27日(金)。わが家に来てから今日で1679日目を迎え、10月末の欧州連合(EU)離脱を前に、英国のジョンソン首相が5週間の議会閉鎖を試みたのは「違憲で無効」とする24日の最高裁の決定を受け、英議会が25日に再開されたが、議場に立ったジョンソン氏は「国家的な論争をしている時に、本質的な政治の問題について意見した最高裁は間違っている」と述べ、司法の判断を批判した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
三権分立を唱えたジョン・ロックを生んだ英国でそんなこと言ってて良いのか?
昨日、夕食に「肉野菜炒め」と「中華スープ」を作りました 肉野菜炒めは久しぶりに作りましたが、何とか美味しく出来ました
来年2月2日(日)午後2時から第一生命ホールで開かれる「エルデーディ弦楽四重奏団 ~ベートーヴェン充実の中期とモーツアルト純化の晩年Ⅱ~」の公演チケットを取りました プログラムは①ドホナーニ「弦楽四重奏曲第3番イ短調作品33」、②モーツアルト「弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K.589 ”プロイセン王第2番”」、③ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第11番ヘ短調作品95”セリオーソ”」です
昨日、神楽坂のギンレイホールでフランク・デュボスク監督・脚本・主演による2018年フランス映画「パリ、嘘つきな恋」(108分)を観ました
ジョスラン(フランク・デュボスク)はパリの大手シューズ代理店で働くビジネスマン イケメンで金持ちなので女性にモテるが、恋愛に求めるのは一時的な楽しさだけ、という軽薄な男 ある日、ひょんなことからジョスランが車椅子に乗っていると、偶然美しい女性ジュリーと遭遇する 彼女の気を引くために「自分は車椅子生活だ」と、とっさに嘘をついてしまう すっかり信じたジュリーが彼に紹介したのは姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)だった。車椅子生活を送りながらもヴァイオリニストとして世界中を飛び回り、快活でユーモア溢れるフロランスと出会い、ジョスランは本気で恋に落ちる 2人はデートを重ねお互いに惹かれていくが、ジョスランは本当のことは打ち明けない。一方、フロランスも彼に出会った時から隠し事があった さて、二人の恋の行方はいかに
監督・脚本のうえ主演を務めたフランク・デュポスクはフランスの人気コメディアンとのこと それだけに”笑いのツボ”を心得ています ただ、フロランスが車椅子でパラリンピック並みのテニスをするシーンがありますが、プロのヴァイオリニストは怖くてあそこまではやらないでしょう
フロランスがヴァイオリニストだと知ったジョスランが、彼女を知るためグーグルに「クラシック」「ヴァイオリン」と打ち込んでエンターキーを押すと、なぜかバッハ「ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041」の第1楽章「アレグロ・モデラート」が流れてきます ほんの10秒ほどそれを聴いたフロランスはノート・パソコンを閉じて こう言います。「ピーターと狼だろ」。ここで、館内はドット笑い声が起こるはずですが、ここは普通の映画館。一人静かに苦笑しました
ジョスランがコンサートに出演するという情報を得たフロランスは、偶然を装ってコンサート会場に車椅子で駆けつけますが、その時に流れたのはヴェルディのオペラ「運命の力」序曲です 先行きの分からない二人の運命を切り開くかのように決然と鳴り響きます 次にステージに車椅子のフロランスが現われ、オケをバックにヴァイオリンのソロを弾きます。曲はアルビノーニの「アダージョ」です そこまでは良いのですが、途中が省略され、フィナーレは何故かメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の第3楽章の終曲で盛り上がって曲を閉じました まったく正反対の曲想じゃん ここで私は、再び一人静かに苦笑しました 一流のフランス人コメディアンの一流のジョークと受け止めることにしておきました
正直に言って、思っていたよりもずっと面白い映画でした