしっかりと存在感を示していました

演奏後、進行役兼任の清水氏が香月さんにインタビューしましたが、清水氏はいつものようにモゴモゴトと早口で喋るので半分以上は聴きとれません それでも何とか聴きとれたのは、香月さんに対して「現在は男性の若手チェリストは結構いるけれど、女性の若手はあまりいないので、売り出すチャンスかもしれない」と話していたことです 伊東裕、伊藤悠貴、佐藤晴真・・・と挙げていくと確かにその通りだと思います きっと売れると思います

2曲目はベートーヴェン「弦楽三重奏曲第4番 ハ短調 作品9-3」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770‐1827)が1797年から翌98年にかけて作曲した3つの弦楽三重奏曲のひとつです 第1楽章「アレグロ・コン・スピーリト」、第2楽章「アダージョ・コン・エスプレッシオーネ」、第3楽章「スケルツォ:アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ」、第4楽章「フィナーレ:プレスト」の4楽章から成ります

伊藤、佐々木、香月の3人による演奏ですが、ベートーヴェンの宿命の調性「ハ短調」を反映したシリアスで悲劇的な性格が良く表れていました 弦楽だけの三重奏ということで、あまり面白みがないかな・・・と思いましたが、そんなことはなく起伏に富んだ魅力的な曲でした 演奏した3人に共通しているのは「われが われが・・」という自己主張の強さがなく、お互いの立場を尊重しながらアンサンブルを重視する姿勢が見られる点だと思います

 

     

 

最後の曲はモーツアルト「ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493」です この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756‐1791)が出版商のホフマイスターの依頼で1786年にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのために作曲した作品です 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「ラルゲット」、第3楽章「アレグレット」の3楽章から成ります 

4人の演奏で第1楽章に入りますが、愉悦感に満ちた明朗な音楽が奏でられます 4人とも肩の力が抜けた柔軟な演奏で、アンサンブルが見事に揃っています 第2楽章は穏やかでとても良い演奏です 第3楽章は愉悦感に満ちたピアノから入りますが、終始ピアノが活躍します。弦楽器対ピアノの饗宴が楽しめました

 

     

 

演奏終了後、帰りがけに10月以降の「ブランチコンサート」のチケットを3回分購入しました。下のフライヤーにある通り、どの回も充実のプログラムです

 

     

     

 

この後、一旦自宅に戻り一休みしてから夕食を作って食べ、次の会場、すみだトリフォニーホール(小ホール)に向かいました 「新日本フィル室内楽シリーズ」については「その2」をご覧ください


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