人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

青山真二監督・多部未華子主演「空に住む」観る 〜 両親を交通事故で亡くしタワーマンションの高層階で暮らす若き女性と猫の物語

2021年06月10日 07時01分20秒 | 日記

10日(木)。わが家に来てから今日で2343日目を迎え、米NBCユニバーサルは7日、東京五輪を計7千時間にわたって放送すると発表したが、親会社のコムキャストは国際オリンピック委員会(IOC)に対し、東京までの4大会で43億8千万ドル、さらに32年までの6大会で76億5千万ドルを支払う契約を結んでいる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     これだからIOCは オリンピックや〜めた と簡単に言えないんだな 金まみれの五輪

 

         

 

昨日、夕食に「ひき肉と野菜のドライカレー」を作りました 久しぶりに作りましたが、何回食べても飽きません

 

     

 

         

 

昨日、早稲田松竹で青山真二監督による2020年製作映画「空に住む」(118分)を観ました

郊外の小さな出版社に勤める直実(多部未華子)は、両親の急死を受けとめきれないまま、叔父夫婦(鶴見辰吾・美村里江)の計らいでタワーマンションの高層階で暮らし始める 長年の相棒である黒猫ハルや、気心の知れた職場の仲間に囲まれながらも、喪失感を抱え毎日を浮遊するように生きていた そんなある日、彼女は同じマンションに住む人気俳優・時戸森則(岩田剛典)と出会う 彼との夢のような逢瀬に溺れていくが、それに比例するようにハルの具合が悪くなり、獣医からはストレスが原因だと言われる 直実は、仕事と人生、そして愛の狭間で揺れ動くが、葛藤の末に時戸森則にインタビューをし、彼の生きる上での哲学を語らせ、それを書籍として出版することを決意する

 

     

 

この映画は、作詞家の小竹正人の同名小説と、原作とともに誕生した「三代目」の楽曲「空に住む」の世界観をもとに、現実と夢の間で葛藤しながら新たな人生を見い出していく女性たちを描いた作品です

タイトルの「空に住む」は、タワーマンションの高層階の部屋から窓外を見た直実が「まるで空に住んでいるみたい」と呟くところからきています 交通事故で死んだ父親が生前、直実のことを「まるで雲のようなやつだ」と叔父に語っていたという思い出話が出てきますが、空に浮かぶ雲のような存在の直実が、落ち着くべきところに落ち着いたといったところでしょうか また、雲のように掴みどころのない直実の精神状態を表しているかのようでもあります 彼女は結局、時戸に捨てられてしまいますが、そのまま泣き寝入りすることなく、彼の内面を抉り出すべく果敢にインタビューをします それは彼との逢瀬の間にかまってあげなかったために死んでしまったハルへの贖罪の気持ちから出たものです 人間は生きていく上で「何かを得るためには、何かを失っている」のかもしれません しかし、いつまでも喪失感に浸っているわけにはいかない 希望をもって前を向いて生きて行こう、という監督のメッセージが伝わってくるような作品でした

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