人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

外山雄三氏死去 / オーガスティン・フリッゼル監督「ネバー・ゴーイン・バック」 & ショーン・ベイカー監督「レッド・ロケット」を観る / toraブログのトータル閲覧数が800万PVを超える

2023年07月14日 06時56分39秒 | 日記

14日(金)。わが家に来てから今日で3104日目を迎え、代表作「管弦楽のためのラプソディー」でも知られる世界的な指揮者・作曲家の外山雄三さんが11日、慢性腎臓病のため長野県の自宅で死去(享年92歳)した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     20年6月に新日本フィルを指揮したベートーヴェン「第7番」は素晴らしかった

 

         

 

昨日、夕食に「アスパラ、ベーコン、ポテト炒め」「生野菜とツナのサラダ」「冷奴」「白舞茸の味噌汁」を作りました 「アスパラ~」は初めて作りましたが、美味しく出来ました

 

     

 

         

 

昨日、早稲田松竹で「ネバー・ゴーイン・バック」と「レッド・ロケット」の2本立てを観ました

「ネバー・ゴーイン・バック」はオーガスティン・フリッゼル監督による2018年製作アメリカ映画(86分)です

アンジェラ(マイア・ミッチェル)と親友ジェシー(カミラ・モローネ)は高校を中退し、兄やその友人と共同生活を送っている ダイナーでウエイトレスのバイトに明け暮れても極貧生活からは抜け出せないが、アンジェラはジェシーの誕生日に1週間のリゾートビーチ旅行をプレゼントするため、家賃に当てるはずのお金で2人分のチケットを購入する 不足分の家賃を稼ぐため2人はバイトを増やしていく。その矢先、自宅に突然強盗が入る騒ぎが起こり、やってきた警察が部屋にあったドラッグを発見し、兄のせいで2人は逮捕され刑務所に入れられてしまう 果たして2人は憧れのリゾートビーチに行けるのか

 

     

 

本作は俳優オーガスティン・フリッゼルが自身の実体験をもとに脚本を執筆し、長編初メガホンを取った作品とのことですが、かなりぶっ飛んだ”実体験”だと驚きます

登場人物で唯一まともな神経の持ち主はバイト先の黒人店長だけという、病んだアメリカ社会の実相を反映しているかのような映画です 2人の会話は下品で態度は最悪です 最終的に2人は、同居人の働くカフェの金庫から札束を略奪して、溜まった家賃と旅行費用に充てることに成功します たいていのガールズ・ムービーは少女の成長物語を描きますが、この2人はまったく成長しません そこがこの映画の大きな特徴です

 

         

 

「レッド・ロケット」はショーン・ベイカー監督による2021年製作アメリカ映画(130分)です

物語の舞台は2016年のアメリカ・テキサス。「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」ポルノ俳優だったが、今は落ちぶれて無一文のマイキー(サイモン・レックス)は、故郷のテキサスに舞い戻ってくる そこで暮らす別居中の妻レクシー(ブリー・エルロッド)と義母リルに嫌われながらも、何とか彼女たちの家に転がり込んだが、17年間留守にしていた故郷に仕事はなく、昔のつてでマリファナを売りながら糊口をしのいでいた そんなある日、ドーナツ店で働く17歳の少女ストロベリー(スザンナ・サン)との出会いをきっかけに、マイキーは彼女をポルノの女王に仕立て上げようと夢見るようになる

 

     

 

主人公マイキーを演じるサイモン・レックスは、過去にポルノ出演経験があり、その映像が露出したことで一時舞台から姿を消していたこともあるそうです 口八丁手八丁で17歳の少女を口説き落とすところは職業的経験のなせる業か また、ストロベリーを演じたスザンナ・サンはベイカー監督が映画館でスカウトしたとのことです 17歳にしては十分に大人で経験豊富なドーナツ店員を演じています

ところで、この映画で唯一許せないストーリー展開があります

マイキーは隣家に住むロニーの運転する車に乗って出かけます 途中でマイキーが急に「右に曲がれ」と指示を出したことにより、20台以上の車が玉突き衝突を起こし大事故になります 2人は無事でしたが、責任逃れから逃走します マイキーはロニーに「いいか、おれは一緒に乗っていなかった。運転していたのはお前だ。分かったな」と言い聞かせて別れます その夜、警察がやってきてロニーを逮捕します。ロニーの弁護士は「すべての責任はロニーにある」と声明を発表します それをテレビで見ていたマイキーは自分に罪は問われないと大喜びします

これでは、ロニーが浮かばれないでしょう マイキーが急に右折を指示しなければ事故は起こらなかったのです。マイキーは共同正犯と言うべきでしょう

映画のラストは、マイキーがレクシーや仲間から なけなしの金を巻き上げられ、歩いてストロベリーの家の前に行くと、ドアからセクシーなストロベリーの姿が現れるというシーンですが、あれは現実ではなくマイキーの見た夢だったのだと思います

 

     

 

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コメント
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