人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ルネ・クレール監督「ル・ミリオン」(4Kデジタル・リマスター版)を観る ~ 「世の中お金がすべてじゃないけど、あった方がありがたい」

2022年05月11日 07時17分24秒 | 日記

11日(水)。一昨日、ロシアにおける「対ドイツ戦勝記念日」を祝う大規模軍事パレードの映像をテレビで観ていて、気がついたことがあります それは、プーチンの「戦勝記念日 万歳!」の掛け声に応えて、若い兵士たちが一斉に「ウーラ(万歳)!」と叫ぶシーンです どの若者も恐ろしいほど同じ顔をしていました わざわざ同じような顔の若者を揃えたのか、と思うほど同じ顔でした これには既視感があります。そう、北朝鮮の軍隊です。皆同じ顔をしています 全体主義国家の軍隊はみなこうなのだろうか

ということで、わが家に来てから今日で2677日目を迎え、北朝鮮中央通信は10日未明、金正恩朝鮮労働党総書記が9日付で、ロシアのプーチン大統領に、対ドイツ戦勝記念日を迎えたことに関し「国の尊厳と平和、安全を守るためのロシア人民の偉業に固い連帯を送る」と祝電を送った  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     独裁者仲間からの数少ない祝電だから プーチンは感激しただろう 冷凍庫で保存か

 

         

 

昨日、夕食に「牛カルビとにんにくの芽炒め」「生野菜サラダ」「冷奴・ウニ醤油かけ」を作りました 牛カルビはタレがとても辛かったです 料理は甘くないですね

 

     

 

         

 

昨日、新文芸坐でルネ・クレール監督による1931年製作フランス映画「ル・ミリオン」(83分・白黒:4Kデジタル・リマスター版)を観ました

 

     

 

パリのアパルトマンで暮らす借金まみれの画家ミシェル(ルネ・ルフェーブル)と、その婚約者でオペラ座ダンサーのベアトリス(アナベラ) ある日、ミシェルの友人プロスペールが彼に宝くじの当選を知らせに来る ミシェルはその宝くじを古い上着のポケットに入れていたのだが、上着はひょんなことからベアトリスから泥棒集団の首領チューリップ親父の元へ、さらにニューヨークからやってきたオペラ歌手の舞台衣装へと渡って行ってしまう かくして、ミシェルとプロスペールはお互いに上着を奪還すべくドタバタ騒動を繰り広げる

 

     

 

本作は、フランスの名匠ルネ・クレールが「巴里の屋根の下」に続いて監督したトーキー第2作で、宝くじの当たり券を巡って繰り広げられる大騒動を描いたミュージカル喜劇です

歌や台詞の入るシーンと、サイレント映画のような演技だけのシーンとが混在して物語が進んでいきますが、その撮り分けが見事です また、場面転換のテンポがよく、喜劇ならではの楽しさが際立っています モノクロですが、4Kデジタル・リマスター技術により鮮明で美しい画面が再現されています

最後に「世の中、お金がすべてじゃないけど、お金はあった方がありがたい」と歌われますが、まったくその通りです 身の回りに戦争の脅威がないこと、心身ともに健康であること、生活に困らないお金があること・・・これが一番大切です

 

     

コメント
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