ローライ35系が溜まっているのでもう少し続けます。このブラックモデルは#31701XXとジャーマニーだけども初期ではない個体。外観にへこみは無いですが、潔い良いくらい全く動かない。このくらい動かないと気持ちが良いよね。巻上げ出来ない、シャッター下りない、シャッターダイヤルにメーター指針が連動しない等々・・
Cdsは汎用に交換されている。地板は傷だらけ、→レリーズレバーは動かない、→リンケージは固着している。
ユニットを分離しました。いじり回されて固着しているという状態。スイスの都市の販売店シールが貼ってありますので、海外で分解修理? を受けたものと思われますが・・
電池表示プレート(PX13)の両サイドが腐食していることからもこの個体は電池の液漏れを起こして、それでCdsがダウンし各部までガスによる軽微な腐食が伝わって最終的に不動となったものですね。各部を修復して地板をダイカスト本体に組み込みました。シボ革が汚れ放題であった前カバーを洗浄して取り付けます。
これで正常な状態に戻りました。現在PM10時を過ぎました。目が見えないので今日は終わります。
低速側のシャッタースピードとBがコントロールされない。原因はアンクルの固着です。画像は正常に作動しているところ。
洗浄、レバーアテの熱カシメ、メーター窓の研磨接着をしたトップカバーを取り付けます。
次はシャッターとレンズ。後玉に外周クモリがありましたが清掃できれいになりました。
予め前面プレートとコントロールリングに付いた古い接着剤を清掃してあります。前玉の清掃をしてヘリコイドグリスを塗布で取り付けます。
なぜかチャージレバー表面が削られています。意味ないと思うけどなぁ? 外国の方のすることは理解出来ません。
どうしても動きたくなかったみたいな個体でしたが、残念でした。調子良く動くようになりました。